塔ノ岳,丹沢山周辺

 以前,もしかしたら,丹沢の主脈にギフチョウの知られざるポイントが眠っているかも知れず,いつかそれを探してみたいと書いたことがある。しかし,実際にその時期に調査ができるとは思っていなかった。4月下旬にまとまった休みが取れる可能性があまりなく,今年のように季節が半月ほど早く進み,実質的にその時期の調査ができたこと自体,大きな喜びである。もっとも,天候までは思うに任せず,吹き上げ個体を探すことは実質的に不可能であり,一部の文献に記載されている,「丹沢のウスバサイシン」が本当にあるのかということが重要な関心事であったが,残念ながら,全行程を通じ,未発見に終わった。内心,これはフタバアオイの見間違いではないか,という疑いを持っている。塔ノ岳周辺はさすがに登山者が多い。

延々とブナの林が続いている。

登山道周辺の笹の高さが異常なほど低いのは,シカが食べてしまうためらしい。

天王寺尾根に進む

ホームに戻る