バッファローの月(再々演)/加藤健一事務所

観劇日 2002.11.17 14:00 8列29番 東京都・江東区文化センター

東京でもなかなか郊外の劇場へはお邪魔したことがありませんでした
が,今回本多劇場でもあった公演ですが,日時が合わず,ここまで遠征
そこでちょっとしたイベントがありびっくり




あらすじ

毎回少ないレパートリの中から演じている貧乏劇団ヘイ一座
座長ジョージ・ヘイ(加藤健一さん)は劇団員のアイリーン(戸田由香さん)に手を出すよぼよぼの中年俳優
その妻シャーロット・ヘイ(左時枝さん)は劇団の経済状況がよくわかっておらず,いまだに過去の栄光を引きずっている
娘ロザリンド(加藤忍さん)は旅から旅への生活に嫌気をさし,普通のOLしたいと都会へ出ていき,その後結婚をしたいとお天気キャスターのハワード(尾崎右宗さん)を連れて,バッファローという片田舎で公演を打っているジョージたちに逢いに来る
そこには昔ロザリンドが付き合っていた座員のポール(井之上隆志さん),と耳が遠いシャーロットの母エセル(さとうこうじさん)そしてジョージからシャーロットを引き離そうとする弁護士のリチャード(松本きょうじさん)
ある日ジョージが出たいと思っていた映画の主役が怪我をして出られなくなり,そのため自分の劇団にその映画の監督が観にくるという電話が来たのだが・・・




今回は完全なるコメディ(^^)
あまりにばたばたしていて右から左へ人が流れていくという感じ
実際舞台上も役者さんが入れ替わり立ち替わり出てくるという感じで,タイミングが重要な演出と感じます
お決まりといっていいのかためらうけれど,浮気,娘の事実上の家出,恋の鞘当などなどと話のネタに事欠かない

役者さんで(今回どうしても行きたいと思っていたのですが)元カクスコの井之上さんを観たいというのがありました
恍けた役をやらせたらやはり一級品(^^)
今回その期待を裏切らない感じでGood!
左さんはテレビの人で物静かな感じがしていたのですが,意外にお茶目で舞台上であんなに跳ねている人とは思いませんでした
加藤さんは相変わらずとても好きなキャラクターです

観ていてとても時間の流れは短かく感じて,笑いすぎてちょっとお腹が痛かった(苦笑)

個人的な反省なのですがこの舞台を観るにあたってシェイクスピアを読む必要があり・・・
と感じたことです
パンフレットを買ってみたらシェイクスピアからの台詞がたくさんあってその部分に関して損した気分
ジュリアス・シーザーとかヘンリ5世など・・・
少しシェイクスピアを読みたくなったみや☆ひろでした(2002.11.22記)

追記 地方公演ではパンフレットにサインというのは珍しくないのかなあ
サインを直接頂きびっくりいたしました<加藤さんから