エトランゼ/演劇集団キャラメルボックス

観劇日 2001.3.4 19:00 7列35番 新宿シアターアプル

今回は観劇自体が危ぶまれていたので,日曜夜の追加公演があってよかった♪

あらすじ

主人公ななえ(坂口理恵さん)はカメラマン
ある日小名浜(前田綾さん)がななえの取材に現れる
下積み時代の苦労の話をし始める・・・
ななえは檜原(近江谷太朗さん)のアシスタントとして働いていた
高梨(大内厚雄さん)が色校の誤ったものを雑誌に載せてしまったためやめろといわれる
そのときななえが檜原のミスを指摘したところやめろといわれる
そして独立したスタジオを高梨,同じスタジオで働いているエミ(小川江利子さん)とで立ち上げるのだが・・・・


感想からいうと少し消化不良なのかな?
基本的には主人公に関しては自分探しの物語と思いますが,ややテーマとして拡散した印象
もう一つのテーマの家族の再生については少し掘り下げが必要なのかな?と思いました
関係性の深さを感じますが,それがやや誤った方向に行ったように感じてしまった
確かにななえと姉のかずみ(中村恵子さん),及びかずみと里奈(岡内美喜子さん)の確執,ななえと八木沢(西川浩幸さん)との関係がについてが話の主軸になると思いますが,少し・・・難しいなあと感じてしまった
この中でアルコールの話題があったのですがあまり簡単なものに扱ってほしくなかったというのが本音です
そのような点をのぞれば非常に心ぐさりとなった方でしたが,この作品については相当評価が分かれるでしょうね・・・(2001.3.7記)