開運あらカルトの部屋 

<2003/11/02>

今回より数回に渡って「名づけの方法」について書いていきたいと思います。

まず、名づけにあたって最も重要なことは、常識的に
・読みやすく、書きやすい名前
・姓と名の文字数が不調和、音や文字が重なったり等がなく、バランス
 のとれた名前
・流行を追ったり、有名人の名前を真似たりしない。
等があります。
その上で、姓名術の法則を利用することで、子供に幸せになってもらいたいと
願う親の愛情を表すことができるのです。

姓名術には、画数・発音・字形で見る三種の方法がありますが、今回は最もポピュラー
な画数による判断方法をご紹介します。

1.画数
  数の吉凶は流派によって異なる場合がありますが、その起源は神殺派の占術からで
  たもので数を十干と八卦に直して星を出し、吉凶を定めたものと聞いています。
  (個々の吉凶については次回以降に記述予定)
  また、画数の数え方も流派によって様々です。(主に、康煕字典にあわせるとする説
  と新字体とする説に分かれます。)

2007/9/1追記
 以前は「日常使用している文字で、その筆画に合わせて数えるのが自然であると考えます」
 としていましたが、いろいろ研究してみると、遁甲姓名術では、康煕字典の画数で判断し
 たほうが良く当てはまるようです。
 
  2.姓名の構成
 (1)天格
    姓の字画数の合計。但し、姓の文字数が名の文字数より少ない場合は、その
    文字数だけ姓に加える(これを仮成数という)
    吉凶は不問とする。
 (2)人格
    姓の一番下の文字と名の一番上の文字の字画数の合計。
    吉凶の決め手。最も重要となる。
 (3)地格
    名の姓の字画数の合計。但し、名の文字数が姓の文字数より少ない場合は、その
    文字数だけ名に加える。
    人生の前半の吉凶をあらわす。
 (4)総格
    姓名の字画の合計数。仮成数は加えない。
    一生運。人格に次いで重要である。
 (5)外格
    総格から人格を引く。但し、仮成数があれば、それを加える。
    家庭運をあらわす。

3.三才五行の吉凶

  五行(ごぎょう)とは
  古代中国では宇宙は5の元素から構成されていると考えられていました。
  これが、東洋占術の考え方の中心となる木・火・土・金・水の五行です。
  この五行に関し、占術を学ぶ為に知っておくべき知識は次の相生と相剋の2つです。
  相生… 木は火を生じる。火は土を生じる。土は金を生じる。金は水を生じる。水は木を
      生じる。
  相剋… 木は土を剋する。火は金を剋する。土は水を剋する。金は木を剋する。水は火を
      剋する。

  天格、人格、地格の画数を五行に直して、そのバランスを見ます。
  後述の字画が部分的であるのに対して、三才は全体のバランスを見て、より重視します。

  三才五行の求め方
   1桁目の数が1または2・・・木  (1,11,21・・ 2,12,22・・)
   1桁目の数が3または4・・・火
   1桁目の数が5または6・・・土
   1桁目の数が7または8・・・金
   1桁目の数が9または0・・・水

  人格の五行を天格が五行を生じる・・・周囲の援助で成功する。
  人格の五行が天格の五行を生じる・・・自分の努力で成功する。
  人格の五行を地格が五行を生じる・・・基礎運が安定している。
  人格の五行が地格の五行を生じる・・・自ら家庭運・基礎運っを守っていく。
  天人、人地が吉でも天地が水火・金木の相剋の場合は害が大きい。

  名づけの場合は、三才五行を吉にした上で、次の目的別吉数をつけます。

4.目的別吉名の作り方
  目的別の吉数を四格(人・地・総・外)のうち3格以上につける。

  <財運数>
   5、6、15、16、24、29、31、32、33、39、41、45、47
  <良縁数>
   男:5、6、11、15、16、24、25、31,32,35,37,41,45
   女:「21、23、33、39」以外の吉数。特に温和数
  <出世運>
   16、21、23、33、39
  <芸能運>
   13、33
  <温和運・・長寿、家庭平和>
   5、6、11、15、16、24、31、32、35
  <健康運>
   7、8、17、18、24、25、31、32、37、41、45
  <地位運>
   11、15、16、21、24、25、31、32、37、41、45、47、48
  <名声運>
   13、21、23、29、33、39、48、52

5.命術との関係
  子平で忌神を抑える五行または喜神と同じ五行数を人地総の三格に持ってくるとより吉兆が
  あるとされる。

(次回に続く・・・かな?)