海はなかった/シンクロナイズ・プロデュース

観劇日 2002.11.2 19:00 自由席 東京・銀座小劇場

最近は飛び込みで観劇する回数が増えてこれで今年初めて観た劇団・プロデュースは7つ目
今年見た中で一番評価が難しい




あらすじ

弥生(井上加奈子さん)は自殺しようと思い,遺書をしたためるのだが,なかなか書けない
そのためテープで記録をとる
それも親しい人宛ではなく赤の他人向けに・・・
そうしていると郵便物が届き,封を開けてみると他人宛の招待状で誤って配達されたものだった
その招待状に返事を出し,その演劇部の同窓会参加してみたのだが…




今年見た中で一番自分にとってはテーマが難しかったかもしれない
一人一人の役者の質は一定水準以上あったので演技上では問題なかったのですが
脚本的には理解できない・・・というか結末があるにはあるのであるが,その後を想像させることが多く
部分部分を切り取ってみるとよくわかるのにまとめてみるとわからないという難しい台本ですね
それにしても「海」ということからこんなに想像力を要求されてちょっとというよりも,もっと勉強しないと私にはわからない
出ている役者さんでは劇団方南ぐみの木内美帆さんはさすがにうまいなあと感じました
女性の心理物はちょっと自分には向いていないのか?(2002.11.9記)