銀河旋律(四演)(Bキャスト)/演劇集団キャラメルボックス

観劇日 2002.6.14 18:00 1列24番 東京・新宿シアターアプル  席は満員 通路はほぼ座る

CSC(キャラメルボックス・サポーターズ・クラブ)結成10周年記念チャレンジシアターVol.1と銘打ち東京だけの超短期間公演(他の劇団から見れば長い?)
なんと一人除き完全ダブルキャストで,かたやオリジナルキャストに近く,若手を織り込んだAキャスト,かたや中堅どころを集めたBキャストと色彩が完全に分かれるキャスト
どうしてもAキャストがオリジナルキャストに近いため人気が集まった模様



あらすじ

柿本光介(岡田達也さん)はニュースキャスターで桜田よしの(岡田さつきさん)と組んで番組をやっていた
番組の途中光介は激しいめまいを覚え,自分の歴史が改ざんされていることに気づく
その改ざんされている部分とは春山はるか(小川江利子さん)と出逢うところであった
はるかは中学の音楽教師で,その同僚に理科のサルマル(近江谷太朗さん)がおり,サルマルは光介とはるかとの仲を裂き,自分とはるかが出逢うようにタイムトラベルをするために教師を辞め,時間管理局へ転職をするのだが…



とてもジンと来ましたホントに来ました
観ていて再々演(1999)の柿本光介にとても近いなあ
重ねて言うと再々演のいいところを踏まえてその上を行こうとしているなあ
という努力を感じます
最初岡田達也さんの柿本に関してはやはりどうしても西川浩幸さん以外は考えられないというのが頭にあってなかなかイメージを崩し切れていないと思ったのですが,そのうちに一生懸命さが伝わってきて泣けてきた・・・
あと強く感じたのがみんな楽しそうにやっているということです
最近楽しそうにやっているというのが観たことがなくホントに楽しそうでこちらもホントに楽しめました(^^)

演出の面では1999をほぼ踏まえているせいか,発展形の銀河旋律という感じです

音楽はもう言うことはありません
これ以上ジンとさせてどうなのだろうかと思えるほど(^^)

役者さんから言うと書きたいことはいっぱい(^^)
岡田達也さんに関してはもう言うことなし!
ここまで柿本をやってくれたなら次も大丈夫!
次に小川さん(^^)
柿本との関係がホントによくて,こんなはるかもいいなあと感じさせてくれてよかった
そして今回少し安心したのが岡内美喜子さん(お天気お姉さんアリマ)と前田綾さん(女子高生タケチ)ですね
この2人には前から足りない…と思っていた点があるのですが少し超えることができたのかなと思っています
岡内さんは感情が前に出ていたのでそれはよかった…
相手役によってそれが出なくなることだけが心配な点ですが…
前田さんに関して言うとコンプレックスを気にせずかわいらしい点が出て,ちょっと安心

次の銀河旋律を任しても大丈夫!という感じですね(^^)


で今回は感想については続けて書いてみました

観劇日 2002.6.15 16:00 3列17番 東京・新宿シアターアプル  席・通路とも満員 

当日券で同日のAキャストは見たのですが
キャストには全く変更がなく,たまたま近江谷さんをまた観られたというラッキーさ
あと上川さんを観れれば制覇という恐ろしい状況
この回を観ていてつくづく思ったのがAキャストと比較してもそんなに悪いとは思わない
かえってAキャストを上回っているのではと思えるほど・・・
聞いた話では初日と現在では全く違う感じで,初日は硬くて出来が悪かったとのこと
現在であれば文句がつけようがないとのこと
こんなにいいのにAキャストに比較するとどうしても人の入りがこんなに違うのか・・・というほどです
やはり最初の印象が大きいのかな
それにしてもいいとしか言いようがない・・・


千秋楽感想へ続く