[はじめに] これまで使用していたインクカートリッジ(C1823D)に,『(2)「インクを詰め替えてみたけれど………。」』 の「詰め替えインクの残り」を再び補充しました。方法を変えた今回は,しばらくはうまくいったように見えたのですが,やはりだめでした。この経過について,ご報告致します。 なお,『(2)』をまだ読んでいない方は,先にそちらを読んで下さい。 [使用した主なもの] ・詰め替えインク : SEPOMs REFILL INK (下:JHI-823P3,セポム) ・プリンター : HP DeskJet 720C (HEWLETT PACKARD) ・インクを補充したインクカートリッジ : HP C1823D (HEWLETT PACKARD) (「イエロー」のインクがなくなってから,2週間以内のもの) ・Scotch クリアーテープ (住友スリーエム,ポリプロピレン製,アクリル系粘着剤使用) ・精密ピンバイス(1.0mmドリル装着) [実際に行った作業] 1.空気孔の栓を押し落とす 既にインクボトルの口に穴が開いていて,インクボトルが使えない場合には,硬くて細い棒状なもので,慎重にゆっくりと行います。 ![]() これは,カートリッジ内の内圧を,外気圧と同じにするための,空気穴です。 ただし,この穴が元の空気孔に近すぎると,インクを注入するときに,ここからインクが直接漏れ出てくることがあります。 3.インク色を確認し,インクを注入する まず,インクカートリッジを『台の縁』に置きます。(カートリッジのプリントヘッドがどこにも接触しないようにする。) このとき,写真のように,元の空気孔の方が 2.で開けた穴より少し上になるようにします。(自然にそうなるでしょう。) 次に,インクボトルの口を元の空気孔に差し込み,インクを注入します。この際,『ちょっとずつ』入れていきます。ドリルで開けた穴からインクがあふれそうになったら止めます。 4.元の空気孔を下のようなテープで塞ぐ ![]() カートリッジ内の乾燥を防ぐためです。なお,テープを重ねているのは,粘着剤がインクに混入しないようにするためです。(心配し過ぎか?) ![]() カートリッジ内の乾燥を防ぐためです。ただし,完全に塞いでしまうと,内部の圧力上昇によりインクが漏れる,などの『事故』 が起きる恐れがあります。 6.「イエロー」のインクが出るようにする 上の 1〜5.を行ったのち,カートリッジをプリンターにセットして,「プリントカートリッジのクリーニング」をしたところ,「イエロー」のインクが出ませんでした。 このため,カートリッジの「イエロー」のノズルのところだけを,イソプロピルアルコール(灯油タンク等の水抜き剤:防錆剤などの混ざり物が入っていないもの)をしめらせたティシュペーパーで,慎重に拭いてみましたが,それでも「イエロー」のインクが出なかったので,さらにエタノールや精製水(コンタクトレンズ洗浄用のイオン交換水)でも試しましたがダメでした。 そこで,5.の「イエロー」の穴にスポイトの口を付け「ちょっとだけ」空気を入れて,強引に「イエロー」のノズルからわずかな量の「イエロー」のインクを出し,それを他の色と混ざらないように慎重に,ティシュペーパーで軽く拭き取りました。 そののち,「プリントカートリッジのクリーニング」を実行しました。 その結果,現在(2004年5月31日)のところ,異常はありません。 <追加> しかし,その約1か月後,「イエロー」がほとんど出なくなりました。固まってしまったかもしれません。ただし、「シアン」「マゼンタ」の方は『無事』のようです。 |
|
// |
|