隣りのベッド/PLAYMATE
観劇日 2002.10.12 14:00 E列16番 東京・シアターVアカサカ
今回も非常に楽しみにしていた公演で4人芝居の濃密さ
最近出演者が多くいて辟易していたのですがそんなことは無いことを期待
あらすじ
草加俊彦,秋夜夫妻(近江谷太朗さん・楠見薫さん)は秋夜が製作会社の忙しいプロデューサー,俊彦が行動心理学を専攻する暇な大学の先生と,夫婦の役割が逆転した夫婦
そして夫婦と呼ぶには少し関係が希薄になってきて,3ヶ月前から隣りの部屋を借りて別居を始めた
そうしていたところ,昔俊彦が家庭教師をやっていた秋夜の妹である北本千春(小林愛さん)が俊彦の部屋へある日やってくる
ストーカーに追われているという
そのとき千春は義兄が自分に女を感じていないことから姉と夫婦の関係が無いということを感づき,姉を嫉妬させるためにベッドに一緒に入ろうと提案した
同じ日に秋夜は,製作会社に入社した当時,花形で憧れだった加須正男(原田修一さん)がマンションの前にいたところを秋夜の部屋までつれてくる
久しぶりの再会にと秋夜は正男にビールを勧めていたところ無くなってしまい,俊彦の部屋へ取りにいったところ,夫と妹がベッドへ入っているところを見てしまう…
お・と・な という感じが充分して観ていて面白い
ちょっと強引な設定であるのだけれど,そんなことは全く関係なく笑わせるという点では成功している
ネタとしてHという点をチラシで強調しすぎたのがお客さんの入りに多分に影響していると思う<空席あり
実際観てみると確かにHという要素はあるのだけれども,私には気楽に観れた
但し現代の夫婦の問題点を浮き彫りにしている点が少しカップルにはきつ〜〜い話題だったかもしれないけれども
原田さんを観に行ったといっても今回は言ってもいいかも・・・
作品としては一応予定調和という感じで終わっていましたが,もうちょっとひねりが欲しい
演出がキャラクター重視であったので観ていて楽しめたのだろうと思います(2002.10.20記)
