ブリザード・ミュージック(再々演)(RED第1回目)
観劇日 2001.12.1 14:00 10列15番 池袋サンシャイン劇場
今回3回は観ようと気合を入れてチケットを取りました
私がキャラメルボックスを観る切っ掛けになる記念の作品
そして初演から観ているのですが,キャストが大幅に変更の上に,音楽まで変わるという博打・・・
どんな物語になるのであろうかと,ドキドキしながら観ました
あらすじ
清吉(西川浩幸さん)が昔自分が宮澤賢治の作品を参考に書いたという戯曲を上演しようと劇場を貸しきり,役者たちを集める
ところが役者たちが戯曲を読んだところつまらないということでふてくされていたのだが
清吉が新聞に宮澤賢治の未発表原稿を持っているということを明らかにした記事が載る
それを見た役者たちがなぜ未発表の原稿を手に入れたのかを劇にしたらいいのではないかということをしぶしぶ清吉が受け入れ稽古が始まるのだが・・・
初・再演からいうと随分印象が変わりました
特に主役のみはるが大森美紀子さんから小川江利子さんへ変わったことは一番大きいですね
今まではどうしても年が近いせいか恋人!?(現実に結婚されていますし)という感じがしたのですが,今回はおじいさんと孫という感じ(実年齢からいえばそこまで言ったら失礼!?)という感じがようやくして,役と現実が少しオーバーラップしたのかな・・・と感じました
その分最後のシーンでさらっていくという感じがなくて少しがっかりした
さすがに囁くシーンはよかったのだけれど・・・
あと音楽なのですが,さすがに跡形もないといってしまったらしょうがないのですが,加藤さんの好みの音楽という印象があまりなく,その代わりzabadakだなあとと感じたことかな・・・
これまでの曲を残すことができなかったのかな・・・と思う点もあり
それはともかくこれまでと比較して静かなお芝居だなあと感じたのが収穫かな
これまで音が溢れていて,それはそれでよかったのだけれど,ブリザードに関して言えば静かなことが重要なシーンであることを示しているだけにその静かさを引き立てていてよかったです
このブリザードで役者として注目に値するといえるのが,細見大輔さん!
これまでの印象で言うと,タツマという役はあまりよくなかった
想いを清吉だけないのだという点を主張した分だけ印象に残る
次の客演も観たいのだけれどいけそうもない・・・
キャラメルのメインストリートがこれからどこへ向かったいくのかな・・・(2002.1.15記)
