■第24回 8月20日 Allvsnekan ÖIS-MFF観戦記■

昨年はIFKの試合を見にきたGamla Ullevi、今年はイエテボリにあるもうひとつのAllsvenskanチームのÖIS(正式名称はÖrgryte IS)とMFF(正式名称はMalmö FF)の試合を見に行きました。ÖISはアルベックの出身クラブであり、今でも彼のお父様がチームディレクターをされています。ということで、入り口でパチリ、逆光なので暗くてすみません。この時点で試合開始50分ぐらい前、なんだかまだまだまったりしている入り口です。ここは立ち席のゲート、また座り席のゲートの写真は取り忘れてしまいました。

今回はかなり早い時期にネットからチケットを取っていたので、席は好きな場所を選び放題でした。今回は中央右よりの10段目ぐらいを選択、そんな席から写真をパチリ。 メインスタンドは10ぐらいのブロックに分かれていますが、ブロック指定まで予約の段階でできるのはいいですね。昨年の観戦記で撮った写真と比べると、ちょっと右に移動してるのがわかると思います。右よりにした理由はMFFの練習を側で見たかったから・・・本当はアンデション兄弟を揃ってみるつもりだったのにお兄ちゃんはこの時点ですでに引退を決めてるという悲しい結末になってしまいました。まあそれがなくてもお兄ちゃん、再婚なのに結婚式の日だったので、見れなかったんですが(笑)。


席に座ってから「さて」ということで、1回外に出てマッチプログラムをゲット。IFKがブルーがチームカラーなら、ÖISはレッド(ちょっとえんじ色っぽい)です。IFKとÖISのいわゆる「イエテボリダービー」の際は、スタンドが青と赤に染まってなかなか綺麗、しかも超盛り上がるので私もニックがいる間に1回ぐらいはダービーで見てみたいんですが、どうもスケジュールが合いませんね。昨年は見る前の週に開催、今回は帰った翌週に開催、ちょっと惜しい感じです。

しかしこのプログラム、表紙だけ見るとそれなりなんですが、とにかくペラい!しかも、中をぱらっとひらくと白黒ページも多々(さすがに選手一覧はカラーでしたが)、これで20SEKかーと思いますが、ここはチームに寄付の気持ちで買えば気にならないかも。なお私はこれを買いましたが、同行の方が買いにいったら、日本人だったからか売ってるおじさんがタダで下さったとか!ありがとうございます。

そうこうしてるうちに、双方の選手が出てきて練習開始です。そしてその頃にはだんだんスタジアムも人が集まってきました、結構混雑してくるのは開始30分とかそれぐらいになってからかも。これは私の席からÖISサポさん側のゴール裏方面をパチリとやった写真です、これも逆光気味で暗くてすみません。なんだかバック裏の建物からは双眼鏡使えば試合が見れそう。基本的にメインは左よりがÖISで右がMFFなので、周囲は結構アウェイのMFFのサポさんが多かったです。私の隣のお兄さんは一人でやってきたMFFサポさんでした。

自分達の向かいになる立席のバックスタンドにいるÖISサポさん達は以下のような感じ。クリックすると倍のサイズの画像が見れます。左よりの絵の描いてある旗がいい味だしています。どの選手なんだか。




そしてこちらはMFFのサポさん達のいるゴール裏の光景。ここ以外にも、メインの右側の前方にはサポさん用の立ち席があります。ピッチとほぼ同じ高さなので試合は見づらそうですが、一番ピッチに近いのはそこの席だったりして。マルメからイエテボリってバスでも3時間半ぐらいかかるんですが、思ったより沢山のサポさんが来てるなあと思いました。結構、旗も持ち込まれてたので華やかな応戦でした。




さて、試合開始!ということで整列です。しかし整列した瞬間を撮ったつもりだったのに、MFFの選手の方々はストレッチっぽいことをしてるのか、かがんでる人が多いショットになってしまいました。この試合直前のCL予選でアンデション兄弟のお兄ちゃんことパトリックが大怪我して、それが原因で結果的に引退することになってしまったので、今回からダニエルがお兄ちゃんがつけてたキャプテンマークを譲り受けて、新キャプテンとして試合に臨むことになりました。ちょっとしみじみ。

しかしダニエル、キーパーさんの隣にいるせいか、ちまっとしていますね。というか、MFFのGKさんってめちゃくちゃ大きいような?そしてGKさんの隣にいるのが夏から移籍してきたアンデシュ・アンデションなのですが、なんかこの写真「アイ〜ン」のポーズのように見えてしまう!この写真もクリックすると倍サイズになりますので、そこで見てみてください(笑)。



ということで、そんなキャプテン・ダニエル君のコイントスの写真はこちら。ÖISってGKさんがキャプテンさんなんですね。この写真では見えないのですが、Allsvenskanではメディアからの評価点がチームで一番高い選手がピンクの腕章をすることになっているんですよね。なので、ダニエルは左腕にキャプテンマーク、右腕にはピンクのチームno1の腕章という「ダブル腕章」状態になっていました。

そしてここからは試合、例によって例のごとく写真はとっておりません。この時点でのMFFの順位は3位、ÖISは9位ですし、客観的に見てもMFFは昨年の覇者、実力はMFFの方があるはずでした。

が。

CL予備戦敗戦ショックか、はたまたパトリック引退・ショックなのか知りませんが、この日のMFFはいつもの(少なくとも私がネットで結果やハイライトを見て「強いなあ」と思っているような)MFFではありませんでした。とにかく中盤があまりにぱたぱたしていてチャンスらしいチャンスをつくることができない感じ、ダニエルも結構頑張って指示だしなどをしてるんですが、初キャプテンということもあって「なんか固いなあ、リラックス、リラックス!」という感じなのが私達から見てもわかってしまうほど。本人もそんなチームと自分の出来にイライラしている感じでした。中盤を一緒に組んでるアンデシュ・アンデションもこの試合ほんと良くなかったので、それもあるのかも。逆にÖISは頑張っていました。順位的に降格もまだありえる順位なのですが、この日みたいな試合をしていれば落ちることはないなと思いつつ。

最終的には1-0で先行されたMFFが追いついて、1-1で終了。これは終了後、各サポさんのところに選手が向かってるショットなのですが、MFF的には敗戦に近いドロー、
ÖIS的には満足なドローだったというのが選手の雰囲気からもうかがえます。

最もこの試合、審判さんの裁定にも問題が多々あった感じで、MFFがPKか!?という場面でもらえなかったときには周囲にいたMFFサポさん大荒れ、立ち上がって指差して罵倒したり、一番前のお客さんはばんばん席の前にある看板叩いたり、なかなか殺気だっていてどきどき。これで負けてたら恐ろしいことになってたかも、とか思いました。


なにはともあれ「お疲れ様」なダニエルを最後にパチリ。自分達の目の前を歩いていったので、かなり近め。クリックすると大きいサイズで見れるようにしてみました。ほんと器の小さいスタジアムなので、一番前だった日には手が届きそうと思うかも。まあしかし、試合を見るにはやっぱり10列目以降じゃないと選手が重なってしまって厳しいかもしれませんね。

このGamla Ullevi、収容人数が立ち席あわせても15000人程度という小さいスタジアムなのですが、いかんせん古いということで、ついに新スタジアムを来年から建設、2007年からはそこでの開催になりそうです。ただ移転ではなく改装の予定らしいので、来年一年はこのスタジアムで試合はできないとか(隣にあるテニスコート潰してそっちに作るという話もあるので、まだよくわからないけれど)。となると、今回の試合が私達にとっては今のGamla Ulleviで見た最後の試合がこれになるかもしれないということで、ちょっとしみじみ。まあ新しいスタジアムもせいぜい18000人程度(ただし全着席になる)なので規模はあまり変わらないのかもしれませんが、最後だと思うとちょっとしみじみしました。