■第17回 8月15日 IFK-Orebero観戦記■

練習レポを先にあげてしまいましたが、あくまでもGoteborg滞在のメインイベントは試合観戦なのです。ということで、2004年8月15日5時からのIFK-Orebro戦に行ってきました。試合前はばたばたしているだろうから・・・ということで、午前中の街探索中に撮ったGamla Ulleviの写真はこちら。さて、このゲートを見たら誰もがここが正面だと思うでしょう?違うんですね〜・・・ここはゴール裏やバックスタンド側の立見席に行くゲートであって、着席のメインスタンド側にいくには、別にゲートがあるのです(写真には撮らなかったけど、このゲートよりちまいゲートです(←あっ))。

ゲートをくぐると、マッチプログラムを売っている人がいるので、ゲットしておくのがベターと思われます。金額は20Sekなので300円程度なのですが、結構作りがしっかりしているので(後日、代表戦の時は代表戦のマッチプログラムをゲットしたのですが、そっちはイマイチ)いい資料になるような気がしました。冒頭に会長さんのお言葉が載っているのですが、その中で今回の号には「ニックが代表に選ばれて・・・」という一節があったので「毎回同じこと載せてるんじゃなくて、その都度コメントとってるのか!」とちょっと驚きました。表紙は基本的に前のホームの試合のものなので、今回のは恐らくダービーでニックが得点した後の写真でしょうね。これにサインもらおうかな?とも思ったのですが、マッチプログラムは後日多々見直すだろうから保管上よろしくなさそうなので、やめました(実際、結構すでにこすれている)。ということで、表紙をスキャンしてみました→。クリックすると、大判の画像が出ます。

さて、そんなマッチプログラムを手に中へ。動画でしか見たことのない世界へGO!という感じでめちゃくちゃどきどきわくわくでした。席はメインスタンド上段の真ん中ぐらい。4時20分ぐらいに席につきましたが、まだ試合前練習は始まっておらず、周囲もまだまばらという感じでした。ということで、まだ人のいないスタジアムを撮った写真はこちらです。奥に大きいほうのUlleviの照明が見えますね。

そして、 30分を回ったぐらいから、試合前練習が始まります。初めて見る生のニックですよ!そんなに近く見えたわけでもないのですが、すぐに目に止まります。そして後ろ髪がやっぱり遠目でもばさばさなのがわかるので「やっぱり切れと・・・」と思うわけで(笑)。ということで、どれぐらい撮れるかわかんないけど、とりあえずばんばんとっちゃえ!ということでばしばし撮ってみたニックさん写真集は以下(笑)。もっと前の席で、かつ、解像度をあげてとればよかったのですが(私は枚数とりたくて横1600で通常はとっているので・・・2100にこの時だけでも変えれば違ったかも)、雰囲気だけはわかるとおもうので、どうぞ。


自分の撮った中で一番大きめのはこれかな? アップ中。後ろ髪が長い(笑)。


ストレッチ中。ピッチの向こうなので遠い! さわやかちっく。
ランニング中。


5対5のミニゲームみたいなのをしているので、ビブス着用。これ大きめにとっていれば、結構よい感じだったかも。他にも何枚もニック目当てでシャッターきってるのですが、いかんせんボケてたり後ろ向いてたり・・・まあ、雰囲気!
IFKの練習は試合前練習は基本的に軽めのランニングとシュート練習、そしてその後が5体5のミニゲームという感じでした。パス練習ってないような気が?まあこの日は練習場の方でも12:30から練習やってここにきてるので、そういうのはそっちでやっているのかも。ということで、普通に練習風景の写真もどうぞ。左の写真は最初のランニング風景です。これを「できるだけ近づいたらシャッター切ろう!」と思ってると、後ろ向かれてしまうわけで(笑)。下のはシュート練習風景です。 わかると思いますが、後ろから二番目がニック。



5対5の練習中。かなり狭い範囲の中(4分の1ピッチ) で真剣です。でもこれ、そんなに私、覚えていなかったりして。短い間に集中してやるって感じです。

さて、そんな中、スタメン発表が以下のように発表になります。もりあがってまいりました!右にあるのが、各地の途中結果をリアルタイム(!)で表示してくれるボード。AとかBとかなので「どことどこ?」というのが見ただけではわかりません、途中経過の放送では言ってくれますが。Aの対戦がどことどこかは、実はプログラムの裏表紙にはのっています。そんな裏表紙をスキャンしたのは<こちら>。フォーメーション表やイエロー累積などもここで確認。ニック、まだイエロー1枚なのね、というかIFKそのものがカードが少ないチームなのでしょう(天使ちゃんだから(笑))。そして、Orebroと比べてみるとおわかりになるように、IFKってほんと選手数少ない!2チーム組むのぎりぎり?みたいな・・・なので、Bチームの試合のある日の練習人数が6人とかになってしまうのか。




こちらは試合前のバックスタンド側の立ち見席。いわゆる熱狂的サポさん席(笑)。なんか過激そうな旗が見えるのですがー!このあたりから、時として発煙筒があがるような気がします。素人さんは大人しくメインで見るのが無難だと思い増した。

ということで、そんなこんなで試合開始前の整列。ニックは一体誰に手をふってるのか(今に思えば家族な気がする)。ということで、17:00試合開始。

しかし生どころか、丸々一試合やってるニックを見るのも、実は2年前の親善試合ロシア戦のテレビ中継以来なのですよね。動画や講評で結構よさげでなんでもやってるというのは知識としてはわかってたのですが、実際に見たら「なんでもまかせすぎちゃう?」と心配になりました。なにせこの試合は、FKもCKも左右問わずセットプレーものは殆どニックが蹴ってましたので。ニックのそういうのが多々見れて嬉しい反面、左からのものは他の人がやってもいいんじゃないかなあ?と思いました(特に左からのCKの後は右サイドに戻るのが非常に大変そう)。まあ翌週(つまり今週)の試合ではCKもFKも他の人も蹴ってたようなので、ちょっとほっとしたり。「とりあえずニックに回しとけ」的なパスもたまにあるような気もしたので、余り頼りすぎないよう。でも右でそういうパスが回ってくると、ピッチも観客席も「クロスが来るぞ!」という気配になるのがなんとなく面白かったです。で、期待通りクロスなんだな(笑)。

ということで、唯一撮った、試合中写真。試合中は写真なんて撮るどころじゃありません。双眼鏡は持っていってたので、時折ちまちま見ましたが、やっぱり生で目の前で見て記憶に残すのが一番です。とにかくニックが元気でやっているのを生で見れてなによりでした。普段動画ではなかなかわからないのがディフェンス部分なのですが、頑張ってるなあと(戻りが思いの他、早かった!)。むしろ時間帯によってはディフェンスの方に力入ってるように見えました。エバの頃「タックルにいかない」と叩かれてたのをよく見てたのですが、それを本人もわかってて修正したのか、それともプレイがクリーンなのでそう見えてたのか、どうにも過去はわかりませんが、少なくとも自分の目で見てるかぎり上手に守ってると思いました(これは代表戦の時も思った)。



で、1-0でどうにか勝った試合後です。時刻はすでに7時頃なんですが、まだまだ日本でいうところの夕方より明るい状態です。上が終わった後、右は終わった後に、バックスタンドにいってサポさんに挨拶した後、今度はこちらに戻ってくる時のニック。お疲れさま!

ところで試合中に面白いな、と思ったのが同時刻でやっている試合の途中経過の入り方。上でも書いたように実況で入ってくるのですが、それが映像つきということ。具体的にいえば、同じ日にElfsborgの試合があったのですが、Elfsborgが点を取った瞬間に「ポーン」というわりと大きな音が場内に響いて、ビジョンには「mal!」というゴールを示す画面が出ます。そしてそれに続いて、まさにそのElfsborgの得点シーンが画面で普通のハイライトのごとく映像リプレイされるのです。「他スタジアムの映像がこんなに瞬時に!?」とかなり驚きますね。この日は他に2試合あったのですが、2試合分の全部のゴールの映像がきました。たまたまこの2試合のテレビ中継があったから映像があるのか、それとも独自のなにかシステムがあるのか・・・その部分は謎でした。他に沢山の試合がある場合も全部流すのか謎なんですが、仮に全部一斉にあった場合(他スタジアム6つ分?)、「ポーン」「ポーン」とえらいこと沢山映像がきて見てる方は落ちつかないのでは?と思いました。実際この日も前半に他スタジアムの点が集中してたので、「またか」と途中で思いましたし(笑)。そんなIFK初観戦でした。

試合内容は、後半のIFKがなかなか形が作れなくて攻められっぱなしな時もあり、「うーむ、やはりこのチームは後半が課題か」と思ったのものですが、とりあえず勝ったのでよしとしておきます。ニックにサインをもらった際に、sinさんがこの試合を見たことを伝えてくれたのですが、ニックも「あんまりよくない内容の試合だったけどね」と答えてたそうなので(言葉がわからない自分がもどかしかった瞬間(笑))、やっぱりそういう試合だったのね、と。しかし試合を見る環境としては器が小さいスタジアムはいいですね、昔、三ツ沢でマリノスを見た時の懐かしい記憶がよみがえりました。中で食べ物とかも売ってそうでしたが、スタジアム探索をする余裕は今回はなく。もし次回がありましたら、その時に。

また、同じ日の試合のレポをsinさんもアップしてありますので、<こちら>でどうぞ!
写真とか見方の違いが面白いと思います。