序 章
('04/07/27改訂)


たった一言の言葉が、友達を変える。
たった一秒の選択が、生死を分ける。
たった一発の銃弾が、国家を壊す。
たった一人の人間が、歴史を創る。

そう、たった一つの偶然。
それは、水面に放たれた一つの小石。
静寂を破る、流れる波紋。
そして、世界は変わる。

こぼれ落ちる、たった一粒の涙。
歴史を連ねる時代の大河に流され消える。
時代に流される悲しい人たち。
されど、
彼らも生きている。
 

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