ケヤキ

ニレ科の落葉広葉樹。北海道以外の日本各地に自生。ほうきを逆さにしたような樹形が特徴で、高さが40mを越えるものもある。古くから寺社の境内などに植えられ、御神木として崇められているものも多い。材は弾力があり、木目が特に美しく建築材、家具材などに利用される。


東根の大ケヤキ

国指定特別天然記念物                  山形県東根市東根、東根小学校内

幹周       12.60m       樹高          28m

日本最大のケヤキである。東根小学校の校庭に生育している。幹周12.6mとなっているが、この値は天然記念物指定時の計測によるものであり、しかも南側の値上がりを考慮して地上3mあたりを計測した結果である。私の実測の結果15.77mであった。文句なし日本一のケヤキ。

 


木下のケヤキ

長野県指定天然記念物

長野県上伊那郡箕輪町中箕輪12309

幹周     10.35m

この木も校庭にでーんと構えている。環境庁の値が10.35mであるが、実測は12.42mであった。ケヤキの中では5指に入る日本有数のケヤキである。表面上は空洞も見られず、樹勢も良好である。


天子のケヤキ

福島県、県緑の文化財        福島県耶麻郡猪苗代町本町、天子神社

幹周    15.40m        樹高       27m

環境庁の調査結果では日本一のケヤキとされた。しかし、写真でもお分かりと思うが、完全な形のケヤキではなく、外側の幹が残ったものであり、もう余力は残念ながら感じられない。別名 バテレンのケヤキ。


峯長瀬のケヤキ

徳島県指定天然記念物

徳島県名西郡神山町峯長瀬

幹周      9.97m

樹高        20m

おそらく四国最大のケヤキであろうと思われます。幹周は実測10.4mあり、立地条件にも恵まれており、樹勢も非常に良好です。


籾山八幡の大ケヤキ

大分県指定天然記念物

大分県直入郡直入町長湯、籾山八幡

幹周       9.00m        樹高         35m

直入町指定天然記念物の素晴らしい杉並木の一番奥、並木が途切れたところにこの木は立っている。ちょうど目の高さに大きなコブが成長しており、重量感のある姿を誇っている。この木のすぐ上にはこれも町指定の二股のケヤキがある。


赤谷十二社の大ケヤキ

新潟県指定天然記念物

新潟県中魚沼郡川西町赤谷十二社神社

幹周       9.79m

樹高       46.5m

山奥といった感じの赤谷集落に全国に誇れるケヤキがある。解説板には9.79mとの表示であるが、その後の10数年で幹周は10mを越えるまでになっている。重量感のある見事なケヤキ。


根古屋神社の田木

国指定天然記念物

山梨県北巨摩郡須玉町江草、根古屋神社

幹周       10.10m        

樹高       23m


根古屋神社の畑木

幹周    11.90m

樹高    21m

ケヤキの巨樹が二本そろって残っているのは全国にもそうあるものではない。二本とも痛みが激しく、枝数が少ない。おもしろいことにどちらも根元に大きな石を配しており、人の手によって植えられたものであることがわかる。


  
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