■第28回 9月24日 FCコペンハーゲン vs Midtjylland 観戦記■

そしていよいよ選手入場という時になったら、今年からだと思いますがバックスタンドに巨大ユニが出現して「おおー、アンフィールドみたい!」とか思いました。そしてこれも今年からだと思うのですが、選手が入場してくるところに滑走路みたいな柄の敷物が。うーん、さすがSASリーグ!そういえば、なんでデンマークリーグって企業であるスカンジナビア航空の名前が冠についているんだろう?Superligaってのが正式な名前なんだと思いますが、なんで2つ呼び名があるのだか。


この日はFIFAのフェアプレイデー?だったので、整列の時もあのフェアプレイの旗が選手の後ろでひらひらしています。そして手に持ってる方が人種差別禁止運動(人種差別にはレッドカードを!・・・って感じ?)の垂れ幕ですね。はじっこにいるいつものマスコットのライオンがやっぱり微妙だ!クリックすると、ちょっと大きめの写真も見れます。あーしかし、クリスチャンセンの隣だとやっぱりトビーはちまい。というか、本気で大きいハンゲランとトビーが並んでる写真とか見てみたいかも。



その後、普段だったら普通に選手は散って、トビーはコイントスをして試合開始になるのですが、この試合はちょっと違っていて、コイントスの前にトビーへの100試合出場記念の花束贈呈がありました。もちろん場内にはそんなアナウンスがあってサポさんみんなが拍手してくれたのですが、デンマーク語がさっぱりな私はその場では「なんの花束??」というのはわからなかったりして情けない。まだ在籍して2年ちょっとなので、リーグ戦だけだったら出停もあることだし(笑)せいぜい60試合ぐらいだと思うので、カップ戦やRL、UEFA予備戦やらCL系やら全部の試合をひっくるめて100試合なんでしょうね。

しかしこの花束贈呈場面、ちょっと引いた場面でみるとこんな↓感じですでに足元の敷物の片付けが始まってたりして、「おいおい、トビーがまだ上にのってる間は片付けるのやめようよ」と笑ってしまいました。これこのスタジアムだけじゃなくて、SASリーグ全てで敷かれてるんだろうなあ。



ということで試合開始、ここから先は今回は試合が終わるまで写真は全く撮りませんでした(トビーのCKも近いところではなかったことですし)。この試合、アルベックとトマセンが幸先よく2点いれたところまでは非常にいい感じだったのですが、そこから先は今ひとつチャンスが作れずに、逆に1点取られてなお相手のがおしてる感じでした。「なんか相手のFWがDF陣に粘着してるなあ」と思ったんですが、いわゆる「裏を取ろうとしている」状態だからそういう風に見えるわけですね。CLに備えての試合だったからなのか、DFラインが高めだったからそういう感じになったのかも?そしてどんな有能なDFだって、試合中に一つや二つのボールのコントロールミスはあるはずで、それを当たり前だけど狙ってるわけで・・・それが戦術ってのはわかるし、こういうのって最近は代表戦や他リーグでも結構見るようになったんですが(私が意識しはじめたのが最近なだけかもしれませんが)、個人的にはどうにもイライラする見てて苦手な戦術だったりします。GKさんがゴールキックをするときにさえ必要以上にくっついてくるので「ウザい!!」とほんと思ってしまう。まあ、そんなの無視して淡々と確実なプレイをすればいいだけなんでしょうけれどもね。

まあしかし、これで私のFCK観戦は3回目になりますが、全部見た試合は勝っているので、これからもそうだといいなーと思いつつ。トビーは昨年見たViborg戦のが攻撃的だったような気がしますが、このあたりもCLに備えてだったのかも。この試合でカードをもらうと次節のBrondby戦が出停になるので、ほんともらわなくてよかったです。というか、トビーがカードをもらわない試合を見る方が珍しいというのはなんとかならないものか(笑)。

そんな試合は7時ちょっと前に終わりました。FCKは翌日の練習は休みで、私もイエテボリに移動してしまうのでトビーに会おうと思うなら、今回はここで出待ちをするしかないわけで・・・といっても、FCKのサポさんがおそろしいほど出待ちの意識がないのは聞いているので(練習場で好き放題会えるんだから、なにもわざわざ試合後に待つこともないのでしょう)どうしようかなあと思いつつ、ちょろっとショップを覗いたりなんだりしていたら、7時で日が落ちてるのでスタジアム周辺はどんどん暗くなっていきました。明るいところでうろうろしてるよりもあやしくはないのですが、それにしても人がいない。ただ誰もいないというわけでもなくて、大学生ぐらいのお兄ちゃん2人(ユニ着用)、小さい男の子とお母さん(やっぱりユニ着用)、おじさん一人がやっぱりそわそわうろうろしてるのを確認。この時点で7時15分ぐらい、腹をくくって待ってみることにしました。

そんな状態で待つこと7時半、ぱらぱらっと選手が出てきました。結構な選手が家族連れだったり彼女連れだったりしてるので、CL前の軽い壮行会みたいのをやったんじゃないのかなと推測。前はスーツでご出勤だったようですが、今はチームジャージ&Tシャツで出入りしてる選手が殆どのようです(前任のバッケ監督はスーツでベンチ入りしてたけど、今のソルバッケンさんはジャージだからなのか?)レギュラー陣で見たのを覚えてる感じだと、以下のような順だったかと。

ヤコブセン→シルベルバウアー→ピンポン→ベルグドルモさん→ベリルンド→オスカル君→ハンゲラン→クリスチャンセン→アルベック→ソルバッケン監督→トビー

ピンポンは友達らしき人と出てきたり、シルベルバウアーとかベルグドルモさんあたりは一人だったりしてたんですが、ベリルンドとかオスカル君は彼女っぽい人をはべらかしていました(笑)。アルベックは奥様とお子様2人連れの家族総動員状態だったんですが、お子様がちゃんとアルベックマーキングのFCKユニを着ててかわいいったらありゃしない!!周りが暗いから写真をこそっととるのは気がひけたのですが、明るかったら100%便乗して撮ったことでしょう。あと笑っちゃったのはクリスチャンセン、みんなジャージなのに彼だけはピンク(!)のシャツにジーンズで、しかも女の子を二人連れてのお帰りというチャラっぽさはなかなか。絶対どっかにその後遊びに行くに違いない!しかも彼は子持ちのはずなんだが・・・とか、余計なかんぐりを入れてしまいました。ソルバッケンさんも奥様連れでなんかいい感じだったんですが、監督が出てきた時点で時間は8時ちょい前、大学生らしきサポさんが「まだ誰か残ってる?」みたいなことを聞いたら、建物を指差して「2,3人」みたいな答えをしていました。・・・このあたりは言葉がわかってるわけではなく、ジェスチャーでなんとなくわかったのですが。まあ私はトビーを待ってたので「まだ中にいる」というのはわかったけれども。

そんなソルバッケンさんが出てきて殆ど間をおかずにトビーが出てきたので、実は心の準備が出来てなくて超焦りまくり。手に花束持ってたので、サポさんがそれを指差してなんか言ってたんですが、何の話かはわからなかった。事前には「CL頑張ってください」とか「W杯見にいったんですよ」とかいろんな言葉を反芻してたのに、とにかく今回は何も言えずにあわあわしてた感じで非常に情けない(昨年のやりすぎもアレだったかもしれないけれど)・・・。そして今回は友達は誰もいなくて自分だけ、カメラを出したところで「サポさんにお願いしなきゃ」と振り向いたら、トビーが先に大学生っぽいサポさんに声かけてくれて、ほんといろいろ申し訳ないったらありゃしない。

てなわけで、側にいたサポさんに撮ってもらった写真はこちら。ほんと暗いところだったのに(真っ暗な背景の奥が駐車場)、綺麗に撮れてて、サポさんには感謝、感謝というところです。ちゃんとトビーは肩に手を回してくれてるよとということで、こちらでは広角の写真を。こうやって見ると、トビーも普通の男の子程度の背はあるわけで(私がちまいというだけかもしれない)。この後、握手してもらったんですが、あわあわしながらもやりとりが英語だったからなのでしょう、去り際にトビーは“bye bye!”と。・・・真面目に本気でスウェ語やるかと思いますね。次回はスウェ語じゃ!いや、それよりあわあわしないようにしたいものです、反省!

ちなみに今回サインをもらったのはW杯のチケット。前にsinさんがアルベックに2002年度のチケットにサインをもらってるのを見て「これいいな」と思ったので。本当はこの日のチケットがあれば、その半券というのが一番いいのだろうけれど、半券ないんだからしょうがない。毎回、書き順を見ようと事前には思っているのに、また見そびれてしまいました、サインしてるところはちゃんと見てるはずなんだけど、記憶が曖昧というのはいかがなものか!



そんな感じで今回の観戦はおしまい。ちなみに今回の帰りはちょっとPARKENから歩いていろんなバス路線が出てるところまで戻って、14番のバスで市庁舎前まで戻ってみました(ほぼホテル斜め向かいぐらいに停留所がある)。そうするとバスに乗ってる時間がわずか10分ちょいしかかからなかったので、時間があえばドアtoドアでも15分ぐらいしかかからないのかも!次回からは14番で行こうかなと思いました。こうして少しずつ詳しくなっていく・・・。 しかし今回も日程の都合で練習は見れないので、いつか練習を見れる日というのは来るのだろうか?次回はGW頃いければいいかなとか思ってはいるんですが、どうしてもIFKとFCKを組み合わせると、気分はIFK優先になってしまうのですよね(頭のどこかにやっぱりデンマークよりスウェに長く居たいというのがあるので)。

そして今回も街やコンビニのキオスクで雑誌を物色してみたところ、SASリーグがメインっぽいものはなかった代わりに、現地の新聞“TIPS bradet"というところが出しているCLの特集号があったので、それをゲットしてきました。しかしこの雑誌、えらいにサイズが大きくて持ち帰るのになかなか苦労しました。比較に買ってきたシーズンDVDを置いて見ましたが、B4をちょっとだけ大きくした感じです。中はFCKが大きく出てるのかなと思ったら、巻頭はチームディレクターさんのインタ1p、その後がトビーのインタ記事3pの後はルーニー君とか他のクラブのメジャー選手の記事になってしまっていて「おいおい、ソルバッケンさんとか選手にももうちょっとインタ取ってくれ」と思いました。トビーのインタがあるから私にはいいのですけどね(なんかキャプテンにCLについて聞く!みたいな表題でした)。