女力士物語
公開題名は「ボディ・スペシャル 調教」(ミリオンフィルム/86)。

各地を転戦して歩く女力士とマネージャーを主人公にしたロード・ムービー。

新宿歌舞伎町のビヤガーデンで女相撲のショーが行われており、知り合いのモデルが出演するというので何度か観に行った。ある時、アルドリッチ監督の「カリフォルニア・ドールズ」と脳内でつながった。企画書を書いてミリオンフィルムのプロデューサーに持っていった。

企画はすんなり通ったが、予算がかかるシナリオになった。女相撲大会のシーンがいくつかあり、その会場設営と観客エキストラが必要だった。会場は明大前のキッドアイラックホール、大塚のジェルスホールなどの芝居小屋を借りてなんとか作った。エキストラは雑誌ぴあの欄外告知で募集した。

雑誌「フォーカス」の撮影現場リポート(拡大)

撮影上の問題がひとつあった。試合会場に行くためにマネージャーの影田は車を運転しなければならないのだが、影田役の池島ゆたかは運転ができなかった。仕方がないので車のバンパーに縄をくくりつけて、撮影車で引っ張りながら撮影した。公道で、無許可での撮影だったので非常に危険だった。

主演の橋本杏子はその天性の演技センスでヒロインを快演した。中村京子、和田よしみ、相見佐与子らの女優陣は強豪女力士を熱演した。本作で三度目の影田を演じた池島ゆたかは、脂が乗っていた。

現在、DVDが発売されている。
ビデオ(廃盤)
DVD(発売中)