Long Distance / MOTHER

観劇日 2002.2.23  14:00  I列20番  新宿・紀伊國屋ホール

これがMOTHER最終公演!
私が2本以上観ている劇団では2つ目になります(カクスコがそのひとつ)
とても残念・・・



あらすじ


ウォン(升毅さん)は香港の泥棒の棟梁で,昔フェイ(牧野エミさん)とラウ・チーホン(宮吉康夫さん)と組んで仕事をしていたが,ウォンの最後の仕事でラウが警察との銃撃戦で殺されて,かつウォンは生きて捕まってしまったため,自分を責めていた
ところが,拘置中にラウに似た人物が牢屋につれてこられてウォンと泥棒の仕事をしろと命令され,拒むのだがのだが・・・



実は観劇した後もう観劇の感想を書いたつもりになっていたというみっともない感じになってしまったのですが遅くなったところですがどうしても書きたくなったので書いております
さてMOTHERといいますと,私のイメージではかっこいい・・・お芝居が多いなあというところが強いです
かつ音楽が自前(私が知っている小劇場系ではキャラメルボックスと坂道ストア(新感線は除く))ですごく劇団に合った感じ(意味不明さがマッチしている)が好きでお邪魔していたのです
まあ時々ははずしかな・・・ともいえるものもあったのだけれど概して実験的で楽しめたのです
その最終公演のお題は升さんご自身が原案という形のギャングもの
そして相変わらずのどたばたもので最後はかっこよく締めるというお得意なもの
この芝居では若手ががんばっているというイメージが強烈に残っています
もちろん客演の方(キャラメルボックス 近江谷太朗さん,ラッパ屋 岩橋さん)がいらしたので出演者数から言っても少し散漫な印象を与えるのかな?と思っていたのですが,そんなことは全く無く,うまく配置が振られていて面白かった
まだまだ面白くできそうな要素があるのに・・・
そのひとつを挙げるとコマ割の配置
暗めな照明で役者の表情を充分見せていたのかが疑問
私はぎりぎり見えていたと思うのですが場面転換を優先したのが少しあだになったかも<見えない

これが解散公演とは重ね重ねとは残念(2002.5.25記)