春子ブックセンター/大人計画
観劇日 2002.5.18 19:00 P列24番 下北沢・本多劇場
またしても初観劇の劇団
前から興味を持っていた(キレイinパルコ頃より)のですが機会を逸していて
天保十二年のシェイクスピアを観て絶対行きたいと考え
今回無理やりでも当日券で(前売り買えず・・・)と思っていたので,当日券の列に並んでいたところ譲ってもらえた・・・(^^)
当日券の列は恐ろしいほど長かったと思う(100名以上)のですが皆さん観れたのかな・・・
あらすじ
場末のエロ劇場
春子(松尾スズキさん)が支配人(皆川猿時さん)の元で踊り子たちに怒鳴られながら,まともにできない雑務をしていた
そしてあるとき,昔コンビを組んでいたブック(阿部サダヲさん)と,センター(河原雅彦さん)が尋ねてきて,コンビ復活をたくらむのだが・・・
またしても初めての劇団なもので,どのように反応していいのかわからずじっくり観劇
とにかく面白くて面白くて,2時間10分の芝居とは思えないほど(^^)
久しぶりに笑いでホントに笑えました
最近お笑いをネタにしている劇をいくつか見てきましたが,これは別格といってもいいほど面白い!!!
話がうまく繋がっていて意外なものが伏線でストーリ的にも面白い
シュールものがはやっている中で,ここまで王道を行っているものがあったのだろうかというほどで
宮藤官九郎さんについてはコントの脚本を書いている人であるという認識程度しかなかったのでビックリいたしました
演出的にも無理が無く,予定調和的とは思うけれど,笑いという点だけを見れば十分!
役者さんに視点を動かすと,やはり松尾さんにはお腹一杯になるほど仕草やせりふで笑わせてもらった
今回大人計画へ行くことを決心させていただいた阿部さんですが,やはりべたな感じで面白く,かつ掛け合いがうまい!
そしてハイレグの河原さんに関してはうわさ程度しか知らず,どんな感じかな・・・と思って,観ていたのですが,周りの役者のパワーに押されて霞んでいた感じ
もっとできる人ではないかな・・・
あと勅使川原役ナイロン100℃の三宅弘城さんの不自然な動きがコミカルで面白い(^^)
ここからはこの作品に関して注意点を書きたいと思います
これは私自身は宮藤さんからの問題提起と受け取っていますが,この点に関して不満ではなく,危険という言葉で表現したいと思います
それは差別用語と受け取られても致し方ない言葉がある点です
私自身はその点に関してタブーに挑戦する,あるいは差別を差別にしない表現であるのでいいのかな・・・とは思いますが,これには相当も覚悟がいるかも・・・そう字面から感じました
その点を指し引いても面白い3時間待っただけありました(^^)<当日券(2002.5.20記)
