開運あらカルトの部屋 

<1999/11/14>

 風水がブームになってから久しく、やっとまともな風水本も出てくるようになりました。
 風水グッズも色々と紹介されていて、羅盤などはポピュラーになりましたね。
 ただ、羅盤は、素人ではなかなか取り扱いが難しいものです。
 そこで、今回は、同じ風水グッズである魯班尺という物差しを紹介します。
 まあ、色々な使い方があるのかも知れませんが、私の習ったのは次の通り。
 家相では、玄関や窓の長さを決めるのに使いますし、表札の大きさを決めるのに使う人
 もいます。皆さんも、自由に応用してみて下さい。
(例えば、ネックレスの長さを決めるときとか)
 長さによって吉凶が定まっています。
 約42.8センチメートルを、8分割しており、さらに4等分されていますので
 計32等分(つまり1つ5.4センチくらい)されています。
 あるものの長さがどれにあてはまるかで吉凶を占うという代物。

 最初の1/8が財。それを財徳、寶庫、六合、迎福に分けます。
 次の1/8が病。さらに、退財、公事、牢執、弧寡に分けます。
 次の1/8が離。さらに、長庫、劫財、官鬼、失脱に分けます。
 次の1/8が義。さらに、添丁、益利、貴子、大吉に分けます。
 次の1/8が官。さらに、順科、横財、進益、富貴に分けます。
 次の1/8が劫。さらに、死別、退口、離郷、財失に分けます。
 次の1/8が害。さらに、災至、死絶、病臨、口舌に分けます。
 最後の1/8が本。さらに、財至、登科、進寶、興旺に分けます。
 まあ、正式な風水というよりも、民間風水のおまじない的なもので、気楽に使って見て下さい。
 さて、判断ですが、「魯班尺五言絶句」「魯班尺七言絶句」という原典の簡単な解釈を
 を載せておきます。

 1.財   
 <五言絶句> 魯班財神動 倉足蔵不空 一本万利来 金銀銅満桶  
 <いい加減な訳> 莫大な利益を得ます
   a財徳、信用第一で収入を得ます。
   b寶庫、珍しい宝を得ます。
   c六合、信用が増し、友人が増えます。
   d迎福、良いことが重なります。
 2.病
 <五言絶句> 魯班病憂恐 焼痛倦湿疹腫 看医応趁早 晩来入青塚
 <いい加減な訳> 病気の憂いがあります。
   a退財、金が段々無くなります。
   b公事、ごたごたに巻き込まれます。
   c牢執、トラブルが多いものです。
   d弧寡、孤独になります。
 3.離
 <五言絶句> 魯班離孤港 無情当頭棒 労燕各分飛 怨別最離講
 <いい加減な訳> 孤独、夫婦の別離等で大打撃を受けます。
   a長庫、商売がうまくいかず、在庫品を抱えます。
   b劫財、お金をむしり取られます。
   c官鬼、役所の害にあいます。
   d失脱、物事が役立たずになります。
 4.義
 <五言絶句> 魯班義最美 正正当当是 諸悪莫作為 青雲与清水
 <いい加減な訳> 義理人情をわきまえ、立派な志を持ちます。
   a添丁、いい跡継ぎを得ます。
   b益利、事業の利益を得ます。
   c貴子、子供が良い子に育ちます。
   d大吉、家庭の安定を得ます。
 5.官
 <五言絶句> 魯班官英偉 抬頭不揺尾 晋昇尽権貴 勢掌一車鬼
 <いい加減な訳> 出世します。
   a順科、試験に合格します。
   b横財、一過性の大金を得ます。
   c進益、仕事が繁盛します。
   d富貴、お金と地位を得ます。
 6.劫
 <五言絶句> 魯班劫離禦 煩似寒与暑 只知利来源 不知財出処
 <いい加減な訳> お金がいつの間にか無くなっていきます。
   a死別、生別・死別があります。
   b退口、従業員が次々やめていきます。
   c離郷、自分の家や現在の会社を離れることになります。
   d財失、時流に乗り遅れ、収入が減ります。
 7.害
 <五言絶句> 魯班害当路 偏偏神不遇 却与鬼相逢 此生多謬誤
 <いい加減な訳> 障害だらけの人生となります。
   a災至、色々な災難にあいます。
   b死絶、後継者を失います。
   c病臨、病気にまとわりつかれます。
   d口舌、争いやトラブルに巻き込まれます。
 8.本
 <五言絶句> 魯班本伝世 年年必豊歳 根固枝葉張 花開果可計
 <いい加減な訳>家業がしっかりします。
   a財至、金が順調に入ってきます。
   b登科、国家試験に受かります。
   c進寶、汚職をしても捕まりません。
   d興旺、家畜、農産が盛んになります。

 以上ですが、大きなものを計るには、メジャーになったものもありますので、入手されると
 良いです。たしか東京では、神田の原書房で入手可能だと思います。