この作品は予定では1回しか観ないはずだったのですが,20日に観てもう1回観たいと決心!
23日は別な観劇予定を蹴って行ってしまいました(^^;
元演劇集団キャラメルボックス所属の近江谷太朗さんプロデュース作品
前回までが男女を題材にしていましたが
あらすじ
五郎(山田幸伸さん)はAV(アダルトビデオ)監督
ある日五郎の事務所に六九(ロック)と名乗る青年(佐野賢一さん)が現れ,AV男優にしてくれと頼みに来る
たまたま事務所にいたミルキィ(近江谷さん)が六九に話を聞いたところ・・・
今回は親子の話。今まで男女の話をメインにしていたのですが,その部分はエロティックな出だしでその雰囲気がありました。
それにしても今回川上徹也さんの話はうまい。五郎の記憶の中を五郎の父母である一四(岸博之さん)と亜希子(西田薫さん)に歩かせるだけでなく,現実に生きている日向(丸山優子さん)などを絡ませて,一四と亜希子が霊として戻ってきて五郎を諭し,励ましているところが印象的。今まで死んだ人が現実の世界に生き返る,もしくはかかわるというのは観たことがありましたが,記憶の中に生きている人がかかわって行ったり来たりというのははじめて観ました。
それにしてもホントにほろりとする話で途中から涙が止まらない。
記憶の中では変えられない。変えることができる。その部分を分けて設定をしているので,なぜこうなったのかが,最後になってわかってくる。
役者さんでは山田さんが不器用な役割をうまく演じていていいのはもちろんであるが,とてもいいのは西田さんと理科役の嶋田奏子さんかな・・・
西田さんは,普通科白だけ聞くと笑ってしまうような言葉を,笑わせない!科白にしていたのがすごい・・・
嶋田さんは,可憐な感じをぶち壊さずにさりげなくHな科白を言っているのがいい
また行きたくなりました・・・<PLAYMATE (2003.12.31記)