マックの文字列について


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まず最初に、マックのプログラムは、Pascalで組まれていました。 と、いうよりも、MacOS自体がPascalで組まれていたのです。 しかし、次第にCで組まれるようになっていきました。このときに問題になったのが、文字列の扱いです。 ご存知のようにCでは、文字列は最後に’¥0’を入れることによって区切りをつけています。 ところがPascalでは、最初のバイトに文字列の長さを入れることによって、区切りをつけています。
つまり、PascalとCでは文字列に互換性がないのです。そこで、マックのCでのプログラムでは、文字列の扱いがとても変です。まず、文字列リテラルですが、Cでは"HOGE"です。しかし、Pascal文字列を表現する文字列リテラルは、"\pHOGE"です。これによって、コンパイラにPascal文字列であることを教えています。