■第25回 8月21日 FCコペンハーゲン vs Viborg 観戦記■

●その3:試合〜帰宅?まで●

さて試合開始の時間が近づいて選手が出てきます。先陣きって子供の手を引いてキャプテンマークをつけたトビーが出てくるのを見ると、なんだかんだでちょっと「じーん」とかしてみたりしたことです。しかし、マスコットのライオンがなんだか微妙な!?

でもってキャプテンのお仕事のコイントスでのエンドorキックオフ決め。この時点までお子様づれなんですね。で、それを興味深そうに眺めてるキャラクターがやっぱり微妙だよーーー(笑)!尻尾の絶妙なカーブが笑えます。記念にこのマスコットのグッズぐらい買ってくればよかったかもしれません。



そしてこの時点ぐらいからバックスタンドのサポさんが歌う、歌う!それにあわせて旗が舞う!試合の前から紙ふぶきが飛ぶ!SASリーグってどこもこうなのか?と、ちょっと驚き。結構FCKは持ち歌があるようで、この時だけでも3曲ぐらい通して歌っていたような感じです。一番のメインテーマ(アップテンポの短調の曲、かなりかっこいい)が頭に残っているので、今に思えばCD買ってくればよかったかも・・・ってそんなんばっかりですね。

そして試合はスタートします。FCKがキックオフをとったということはコインの裏表、トビーは外したわけですね。




で、ここから先は試合になってしまったので殆ど写真はとっておりません。なので試合の感想をだらだらと。この日の試合はこの時点で勝ち点が13で並んでいたViborgとの試合でした、得失点の関係でViborgが一位だったはず。そんなわけで両チームとも負けるわけにはいかない!という気合十分な中で始まったゲームでした。序盤、FCKはとにかく攻めていました。で、結構チャンスにもなるんですが最後の一本がどうしても通らない、そんな展開だったというのを覚えています。アルベックが結構代表っぽい感じでフォロワーに回っていたのが印象的、前半、彼のグラウンダーのパスが通った時の歓声は凄かったんですが、パスの先に人が間に合わなかった(涙)。

そして首位決戦だなあと思ったのは攻撃だけじゃなくて守備。この試合が特にだったのか、それともいつもそうなのか謎ですが、Viborgの選手、全般的になんだか荒い荒い!挙句の果てにはイエロー二枚で退場してしまう選手まで出てしまうぐらいでした。FCKの方はそんなでも、ですが・・・まあ・・・トビーがシーズン3枚目のカードをくらってしまう程度には熱くなっていたかもしれません。EUROといい、こういう場面に出くわす運命なのか?まあ、自分の見に行く試合で出れないよりは全然いいんですが、ということはW杯を来年もし見に行ったとしても・・・考えない、考えない(笑)。この試合、FCKは荒さよりむしろポカがめだったというか、2番のヤコブセン選手の動きが上から見ていて危なっかしくてひやひやでした。まあ、丁度彼が見えやすいところにいたのでちょっとしたアラもわかってしまったというのもありますが。なのでこの試合は右より左が機能してたのかなという印象もあります、5番のサーリネン選手もいい感じでした。まあでもヤコブセン選手もPK決めたのでOKとは思いました(彼はこの前の試合もPK蹴って成功してるので、すっかりPK請負人なのかも!?(笑))。

さてそんな中、私の視線はトビーにどうしても集中してしまうことが多かったんですが、まあFCKでの彼はほんと代表と違うというか、この日はFK以外(FKはこの日はサーリネン選手が割と蹴ってました)のMFが期待されることの全てのことを見せてくれたんではなかろうかと。誰がチッペンばりにドリブルでDF振り切って抜いていくところとか、フレディばりに二列目あたりから飛び出してボールを貰うところとかを見れると思うだろう?みたいな。代表では殆どあがることなんてないのに、ちょっとしたきっかけですぐに裏をとってするするっと前にあがっていくのがとにかく驚きでした。だからといっていつものような弾丸ダッシュ戻り&バスケちっくなディフェンス(笑)をしないわけでもなく、加えて四六時中あっち見てこっち見ての指示を出しっぱなし、つくづくタフだなーと感心しました。許されるならシーズン全部毎試合ずっと見ていたいよ、と本当しみじみ。前にAFTONの記者さんが代表とは違うFCKのトビーについていろいろ誉めてた記事を見ましたが、おそらくその記者さんも実際にParkenで見てそう思って記事にしたんじゃないのかな(RLの頃だったので、RLの試合を見た記事だったかも、うろ覚え)。

殆ど試合写真をとっていない中、最後の最後でトビーがいきなりボール持ってコーナーにやってきたので、思わずパチリ。

FCKは1-0で勝ってた85分にトビーのファール(めっちゃトビーが「違う!」と怒ってたのが印象的)でPK取られて1-1になっちゃうんですが、その1分後にここまであれだけチャンスがあったのに1回もモノにできなかった流れからのシュートでIJが点をいれて2-1になるという劇的な出来事がありました。これはその後のコーナーです。別にここからトビーがえいっとあげたわけではなくて、横に映ってるHeerden選手へのショートコーナーなのでなんてことはないんですが、このコーナーの後にいろいろあってこぼれた球をトビーが拾ってドリブル&シュートに行ったのが圧巻、場内大歓声で私も思わず周囲にまぎれて「トビー!」と叫んでしまったぐらいだったりします(笑)。ポスト直撃で惜しかったのでした。


ということで試合は2-1でFCKの勝ちで終了、Brondbyのが得失点で上を行くのでまだ1位ではないのですが上出来です。ということで、これは試合後、サポさんに挨拶したトビーが戻ってくるところです。右でトビーをなんとなく気にしてるアルベックは途中交代だったので、ユニではなくて微妙なグレーのTシャツ姿なんですが、サポさんのところには交代した選手もFCKはみんな行く模様です。

FCKの試合を見るのは今回が二回目ですが、いやー・・・もう堪能しすぎ!という感じでした。RLの時も「満足!」と思いましたが、今回は「大満足!」、いいもん見せていただきました。上から見てるとほんとトビーが頑張ってチームというか試合を作ってるような気がしました。本人からすればめちゃくちゃ大変だけど、めちゃくちゃ面白いのではなかろうか、MF冥利につきる仕事をさせてもらってると思います。このチームが今年どこまでいけるのか、なんとなくわくわくしながら見守ろうと思います。


さて、試合後は出待ちをするということもなく(イエテボリであれだけやってしまってるので気恥ずかしいし)、とりあえずショップへ立ち寄ってみました。FCKは結構個々の選手のマフラー作るの好きらしく、早速アルベックやIJ(彼の妙にでか!)のも売っていました。夏のショップカタログも配っていたのですが、どうも昨年の在庫処分のカタログっぽい感じだったので、2月にもらってきた冬カタログのが本格的なのかも。本当はショップで2004-2005のDVDや、今年バージョンのポストカードなどがあれば買ってきたかったのになかったので、今回は特になにも買ってきませんでした。

しかし帰国してから数日、FCKのサイトを見たら「シーズンDVD出たよ!」の告知が・・・一週間遅いよ、FCKーーーーー!ということで、冬カタログが出るクリスマス以降に、CDと一緒に通販でもするかと思いました。

ということで、中央駅に戻ったのは9時頃。イエテボリへ戻るバスは10時10分発なので、それまで売店やら駅内のカフェでまったりしていました。しかし帰りのバスはコペン発オスロ行きを途中下車する形なので「乗り過ごしたらどうしよー!」とわけもなく心配になってしまってあんまりゆっくり寝れなかったりして。イエテボリ着は夜中の2時半、丁度3時頃にマルメに行く夜行列車があるので駅は意外と人が多かったのですが、それでもなかなか深夜の駅はどきどきでした。まあしかし、なかなか強行軍でしたがそれだけの価値はありました。今度はコペン滞在をメインにしてイエテボリ日帰りor1泊とかもしてしまいそうな自分がちょっと怖い(笑)。