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※リミ | そう……これでよかったのよ…… |
※カート | リミ、ちゃんと生きたのか? 君の人生に納得しているのか? |
※リミ | 私の人生は短かったですけど、 たくさんの人達に出会えましたから。 私、絶対に忘れません。 「ギガウイングス」の皆さんの事、 そして……カートさんの事…… |
※ロミ | ボクたちの宿命も終わったんだよね? おねいちゃんはこのまま もう戻ってこないの? |
※リミ | ごめんね、ロミ。 でもね、おねえちゃんは ずっとロミのそばにいるから。 これからは自由に、私の分まで生きて。 |
※ラルゴ | この勝利の代価が お嬢、あんただったのか。 あんた、これからどうなっちまうんだ? |
※リミ | 私の意識はもうすぐ消えてしまいます…… そしてこの聖域の一部になるでしょう。 |
※チェリィ | ワタクシもその運命を構成する一片です。 全ては結末の因果律のままに…… |
※リミ | それではチェリィさん、 後は万事よろしくお願いします。 |
リミ | みなさん最後に私のワガママを 一つだけ聞いてくださいますか? |
※カート | ああ、いいよ。言ってみな。 |
※ロミ | おねいちゃんのわがままなんて 初めてだね。 |
※デューイ | ナンデモ ドウゾッス |
※チェリィ | ワタクシの出来ることならば。 |
※ラルゴ | お嬢の頼みならば、聞かぬわけにはいくまい。 |
リミ | 私を……忘れないでください。 皆さんが私を思いだしてくださる限り 私は独りぼっちじゃありません。 もしも、私を思いだしてくれたなら、 その時は精一杯、微笑みますから。 だから…… |
チェリィ | リミさんの次は…… ワタクシが使命を果たす時です。 聖域を永久に封印します。 今、ワタクシの体の中に埋め込まれた 量子爆弾の起爆スイッチを入れました。 みなさんは一刻も早くココから離れてください。 |
カート | なぜだ、もうアークは破壊したはずだろ! |
チェリィ | 聖域が発動した時 それを止め、封印する事がワタクシの使命。 ワタクシはその為だけに生まれてきたのです。 |
ラルゴ | だからって准尉殿! あんたが死ぬ必要なんて無いだろうに! |
チェリィ | ワタクシは…… そのために生まれてきた人形ですから この行動は死には当てはまりません。 ですが…… 胸の奥が少しだけ痛むのは…… なぜなんでしょう…… |
古代聖域は消滅し、 ロストテクノロジーはその姿を消滅させた。 軍事バランスを取り戻した二大国は その対立構造を経済イデオロギーへと変化させ、 以後、数百年に渡って小規模の紛争が 起こることはあっても、世界規模の大戦が 歴史に記されることは無かった。 |
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カート | お互いまた死に損なっちまったな、ラルゴ曹長。 さて、これからどうする? 部隊に戻ってまた別の死に場所でも探すか? |
ラルゴ | もう、死に場所を探すのは終わりだ。 ジブンは 生き場所を探してみようと思う。 まったく情けない話だが…… あの娘(こ)達に教えられてしまったよ。 だから、もう一度…… この国で、ジブンをはじめることにする。 さしあたって、残地部隊といったところか。 |
カート | 残地部隊か…… あんたらしい言い回しだ。 |
ロミ | ねえ、カート…… ボクも……ココにのこるよ。 ボクとおねいちゃんの生まれた場所だしね。 それに、ココで待っていれば、 いつか おねいちゃんが戻ってくる。 そんな気がするから。だから、ここでまってる。 |
カート | そうか、そうかもしれないな。 |
ラルゴ | 伍長、君はこれからどうするのかね? |
カート | オレの帰るところはあそこしかないからな。 しがない戦争屋を続けるさ。 一つの国を焦土に変えたこの戦いから、 帰還したのがオレひとり。 オレにぴったりの幕切れじゃないか? この「仲間殺しのカート」にさ。 |
数多くの伝説、武勲を残した航空騎兵団 「ギガウイングス」も時代の変革と共に その規模を縮小させていった。 戦場で名をはせし兵達もまた 時代の新しい生き方を求め旅立っていった。 |
航空騎兵団 ギガウイングス セルベニア聖域区での戦いから唯一の生還者として部隊に帰還。 |
航空騎兵団 ギガウイングス ラルゴと共にセルベニア聖域区跡に数年間留まる。 |
航空騎兵団 ギガウイングス 聖域の民として生まれ、 |
航空騎兵団 ギガウイングス 永久寿命を持って生まれた彼女は、 |
航空騎兵団 ギガウイングス ロミと共にセルベニア聖域区へ残り、 |