試合そのものについては前のコラムで語ってみたので、次は選手について。もともとはこっちもいれて1つのコラムに載せようと思ったのですが、書いていて「・・・なんだか話題がずれてきてる」と思ったので、別
個にだらだらと。
私が一押しなのはスウェーデンの背番号8のアンデシュ・スヴェンソン、MFです。どうでもいいんですがスウェーデンの選手は名前のカタカナ表記がメディアによってバラバラで、この人も例に漏れず「アンデルス?シュベンソン?スベンション?」と混乱されている模様。なので私はとりあえずスウェーデンチームの通
訳をしてた方の表記に準じておきます。しかし同じチームに「スヴェンソン姓」が3人ってどうなんだという感じ、なので試合の実況ではたえずフルネーム。余談ですがスウェーデン代表、他にも「アレクサンデション姓」が1人、「アンデション姓」が3人ということで「これって佐藤と斉藤と加藤みたいなもんちゃうかーー!」とわけがわかんなくなってきます。混乱しない実況の方、偉い(でもセネガル戦では途中、混乱してた箇所あり(苦笑))。
1次リーグでは私はスウェーデンの試合は初戦のイングランド戦しかみていないので、この段階では私はイングランドの選手の方を見ていました。なので彼の記憶は全くなし、もっともこの時点では彼も途中交代で入ってきた選手だったのでスタメンではなかったのですが。以後2試合も私はハイライトでしか見ていない状態、しかも値千金のアルゼンチン戦の彼のFKでは逆に「入れられたーー!」と恨めしく思ってしまうほどだったりしていました、バティの涙の方を見ていたし。そんな私がすこーんとおちたのはスウェーデンーセネガルの延長戦。延長5分で彼がマルセイユ式ルーレットからシュートをうった瞬間、「うわ、今の何だ!?」と見入ってしまったことが発端かと。ちなみにこのマルセイユ式ルーレットというのはフェイントなんですが、これを言葉で説明しているサイトによると「ボールをブロックし、足裏で引き寄せ、逆方向へのピルエット(半回転)で後方へルーレットする動作」・・・とのことですが、見たことなくてこの解説でイメージを想像できる人は凄いような。ルーレットする動作って言われましても。フランスのジダンのトレードマークの技とのことですが、後日見た彼のプロフィールで好きな選手がジダンになってるので、きっとこれ普段でも練習してたんだろうなーとなんだか微笑ましく。
スポーツに「たられば」は禁句なんですが、このシュートが決まっていたらW杯はどうなっていたんだろうなあと思うことはあります、スローでみる感じ、あと10cmずれてたら・・・トルコースウェーデンだったのか(妄想中)。でも入らなかったからこそ、印象深いというのもあるのかも。ネットで時折「今回のW杯でのベストゴール」などのアンケートを見るのですが、入っていないにもかかわらず、このシュートが一番だという人が結構いるのはなんだか嬉しいところ。「一体どんなシュートやねん」と見てない方には思われそうなので、私が気合でそのうちgifアニメにでもするかもしれません(おい)。素直に動画をリンクしろ!とつっこまれそうですが、でもこれの動画ってネットの上では見たことないんですよね。こんど探索してみようかなと思います。そんなこんなで試合は終わってしまうわけですが、前回のコラムにのせたセネガル選手がスウェーデン選手に声をかけるバージョンにはアンデシュに声をかけてるバージョンもあります、<こちら>。直後は空を仰いで大泣き状態だったらしいので、まだこれは少しは落ち着いた写
真なんじゃないかなあ。
さて一旦そういう目で見るようになってから、手元にあるわずかなハイライトなどのVTRを見なおしてみました。画面
の中で追っかけてみると、CKもFKもシュートもかなり正確、「この子、めっちゃ上手いんじゃないか?」とびっくりしてみたり。ニュースステーションで「北欧の隠れたファンタジスタ」と評してくれたらしく、当時「誉めすぎでは・・」と思ったのですが、なるほどという気にさせてくれます。今回のW杯全体で直接FKが入った本数は5、6本しかないらしいのですが、アルゼンチン戦でのFKはそんな中の一本なのですよね。あの時、彼の調子があがってることが自他ともにわかってたらしく、FWのラーションが「蹴りたい?」と聞いてきたので「蹴りたい!」ということでああいうことになったとか。W杯の前に調子悪かったらしいので、逆にピークがW杯にきていたのかもしれません。オリンピックや日本シリーズなど「ここ一番」というようなスポーツの試合を見ていると、そんな大会を通していきなりするっと伸びていく選手というのがたまにいるなあと素人目でも思うことがありますが、まさに彼はそんな感じだったのではないかなと思う次第。この調子でどこまで階段をかけあがっていってくれるのかな?というのが、ちょっと楽しみかもしれません。
てなわけで、海外サッカーに関しては、暫く彼の背中をおっかけて見ることになるのでしょう、スポーツ選手にはまるの久しぶり、日本シリーズで見惚れた秋山さん以来ですね。しかし公式サイトに不定期コラムがあったりするのに、スウェーデン語の壁はいかんともしがたい・・・現在、ネット辞書を駆使して英訳中、しかし手間がかかるので、高いけど初期費用としてやっぱり和訳の辞書と簡単な文法書はあった方がいいかもしれないなあとも思いつつ。けれどインターネットって本当に便利、がんばってかき集めれば日本では絶対に見ることのできない記事やら映像やらが転がっていてお宝気分です。しかし「好きな飲み物=コーラ」ってあんた、いい大人なのに(やんちゃ坊主っぽい印象だからいっか(苦笑))。とりあえず所属がプレミアリーグなので、そこの公式サイトのインタビューは英語なのが救い、こんなにマジに英語をネットで読むのは初めてかもしれません。さあスカパー導入へもいよいよまっしぐら、今から入ればW杯の再放送も最終週までなら間に合いそう(F組ーー)!W杯で他の気になった選手もいろんなリーグでいろいろ見れる!プレミアリーグでたまには見れるかも!いやはやまさかこういう状態になるとは、ううむ。なんて、このテンションが続くのかどうかもまだ未知数ですが(苦笑)。
・・・なんだか思いっきり呆れ&ひかれてそうなのを肌で感じつつ、またも長い話になってきたのでこのへんで。いろいろ付随してスウェーデンの選手のことも詳しくなってきたので、折りをみて今度はチームの話でも。ラーションが代表引退してしまうのが口惜しく。
|