北京近郊旅行情報

 ここでは北京近郊の渋い旅行、観光地をご紹介します。何泊もかけて行く長旅もいいけれども、週末を利用しての日帰り、若しくは一泊旅行何て言うのは留学中ならではの旅行ですね。そういった小旅行に最適な渋い北京近郊の観光地をご紹介します。また、北京は二度目三度目という方もどうぞ旅行の際に一度訪れてみてはいかがでしょうか。


康西草原

場所: 八達嶺長城の更に西十数キロ
アクセス: 公共バス919支線-康西草原(徳勝門発)
所要日数: 日帰り

 康西草原は八達嶺長城から更に西へ十数キロ行ったところにあります。内モンゴルの草原とはもちろん比べられませんが、その代わり遠くには山脈がそびえ、すぐ側に官庁水庫(ダム)が横たわる壮大な風景の中、乗馬を楽しむことができます。
 僕らは八達嶺頂上へ行ったついでにタクシーでそのまま行きましたが、公共バスでも行くことができます。料金については分かりませんが、そんなに高くないはずです。しかしタクシーで行く場合は、八達例を越えてしばらく行くと、途中で農民が勝手に道をふさぎ通行料を払えだとか、うちの馬に乗れだとか言い寄ってくるので、注意です。康西草原につくまでに十ヶ所くらいそう言うのに遭遇しますが、全て無視して通り抜けるとちゃんとしたゲートがあり、駐車場も用意されています。それでも、何度か門票(入場料)をとられます。
 馬は、走らない馬(80元/1時間)と走る馬(100元/1時間)と別れていて選択することができます。僕は初心者なので、もちろん走らない馬を選びましたが、ずっとパカパカと早歩きするだけなので、ちょっと物足りないかなと思いました。馬を選択したあと、さあ草原へ!!!と思ったら、また止められて軍手をレンタルするから一人5元払えというのです。何でこんな汚い軍手1時間で5元やねん。買ってもそんなに高くない。レンタルしないわけにはいかないんだから、初めから料金に含めれば気分悪くしないのに。
 さあ、今度こそ草原へ!おっさんがひとり馬に乗ってこっちだよとついてきてくれましたが、香山や十渡の乗馬と違い、基本的には自分で馬を操り、誰も馬を牽く人はいないので、どこへでも行くことができます。小さくてもやっぱり草原、めっちゃ広い!!!湖(本当はダム)の向こうには山脈が広がり景色も結構いいです。
 これは余談ですが、馬はちょっと停まるとすぐに草を食い始めます。これが本当の”道草を食う”です!
 少し時間オーバーしただけで超過料金だ何だと言われたくなかったので、早めに戻りましたが、1時間でも結構楽しむことができました。