2003/11/16 (日)
●実験のようなもの。 「戦慄のブルー」 先日のニュースに影響され、湧き上がった実験魂。
死して屍、拾うものなし。
我がやらずして、誰がやる。いや、俺がやる。
そんな感じで、貴重な休日3日間を捧げてみたいと思います。 今回の実験は…。
一日一食
 これ
青。母なる海の色。空の色。すなわち我々は青に包まれていると言っても過言ではないでしょう。このOSだってたまに青い画面を出すわけです。それだけ青に対する人類の思い入れは大きいのです。
ところが、食品を見てください。青い者は数えるほどしか…そう、本当に数えるほどしかないのです。アイス、ゼリー、ソーダ…そういえばア・フレソーダなんてのもあったなぁ。あれも青かった。
先日のニュースは衝撃的でした。青いものがなければ自分で青くすればいい。というわけで孫ニュースサイトは孫ニュースサイトらしく、人の真似をして記事を生産することにしましょう。
 金曜日夜:うまかっちゃん
私が買ってきた着色料は粉ではなく固形状のものでした。 スプーンを使ってすくい、溶かします。
ラーメンを、沸騰したクリアブルーの液体に入れます。 麺が徐々に青く染まる中、かすかに感じる違和感。 その不吉な予感を必死に払いのけながらゆで続け、 青ラーメンの出来上がり。
 卵を入れたら青緑色に…。
恐る恐る一口。 普通の味です。 慣れてしまえばただのラーメン。 「不甲斐無いぞ、デイリーポータルの中の人ッ!」
青いラーメンが食えないようでは、今後訪れる乱世を生き抜くことはできません。
 土曜日昼:ごはん
完全勝利かと思われた金曜日。 翌日の土曜日はかすかな疑念をもちながらの起床でした。
なぜか食欲が、ない。
きっと朝寒かったからでしょう。きっとそうでしょう。 もう半袖半ズボンの時期は終わっています。 だからでしょう。
2日目はごはんにチャレンジ。 デイリーポータルの中の人はごはんが一番つらかったと述懐しています。それでこそやりがいがあるというもの。
レッツチャレンジ。青に対する免疫は既に前日身につけています。もはや…美しいとしか思えない。
難なくクリア。本当は卵を入れて卵かけごはんにしたのですが、あまりにもビジュアル的にアレなので写真の掲載は控えます。
駄菓子で慣れていたせいか、楽勝すぎます。 確かに「食え」といわれれば引くかもしれませんが、「食うぞー」と思ってしまえば問題はないようです。
…などと思っていたら。
その夜は気分が悪くなり、夕飯も食べずに寝てしまいました。
 日曜日朝:コーンフレーク
疑念は確信へと変わります。
私は…深層心理で青いものを食べ物と認めていない。
食べ物ではない、という、払っても払いきれない気持ちが いつまでも心に残り、それがストレスとして増幅し、 胃や脳に影響を与えているのではないか。
食べる時は大丈夫なんです。味はいつもと変わらないし、においもしない。それが…消化が終わる程度のタイムラグの後、 すなわち、養分としてまさに小腸で吸収される時… 体が拒否反応を起こすのではないか…と思いました。
なんとも貴重な3日間でした。 思っていたより、色が人間に与える影響は大きいようです。
問題なのは、大量に余った青い着色料をどうするか、ということです。
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