今日なすびは、みかんと一緒にバイトに入ってた。
「んじゃ、検品でもするか」
なすびはそういうと検品をはじめた。
「ピッ、ピッ、ピッ」
POTが小気味よい音を立てている。
「さあ、次はパックジュースだ!」
なすびはパックジュースの検品に取り掛かった。
「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」
なすびは、検品しながら少し腹が立っていた。
(GUPPYめ、ちょっと多いんじゃないか?)
そう、前日のGUPPYの発注が少し多いように思っていたのだ。
なすびは、こんなしょうもないことに腹を立てるしょうもない男なのだ。
なすびはだんだん手つきが荒くなってきていた。
「・・・・」
「ピッ、ピッ、ピッ、グチャッ」
「!!!☆?◇●!!」
なすびが手荒くプラスチックケースに入れたパックジュースが、プラスチックケースの角にあたり破損してしまったのだ!
「ドバドバドバ・・・」
しかも中身がまけている〜〜〜〜〜〜!!! (まける:こぼれるの意)
「まあ、いけるやろ!・・・」
なすびは冷静を装いながらも、内心は慌てていた。
(これは明らかにおれが悪い・・・)
(こ、これはどうすれば・・・)
(やっ、やっぱりあれだな・・・)
なすびは、ジュースがかかったほかのパックジュースを洗い、何もなかったように作業を続けた。
そして作業後にみかんに言った、
「これ、へんぴ〜〜〜ん」
悪魔め!