愛ッテナンダロウ?
私は、愛というモノがどんなものなのかわからない
遠い昔、私はひっそりと眠り続けていた
静寂な空間そして時々見ることが出来る白い光の化身のプリンセス・・・
いつも、彼女の周りには私の知らない暖かい何かあった
私は、それがなんなのか知らない・・・・
「あなたは、決して目覚めてはいけない戦士」・・・
「あなたが、目覚めるときはこの世界を終焉させるとき」・・・
私は、永い眠りから覚め世界の終焉の幕を静かに下ろした
「ほたる」・・・・優しい母の声を聞いた直後だった
ものすごい熱風と暑さが、私と母を飲み込んだ
「ほたる」・・・・どこか冷たい機械のような父の声
「パパ、愛ってなに?」
父は、機械のような声で囁く
「愛とは、くだらないものだよ」
私は、愛を知らない・・・・
「ほたるちゃん」
私の前に現れた優しい光を持つ小さなお友達・・・・ちびうさちゃん
彼女の周りには、暖かい光が集まっていた
「ちびうさちゃん、愛ってなあに?」
「ママとパパが教えてくれたんだけど、愛って種なんだって!」
「種?」
「うん、愛はたくさん気持ちを注ぐと花を咲かせるんだって!」
彼女は、そういってピンク色の美しいクリスタルを私に握らせる
「これが、私の愛の種から生まれた愛の花なのまだうさぎに比べてちっちゃいけど」
伝わる・・・・暖かいもの・・・遠い昔に、私が見たプリンセスのもとにあったもの
私は、知った・・・愛の意味を・・・
そして、再び私が目覚めたときプリンセスに出会った
「もう、独りで眠ることなんか無いよ・・・みんながそばにいる」
私は、再び「ほたる」としての生を受けた
白く輝く月を見ていたとき見えた・・・・愛の種が美しく開いたその瞬間
純白の天使の羽をまとい大輪の愛の花・・・・
「私はすべての愛から生まれた・・・・エターナル」
愛の種から生まれた愛の花・・・永遠という意味を持つエターナルセーラームーン
あとがき
ほたるちゃんファンの皆様へ
今回のテーマは、ほたるちゃんことセーラーサターンです。
実は、この作品の前に作っていたものがあったのですがどーもしっくりいかず書いて途中で、自然と浮かんできたのがこの
「愛の種」でした。
この作品は、原作とテレビ版のSとスターズの第1話を元につくりましたのでご了承ください。
日本全国にいるほたるちゃん&セーラーサターンファンの皆様イメージ違ったら許してください。m(_ _)m