おかしな二人(女編)/PARCO・シスカンパニープロデュース

観劇日 2002.10.6 19:00 L列7番 渋谷・PARCO劇場 

最初この公演を観たいと思っていたのですが,チケットを買う機会を逸し,またひょんなことから友人に譲ってもらった
最初は,小林聡美さんを観たいだけが行く切っ掛けだったのですが・・・




あらすじ

小林さんはバツ1で離婚したにもかかわらず前夫にお金を送り,かつぐうたらで部屋の掃除を全くせず,いつも散らかりぱなし
そこでいつも女6人で週1回集まっては映画に関するクイズを出し合ったりして遊んでいた
ある日小泉今日子さんがあまりの潔癖症が祟ったのか14年の結婚生活の後に離婚を叩きつけられる
その後小泉さんの行方がわからなくなり,仲間たちは騒いだが,行くところが無いだろうということで多分小林さんのところへ来るだろうと思っていたところ小泉さんが現れる
小泉さんは帰るところが無いため,小林さんに置いてくれと頼み,小林さんの部屋に居候することになったのだが・・・





この作品はニール・サイモンという作家さんが書かれた『おかしな二人』(元々は男6人女2人)の作品をサイモン自身が女優たちの要望により女6人男2人の作品に書き換えたもの
このキャストの中で唯一というかちょっと心配だったのが小泉さん
ドラマではおなじみだったのですが,テレビと舞台ではパワーの持続時間&出力程度が全く違うもの
どこまで舞台上で出来るのか?出来ないのか?ということが問題だったのですが
結論から言うと,型にはまりすぎでつまらない・・・ 言葉を変えると型以上のことが出来ないのかな?
という感じ
総じて自転車キンクリートの鈴木裕美さんの演出がベースにあったのかもしれませんが,全体的に定型化しすぎてこの役者さんでなくてもいいのじゃない?と思ってしまった点が多々あり
八嶋智人さんと高橋克実さんの男二人のスペイン人兄弟はあそこまでオーバーにやってくれたからよかったけど・・・
後びっくりしたのが小林聡美さん
まさか前回舞台やってからそんなに時間が経っているとは『お菓子な二人』(公演パンフレット)を読むまでは決して思いませんでした
それだけ芸達者でこれまで何故舞台に立たれたことが少なかったのだろうとホントに思います
それだけうまくて型にはまった感じが唯一しなかったので

でここまで読んでいただいた上で観劇前に危惧していた点を1つ
それは男編の評判がよかった点です
そのため喉の手前まで観たいなああ思いながら固まっております
誰か時間とチケット譲って欲しい・・・(2002.10.12記)