中国留学Q

 留学する前に

中国の中でも北京に留学するメリットは?
留学する際、何かこれは絶対もっていったほうがいいってものなんかありますか?
フォーマルな服って持っていった方がいいのでしょうか??中国で着る機会ってあるんですかねぇ???
中国にカメラを持っていこうって思ってるんだけど、APSのフィルムって現像できるの?デジカメは?
HSKの勉強ってどうやってするの?
留学前に中国語検定やHSKを受けて行きましたか?
留学の際の旅行傷害保険の事について、教えて頂けませんか?

 飛行機について

飛行機の荷物・・・とても20キロなんてもんじゃ・・(ーー;)追加料金は取られますか?
航空券片道しか買ってません!航空券引換え証に「片道だと出国できないことがあります」とか書いてあるのに気づいたんですけど・・・そんなアホなー!
天津までの飛行機がうまくとれません。北京に着くのは夜の6時頃の予定なのですが、ちゃんと天津まで行けるでしょうか?
学校のお迎えは天津空港までしか来てくれないのですが、北京空港から天津へはどうやって行けばいいのですか?
一年OPENのチケットは高すぎる。もう少し安く済ませる方法はないのかな?

 お金について

留学の際どうやってお金を持っていくのがベストですか?
中国の銀行って信用できるの?
ブラックマーケットで両替して大丈夫ですか?
シティバンクのキャッシュカードは使えますか?
北師大の近くにトラベラーズチェックや日本円を換金する銀行とかってありますか?
学費や寮費はドル払いでもいいの?

 留学生活について

生活費って一ヶ月大体どのくらいでしょうか??
授業、余暇活動は?
北京の市場での買い物は?
北京の卵って大丈夫なの?
お勧めのレストランは?
中国のコンセントってどんな形なのですか?
洗濯はどうやってしているのですか?
北京の冬ってどれくらい寒いの?

 パソコンについて

パソコンに中国語を使えるようにさせるにはどうしたらいいのですか?
パソコンって持っていっても使えるのですか?
北師大の寮でインターネットに接続できますか?
プロバイダーの契約はどうやってするのですか?


留学する前に

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 □中国の中でも北京に留学するメリットは?

■senxia: 北京は・・・、結構便利です。そしてやはり一大国の首都ですから、いろんなことの中心でもあります。中国の政治的あるいは経済的な出来事は北京でのニュースが多いし、いろいろな国際大会や会議が開かれたり、有名な歌手がコンサートを開いたり、そういったことが身近で起こっていると思うとなんだか興味深く感じるものです。僕は北京以外の中国の都市に住んだことがないので、どうなのかよくわかりませんが、友達から北京は便利だねという話をよく聞きます。
 ただ、便利だけがいいっていうもんでもないです。北京は人と車が多すぎです。週末に中心部に出かけようものならそれなりの覚悟がいります。しかし、留学する場合、やはり首都である北京の方がいろいろと便利で都合がいいのではないかと思います。留学生が多いということは、それだけいろんな人に出会う機会があるということ。それに、時々日本の企業が北京で企業説明会を開いたりもします。地方ならそういう機会は少ないかも知れませんが、その代わりに少しのんびりとした中国の生活を十分に味わえるかも知れませんね。

 □留学する際、何かこれは絶対もっていったほうがいいってものなんかありますか?

■senxia: 僕の個人的な意見というと、暖かい時期なら金鳥リキッド、日本語の小説何冊か、それから・・・、パソコンを持っているならデジカメ。冬は乾燥するので、リップクリーム等もあった方がいいです。もちろん中国にもありますが、どれがいいかわからないので、気に入ったのを持っていくといいと思います。

■tianzhongさん: 天津には伊勢丹、西友もあるんじゃないの?北京にはそごうやイトーヨーカ堂、龍頭公寓(日本人駐在員家族が沢山住んでる)の超市がある。つまり日本の食品は手に入るってこと。値段見て「高ぁ〜〜!」と思うだろうけど、荷造り発送の手間と費用を考えれば、私は許せたな。もし荷物の重さが食料品のせいだったら少しだけにして、あとは着いてから街を探検しもって揃える方が良いと思う。特に、食べることに興味のある人には、市場や超市は結構楽しいとおもうよ。
 日本から米20kg持って来たってツワモノがいたけど、北京のお米は日本の1/20くらいの値段。わりと美味しい。よく中国の米飯はまずいっていうけど、100元くらいの炊飯器でも美味しく炊ける。要は炊き方。日本式の醤油はどこにもある。キューピーのマヨネやジャムもある。天津には朝霞って日本酒もあり、歴史の置き土産か羊羹まであるけど中国に来て数ヶ月で5〜10kg太る女のコはザラ。「食」の自己管理は切実な問題で、日常どんなものが食べられるか知っておくのは大切よ。
 女のコの場合、洗顔や基礎化粧品くらいは念の為に持って行っといた方がいいだろうけど、トイレタリー・サニタリー系は必要ないと思う。シャンプーや洗剤、生理用品の類は日本と同じ商品が、同じパッケージデザインでなんぼでも売られてます。商品名は簡体字になってるけどね。化粧品全般に、大都市の高級デパートには、日本のそこそこの都市のデパートくらいの品揃えはあると思う。値段は日本と同じくらい。中程度の商場でも、レブロン・ブルジョア・メイベリンなど、ドラッグストア系コスメが売られてます。
 さて、誰もが言うように空気の乾燥はすごい。寒くなり始めるとなおさら。私も最初の秋、重症の蕁麻疹みたいになった。日本から色々送ってくれたけど、結局、北京の肌荒れには北京の商品が一番良く効いた。留学生なら名前くらいは知っているDabaoのSOD蜜。香りにクセがあるけど全身存分に使える安心価格。メンタムのリップや、ジョンソン製品と並んてニベア各種もよく見かけたから、特殊な肌体質でなければあんまり心配しないで。「慣れ」もあるのか翌年はうんと楽だったな、私は。
 今、中国の大都市で手に入らない日用の品って、品目的にはほとんどないんじゃないかなぁ。北京で使ってたシャンプーが日本で最近新発売なーてこともある。もし、どーーーしても「オラが在所のコレでねぐてわっ」てこだわりのモノがあれば、しょーがない、船便でも1ヶ月ちょっとで届くから、真冬の衣類とか本類とか、当座必要ないものと別送した方が楽だと思うよ。

■xiao tianさん: 中国は乾燥が凄いです、それに加え水も日本とは違うので、体に合わない人は皮膚がぼろぼろになります。かくいう私も腰からわき腹にかけて黒ずむ位ぼろぼろになりました。ですので、自分が普段使い慣れているベビーローションだとか、化粧水だとか持っていったほうがいいと思います。まあ、中国にももちろん売っているので荷物が増えるのがいやな人は現地調達しましょう。ジョンソンのベビーローションは自分も使っていましたが、品質にこれといった問題は無かったです。参考にしてみてください。

 □フォーマルな服って持っていった方がいいのでしょうか??中国で着る機会ってあるんですかねぇ???

■senxia: 人にもよるんじゃないかな。自分が何をしに行くかが問題です。もし、こちらで就職セミナーとか参加したいとか、あるいは仕事(通訳とか?)をしたり、特別な人に会ったりするというならあった方がいいかも知れません。僕は持ってきていませんでしたがこっちで買いました。でも、女の子はそうも簡単にいかないかもね。気に入ったのが見つかるとも限らないから。

■はまっこさん: スーツのお話ですが普通の留学生活なら使わなそうですよね。北京だったら大抵のものは現地調達で大丈夫だと思うのですが。

 □中国にカメラを持っていこうって思ってるんだけど、APSのフィルムって現像できるの?デジカメは?

■senxia: APSのはやめた方がいいです。現像することはできますが、場所が限られていて(おそらく北京じゅうで数カ所しかないと思う)、建国門とかに行って、現像しなくてはなりません。しかも結構高いんじゃないかな。それにフィルムも売っていません。だから、従来のフィルムのやつか、デジカメにした方がいいですね。デジカメなら、プリンターを使って印刷します。プリンターは重くてでかいので、わざわざ日本から持っていく必要はありません。僕のように日本から持っていく頭の悪い留学生もいますが・・・。プリンターは中国でもとてもいいのが買えます。しかも日本よりも少し安いです。デジカメにもよりますが、だいたい150万画素以上なら印刷はとても綺麗で写真と変わらないくらいです。もちろん、画素数が多いほど綺麗です。もし予算に余裕があるのなら200万画素以上をお勧めします。そして、光学ズーム付きというのがいいです。
 デジカメのいいところは、撮ってすぐ見ることができ、気に入らなければ消して、撮り直しが何度でもできることです。普通のカメラでは、現像するまでどんな風に写っているかわかりませんよね。例えばせっかくの記念写真でも目をつぶってしまったりとか、手でレンズを覆ってしまっていたりとか、誰か前を通ったりとか。
 そして、デジカメはフィルムでなくメモリーに記憶するので、フィルムを買う必要がありません。半永久的に一枚のメモリーですむのです。撮り終わったら、写真のデータをパソコンにコピーし、そのメモリーの中身を消してしまえばまた使えるのです。
 さらに、デジカメで撮った写真は簡単にパソコンで編集できます。いらない部分をカットしたり、拡大縮小、更にいろんな効果を加えたりするのもとても簡単にできます。そして、サイズを小さく圧縮すれば、電子メールで簡単に送ることもできます。

 □HSKの勉強ってどうやってするの?

■senxia: 僕はとにかくひたすら模擬問題集を解きました。そして、どうしてもわからないところは、中国語の先生に聞いて、解説してもらいました。聴力の問題は一度聞いただけでは全然わからないので、何度も繰り返し聞いて、どうしても聞き取れないところは、録音内容を見ながら聞きました。

■本間さん: 語言出版の漢語聴力系列/中級漢語聴力[1]は最高です。日本には聴力教材と呼べるものはほとんどないので本当に助かります。“課文”部分はテープを聴いて、辞書を引きながら書き起こし、HSK形式の“選択正確答案”部分は普通に回答する方法で学習しています。

 □留学前に中国語検定やHSKを受けて行きましたか?

■senxia: 日本でHSKを受けると受験料が高いですよね。無理して日本で受ける必要はないと思います。もちろん、自分の実力をはかるために受けるのはいいと思います。また、HSK何級というのが留学に何らかの影響を及ぼすことはありません。中国なら一年に5月と7月と12月の三回行われるので、留学中にも受ける機会は十分にあると思いますよ。ちなみに中国での受験料は250元くらいだったと思います。

 □留学の際の旅行傷害保険の事について、教えて頂けませんか?

■senxia: 僕は旅行保険には全く入っておりません。でもそれはただケチっているだけですが。ただ、長期の留学になると、保険料も結構高くなってしまうので、僕もそれほど高額のものは必要ないと思います。一番安いのでいいんじゃないかな?どうせ、大きな事故や重い病気にかかった場合は、とりあえずの処置は中国で行うことになると思いますが、結局は日本へ帰って治療すると事になると思います。


飛行機について

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 □飛行機の荷物・・・とても20キロなんてもんじゃ・・(ーー;)追加料金は取られますか?

■チンプン漢文さん: 重すぎる荷物の追加料金についてですが、成田空港で払わされようとも、北京空港で払わされようとも、だいたい同額です。世界的に同じくらいになるように設定してあるらしいです。つまり、中国大陸で払わされるお金としては、法外なほどに高額になるということです。できれば払いたくないというのが人情でしょう。
 コツとしては、チェックイン期限ギリギリにカウンターに行くことです。これは、正々堂々としていないかもしれませんが、違法ではない方法です。但し、あくまで「カウンター職員の裁量により、追加料金を払う手間を省かせてもらえる場合もある」という程度ですので、裁量を拒否された場合に、重い荷物かかえてパニクリまくるリスクは、十分に覚悟しておいて下さいね。

■senxia: 25キロまでは大目に見てくれるはずです。でもそれを越えると、追加料金が取られるんじゃないかな?僕の場合は30キロくらいになってしまい、6000円の追加料金を払いました。この間中国から帰ってくるときには20キロもの追加料金を払い、2万円くらい払いました。重くて小さいものは、なるべく手荷物のカバンに入れましょう。

■じーぷさん: 皆さん荷物のこと心配されているようですけど、日本からむこうに行くときは結構大目に見てくれるみたいですよ。僕はエアチャイナを利用しましたが、30キロ以上あったのに超過料金払わずにすみました。たぶんほかの航空会社もそうじゃないかな?(あまり無責任なこといえませんが)しかし向こうから日本に帰ってくるときはまったく違う。20キロ以上超えると確実に超過料金取られます。僕は去年、一時帰国した際に同じくエアチャイナを利用しましたがそこで2万5千円くらい取られそうになりました。そんなに払えない、というとむこうは、もし羽田に帰るなら半額くらいですむのにおまえの帰るところは福岡だろ?いやなら払わなくてもいいよ。おまえが帰れなくなるだけだから。僕はこの職員にぶちぎれて空港で大喧嘩。周りの人がじろじろ見てるのも関係なしで30分くらい大声でわめいていました。その間に飛行機は飛んでいってしまい、結局乗れずに宿舎へ引き返しました。友達、しゃおじえみんな大爆笑。
僕は僕で、帰れなかった悔しさよりも「ああ、俺も中国語でけんかできるようになったんだ」という妙なうれしさみたいなのを感じていました。ということで空港で職員とけんかしたくない人は極力荷物を少なくして帰ってくるか、素直に超過分払うかどちらかでしょうね。でも帰国するときって絶対に持つ増えてるから20キロじゃまず収まりません。僕は本帰国のときは郵送で日本へ荷物送りました。全然問題なかったですよ。

■senxia: 僕はその逆だったけどね。日本から中国に行くときは30キロで超過とられたし、中国から日本へ帰ってくるときは、30キロ超えてたけど超過料金なしだったこともあります。両方ともCA(中国国際航空)です。おそらく、その時の受付の小姐の気分で変わるんだろうね。

■蛭田さん: 飛行機の荷物ですが、私もCAの小姐の気分次第のような気がします。私は20数回訪中しているうち、半分はバックパックですが、スーツケースの時は、いつも20キロをはるかに超えてしまいます。これまで一度も超過料金を払ったことがなかったんですが、今回は新空港になってから初めてだったので、もしかしたらとちょっとビビッていました。ところが今回も、「重いな。」って一言、あっただけで38.6キロというとんでもない荷物も、超過料金をとられることなく無事帰国しました。
 ただのラッキーだったんでしょうか。中国って何でも、その時の気分次第っていうところがないですか?

 □航空券片道しか買ってません!航空券引換え証に「片道だと出国できないことがあります」とか書いてあるのに気づいたんですけど・・・そんなアホなー!

■senxia: 片道でもちゃんと出国できます。

 □天津までの飛行機がうまくとれません。北京に着くのは夜の6時頃の予定なのですが、ちゃんと天津まで行けるでしょうか?

■じーぷさん: 僕は2年前の9月1日、北京空港に降り立ちました。ところがついたのはなんと夜中の1時過ぎ!両替所なんてとっくにしまってて人民元まったく0の状態。僕の場合念のために出発前に出迎えサービスみたいなのを頼んでいたので、お金払わずに無事学校まで連れて行ってもらえたけど。天候不良などで飛行機が予定時刻に着くとは限らない。むこうについて学校まで行くのに不安がある人は出発前に何らかの手を打っておいたほうがいいかも。

■senxia: 僕も一度台風に遭って、飛行機が大幅に遅れたことがあります。6時間くらい関空で待って、出発したのは夜の8時頃だったような。しかも上海経由の飛行機だったので、北京までは5時間以上かかり、北京空港へ着いたのは一時過ぎでした。タクシー乗るのに、僕もその時人民元を持っていなかったのですが、何とか同じ宿舎にすむ友達と連絡が取れてお金を貸してもらえて何とかなりました。

 □学校のお迎えは天津空港までしか来てくれないのですが、北京空港から天津へはどうやって行けばいいのですか?

■senxia: 北京から天津へは、楽勝に行けますよ。毎日何本も汽車が出ているし、長距離バスもあります。北京空港からもバスが出ているはずです。天津駅からはタクシーですぐに大学まで行けると思います。

 □一年OPENのチケットは高すぎる。もう少し安く済ませる方法はないのかな?

■senxia:  一年オープンの航空券は時期や航空会社、チケット代理販売店によってはとても高いところがあります。5万円から6万円なら安く、買う価値もありますが、場合によっては10万円以上するものもあります。大学生協で勧められたからといってそのまま信じて買わないように注意しましょう。
 安い一年オープンのチケットが手に入らないのなら、とりあえず片道の切符を探しましょう。休みの間日本へ一時帰国する際などは、中国から日本までの往復の切符を買い、本帰国する際には片道の切符を買います。中国で飛行機のチケットを買う場合、ほとんどの航空会社の値段はあまり変わらない(パキスタンは安い)ので、JALで快適に帰ることができます。 北京からの航空券の大体の値段を紹介します。以下は学割の価格です。

北京-東京 往復 日本航空 4500元
    パキスタン航空 3500元
  片道   2500元
北京-大阪 往復   3500元
  片道   2000元
北京-福岡 往復   4500元
  片道   2500元
天津-名古屋 往復   4500元
  片道   2500元

 これらの価格は時期や切符を扱っている会社によって上下します。大体の価格なので、注意してください。また中国ではCAとJALの切符はほとんど同じ値段、あるいはJALの方が安いこともしばしばあります。


お金について

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 □留学の際どうやってお金を持っていくのがベストですか?

■senxia: とにかく安全な方法を採りたいというなら、持っていくお金の半分をドルのトラベラーズチェックで、半分を円のトラベラーズチェックで持って
いき、必要に応じて、為替相場を見ながら、銀行で両替して使うという方法が一番安全です。もちろん、相場はどうでもいいというなら、すべて円でもドルでもいいと思います。
 便利な方がいいと思うなら、すべて現金で持っていきブラックマーケットで両替するか、クレジットカードを利用するという方法もあります。ATMのある銀行の場所さえ抑えておけば、結構便利です。それでなくてもクレジットカードを一枚持っておくと、困ったときに役に立ちます。ただ、クレジットカードですと、元でしか引き出すことはできません。ドルや円で引き出すことはできません。
 一番経済的は方法は、ホームページでも紹介しているとおり、ドルのトラベラーズチェックを持っていき、中国の銀行でまずドルの現金で両替して、ドルで預けます。長期の留学であるなら、一部を普通預金で、残りを定期で預金します。定期ですと、僅かですが利子が期待できます。そして、お金が必要なときは普通預金の方からドルで引き出して、ブラックマーケットで両替して使います。

 □中国の銀行って信用できるの?

■senxia: 中国の銀行についてですが、全く心配はないと思います。北京にもたくさんの銀行がありますが、銀行は信用していいと思います。預けたお金がなくなるとか、計算が間違っているとか、そういうことは基本的にはないと思います。僕も頻繁に銀行を利用しています。
 長期の留学生の中には、まず持ってきたお金を一度に両替して、銀行に口座を作り、そこへ預けて、使うときはカードで引き出すという方法を採っている人も少なくないと思います。いくらトラベラーズチェックといっても、大量のお金を部屋においておくのは少し不安です。現に留学生寮内の盗難もあります。その際、普通は元に両替して預けるのですが、ブラックマーケットを利用す
るなら、ドルのまま(あるいは日本円)で貯金し、必要なときにドルを引き出し、それをその都度ブラックマーケットで両替するという方法もあります。ブラックマーケットの方が多少はレートがいいし、ドルで預けるなら、僅かですが利子も付きます。

 □ブラックマーケットで両替して大丈夫ですか?

■senxia: おそらくほぼ大半の留学生はブラックマーケットを利用していると思います。僕自身もブラックマーケットで両替しています。参考までに大体どれくらい違うかというと、7月24日のレートですと、
 100ドルの現金 銀行 = 807元
 100ドルのTC  銀行 = 826元
 100ドルの現金 ブラックマーケット =853元
 10000円の現金 銀行 =751元
 10000円のTC  銀行 =768元
 10000円の現金 ブラックマーケット =780元です。

 何年か前はブラックマーケットのレートがもっとよかったのですが、最近は元が落ち着き始めているせいなのか、ブラックマーケットのレートが下がってきています。ですから、安全のためにトラベラーズチェックを利用したほうがいいのかも知れません。ただ、僕はもう2年近く北京にいますが、今までブラックマーケットで偽札をつかまされたことはありませんし、そういう話を身の回りの人から聞いたこともありません。彼らの商売にもそれなりに秩序というものがあるみたいです(笑)。
 一番安全な方法を採りたいのならば、やはりトラベラーズチェックがいいのではないかと思います。万一紛失しても再発行ができるので。ただ、トラベラーズチェックは、換金の際非常に面倒です。使いやすいようにと1000円ごととかに小分けされているものは最悪です。一枚一枚すべてに署名をしなくてはならないし、両替を扱っている銀行でないと両替できない。大学のそばの銀行はいつも混んでいて、並ぶだけでも疲れてしまいます。

 □シティバンクのキャッシュカードは使えますか?

■senxia: 中国銀行も、確かにシティバンクに加盟していて使えますが、あまり利用価値はありません。クレジットカードの方がよっぽど気が利いています。お金はトラベラーズチェックか、あるいは現金で持ってきて中国の銀行に預けることをお勧めします。

 □北師大の近くにトラベラーズチェックや日本円を換金する銀行とかってありますか?

■senxia: 北師大の近くでは、東門の向かいの、農業銀行が一番近いです。でも、レートが少し悪いような気がするんだけど・・・。中国銀行なら、北師大から南へバスで20分くらい行った、「平安里」というところにあるのが、両替できるところでは一番近いですね。更にそこにはATMもありますので、VISAカードなどのクレジットカードでも人民元をおろすことができます。日本円は引き出せません。

 □学費や寮費はドル払いでもいいの?

■senxia: 学費や寮費はドル払いでも受け付けてくれるはずですが、ドルを現金で持ってくる場合は元で払った方が得です。ヤミ両替で両替するとレートが少しいいので。半年分ともなると、結構な金額になります。ただ、それだけの大金を一度に変えると、中に偽札が混じっていたりしてもわかりにくいです。ぼくはまだヤミ両替で偽札をつかまされたという話は一度も聞いたことがありませんが、そのかわりに、中国銀行で受け取った100ドル札が偽物で、学費を払う際に拒否されたという話を聞いたことがあります(笑)。


留学生活について

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 □生活費って一ヶ月大体どのくらいでしょうか??

■senxia: 生活費は、だいたいおおざっぱに見積もって一ヶ月2万円から3万円です。あとは、自分次第ですね。節約すれば1万円ほどでも生活できるし、結構いろんなものを買ったり、贅沢な食生活を続ければ3万円でも足りません。ちなみに僕は大体一ヶ月2万円くらいだと思います。結構無駄遣いしています(笑)。
それに寮費が一ヶ月2万5千円くらいです。

 □授業、余暇活動は?

■senxia: 授業が終わったあとは、ほとんどの人は友達通しでおしゃべりをしたり、どこかへ買い物へ行ったり、近くを観光したりしています。慣れてくるとそれもしなくなり、昼寝ばかりしている人も結構います。そして週に何度か中国人の学生と「相互学習」をします。授業の予習は、もっぱら夜にすることが多いですね。明るいうちはあまり勉強しないみたいです。僕もそうです。
 時々、時間割の都合で午後に授業があることもありますが、基本的には午前中のみです。あと、選択授業で発音とか、中国の歌とか、絵、商用口語、太極拳などがあるのですが、これらは午後(太極拳は朝かな)に行われるのが一般的だと思います。もちろん、大学によって少し違うと思いますが。

 □北京の市場での買い物は?

■tianzhongさん: 私は普段はタマゴなら最大5個、白ネギは1本つかんで「なんぼ?」、 香采は「5毛分ちょうだい」。ニンニクの1個(1毛くらい)だけっていうのは、さすがに買いづらいから、ネギや玉ねぎと抱き合わせで買ってました。数斤単位で買物する地元のお母さん達よりも、心もち高く買わされるけど、食べ残して捨てるなんてエコロジー的観点からも、許されないでしょ?
 「1斤多少銭?」って訊いて、「じゃ1斤下さい」って買い方しては、必死で食べ切ろうとして食べ過ぎて、1学期の間に5キロ10キロ太ってしまったって女の子、よくいますよね。
 北師大では、北太平庄の「華泰商場」、私は結構使いました。学内に住む老師によると、乳製品が他所より安くて管理が良いそうです。秋のリニューアルで顧客のニーズに合わせて路線修正したわけで、その前後の商品ラインアップを較べると、なかなか興味深いものがありました、ネッスルもいいけど、「吉百利」の紫+白のミルクチョコや、それのオレンジピール入りのも売ってますから一度お試し下さい。赤+白のビターチョコも悪くないです。「吉百利」ブランドは、香港で売られている澳洲製より、北京製造の方が、うんと美味しいんですよ。

 □北京の卵って大丈夫なの?

■tianzhongさん: 「北京のたまご」、生食OKですよ。伊藤さんと私共通の知人、北京の大使館に農林省から派遣されているお役人のお墨付き、 彼のところのすき焼きは、当然溶き卵で食べますが、建国門賽特の西の方の普通の市場で買う卵です。彼によると、サルモネラなどの食中毒菌に関しては没問題。普通に売れている店で買って数日内に使い切れば、常温保存でよいそうです。日本でもコンビニやスーパーのタマゴは常温のところで売られてるでしょ? 但し、母鶏の病気予防などの為に飼料に混ぜこんだ抗生物質の残留量などについては不明だそうです。でも、実は日本国内でも同じ状況なのです。
 鶏卵は「殻の表面がざらざらしているものが新鮮」というのが基本です。市場では商品をきれいに見せたいばっかりに、せっせとタオル(雑巾?)でタマゴ磨きたててツルツルにしてしまうおねえちゃんがいたりするから困るんだけど、売り手が大カゴからヤマに移してるのを狙って、「盲牌」して2、3日で食べきる数だけ選んで買うとよいです。

 □お勧めのレストランは?

■tianzhongさん:麗都の近くにハーバープラザホテル(海逸酒店)というのがあって、ここの1F主餐庁の土日お昼の飲茶バイキングは、1人70か75元で、4人以上で行くと1人タダ、ちょうど往復の的士代くらいになります。飲み物は別ですが、お昼のことですから、ビールくらい頼んで一人100元位まででしょう。たしか11:30オープン。シェフが変わっていなければ、料理は香港の4つ星ホテルの主餐庁レベル、おそらくフツーの留学生の財布で行ける、北京で一番美味しい店だと思います。建国門や亮馬河付近の高級広東系の点心よりはるかに上質です。
 点心は、菜譜から選んでオーダーしてから調理してくれるもの、屋台風に見せながら煎いているものなどの他に、前菜類はいわゆるバイキング形式で、デザートまで品数もなかなか豊富で、たくさん食べる人も満足できると思います。但し、香港のハーバープラザは、97年返還式典の際、江沢民はじめ領導人御一行の宿になった「格式」なので、外観しょぼい北京の店も、餐庁の中はそこそこの「格」、Tシャツ、ジーンズにリュック程度は没問題ですが、男性の短パン・サンダルは避けた方が良いサービスを受けられると思います。

 □中国のコンセントってどんな形なのですか?

■senxia: 中国のコンセントの形は日本の旅行ガイドブックなどでは地区によって違うとかいろいろ書いてありますが、基本的にどんな形のものでも使えます。日本の二股のやつでも問題なく使えます。中国のコンセントはいろいろな形があるので、逆にどんなものでも使えるような構造になっているか、アダプターがついているので、特にそのためにいろいろな形のプラグを用意する必要はあり
ません。それに、もし部屋のコンセントの形が違ったとしても、近くの店でア
ダプターを買えば問題ありません。普通の店でちゃんと売っています。一つ数元で。

 □洗濯はどうやってしているのですか?

■senxia: 洗濯機を使って洗濯しています。各宿舎によって違いますが、北師大では留学生楼のカード式の洗濯機は一回3元です。ここ第二公寓では、小姐が一回5元で洗濯をしてくれます。あとは自分で干します。乾かしてもらうともう少し高くなるんじゃないかな?

 □北京の冬ってどれくらい寒いの?

■senxia: 北京の冬は・・・・・・寒くて笑っちゃいます。でも、部屋は暖気(nuanqi)がきいているので、とても快適ですが。ひどいときには部屋と外の温度差は20度以上です。ちなみに夏と冬の最高温度差は・・・60度くらいかな。僕は今までずっと夏の方が好きだったのですが、北京では冬の方が好きですね。夏は暑すぎます・・・。


パソコンについて

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 □パソコンに中国語を使えるようにさせるにはどうしたらいいのですか?

■senxia: 中国語を表示するためのソフト、及び入力するためのソフトは、「ウィンドウズアップデート」というホームページからダウンロードできます。ウィンドウズのスタートをクリックすると、ずらっと縦にメニューが並びますよね。その中に「Windows Update」というのがあるはずです。それをクリックすればホームページを開くことができます。そして、「製品の更新」というところをクリックしてしばらくすると、ダウンロードできる項目がずらっと並びます。その下の方に「簡体字中国語IME」というのがあるので、それが入力するためのソフトです。もし表示するためのフォントがなければ、「簡体字中国語サポート」というのもダウンロードする必要があります。結構時間かかるかも知れないので、時間の余裕のあるときにした方がいいです。
これらをダウンロードし終わったあと、画面右下の入力ソフトの中を見ると「中国語IME」というのが加わっているはずです。でも、この入力ソフトは使えるソフトが限られているので注意です。ワープロソフトで中国語を入力したい場合は、やはり他のソフトをインストゥールする必要があります。例えばチャイニーズライターとか。おわかり頂けましたか?

 □パソコンって持っていっても使えるのですか?

■senxia: もし経済的に余裕があったら、是非持って行ってください。辞書を引くにしたって、パソコンがあればとても便利です。プロバイダーの契約だって、とても簡単です。

 □北師大の寮でインターネットに接続できますか?

■senxia: おそらく北師大の全ての留学生宿舎は各部屋に電話が付いており、モジュラージャックの取り外しもできますのでちゃんとインターネットができます。201電話というのが取り付けられていて、ダイアルアップの設定でカード番号や、パスワードを入力すればOKです。また、留学生楼の一階にはコンピューター室があり、そこでもインターネットができます。日本語の入力もOKです。1時間5元だったと思います。

 □プロバイダーの契約はどうやってするのですか?

■senxia: 北京にもいくつかプロバイダーがありますが、一番メジャーなのは「CHINANET」でしょう。西単の北京電報局の一階の受付で、申し込むことができます。パスポートを持っていくことを忘れずに。安くて有名なのは「東方ネット」です。北師大の近くでは、「馬甸橋」というところに東方ネットの営業所があり加入することができます。

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