開運あらカルトの部屋 

<2000/5/1>

子平薬食開運法をご紹介します。
子平薬食開運法とは、子平(四柱)推命の年運に対して、食物・薬物によって「避凶趨吉」(吉
兆を増し、凶兆を抑えること)を求める方法で、奇門遁甲の造作法に匹敵すると言われています。
ただし、使用するには、正しい子平の知識が必要であり、年運の喜忌(吉運・凶運)が判断でき
ないといけません。
子平(四柱)推命の基本知識については、「子平の研究」(阿藤秀夫、御子神龍児著)を参考に
して下さい。
さて、ご存じの様に、五術の中には医が含まれており、子平と同様に五行をその判断材料として
います。
そこで、子平の年運の喜忌作用を、薬食の五行によって扶抑しようとするのが薬食開運法です。
子平の年運の六親の作用を医的に解釈すると次のようになります。
 比劫の運では、升的現象が起こるとし、
  比劫の喜運では、升的現象により、頭がはっきりします。
  逆に、忌運では、のぼせて軽挙妄動にはしったり、血圧上がります。
 食傷の運では、散的現象が起こるとし、
  食傷の喜運では、散的現象により、こまめに動くようになります。
  逆に 忌運では、お節介になったり、出しゃばるようになります。
 財の運では、気(調和)的現象が起こるとし、
  財の喜運では、気(調和)的現象により、処理能力が出てきます。
  逆に、忌運では、やる気がなくなる、無気力になります。     
 官殺の運では、降的現象が起きるとし、
  官殺の喜運では、降的現象により、血圧がさがる等心身がうまくいきます。
  逆に忌運では、精神が萎縮します。
 印の運では、収的現象が起きるとし、
  印の喜運では、収的現象により、心身が充実する
  逆に忌運ではスケールが小さくなります。

行運が喜運であれば、その運を助長する食べ物を取ります。逆に忌運であれば、行運を抑制する
食物を取るというのが薬食開運法の考え方です、
例えば、忌比劫運には官殺の食物、忌食傷には印の食物、忌財・忌官殺運には比劫の食物、忌印
の運には食傷の食物をとるといった具合です。
本式には、更に十干別に薬食を区別して、より効果的な食物をとります。
以降代表的な六親別の食物の一覧を掲げておきます。

比劫               食傷              財帛
 山芋・・・己、辛         しょうが・・・戊庚       ごま・・・乙、癸
 お茶・・・丁、己         しそ・・・己、辛        みそ・・・己
 コーヒー・・・丙、戊       にら・・・乙、癸        落花生・・己、辛
 くこ・・・乙、癸         ねぎ・・・甲、庚

官殺               印綬
 アスパラ・・・戊庚        餅米・・・戊庚
 玄米・・・己辛          ハスの実・・己、癸
 そば・・・戊           もも・・・庚
 白菜・・・己           りんご・・・戊、庚
                  牡蠣・・・癸

なお、実施にあたっては、子平の喜忌を確認してから実施下さい。また、食物の量等、常識の範
囲内で行う必要があることを付記しておきます。