前作の感想でも書いたのですが当日券で観ようと現地へ行ったのですが,その時点で11枚といわれ,その後はまた入れない人もいたみたい・・・
私は前売りが買えなかったためにあきらめていました
それにしてもこんなところにこんないいホールがあるなんて・・・
初の会場になります
今回はどんな仕掛けがあるのかなあ・・・とパンフレットに書かれている役者の数を数えてみたら8名?
12人じゃないのか・・・という疑問がヒントでした
あらすじ
菱沼孝文(横溝茂雄さん)が遺産を残して自殺する
そして子供たちは父孝文が残した山荘へ全員集められ,遺産分割の相談を始めるのだが,それそれ事情を抱えており,簡単には決まらない
遺言の中身が問題になるのだが・・・
今回もこんな暗い話でここまで笑ってしまっていいのか・・・と思ってしまうほど前半と後半が別物
それで今回のモチーフが人間の性(さが)
父親は この舞台の中ではあんな父親なんていなくてもいいのだ・・・と子供たちにけなされていますが唯一次男和孝(吉田友則さん)の妻真理子(秋澤弥里さん)だけが理解をしている
このことが後で物語を収束させるために必要になっているのですが,それにしてもカメラ(瞳)をこんなに多数使ってあのようなことになるとは想像をしていませんでした
是非現場で確認してほしいなあ
舞台上は物語が進行していくのに,まったく関係ない動きが笑いを誘ったり,物語の進行に関係ある行動が関係ないところで行われていたり目まぐるしく視点を変えないと理解できないという代物
それにしてもカメラをこのように使うという発想は今までなかったかも・・・
これは現物を観た人にしかこのネタは知らせたくないですね
特にこの舞台で使われたPVのファンの方には・・・間違いなく
毎回の指摘になるのですが今回特に顕著に思えるのはこのくらい大きな会場でやるには役者の声量がまったく不足しています
台詞が聞こえないというのが物語の面白さを下げてしまって非常にもったいない・・・
もっと声を! (2003.9.14記)
お勧め度・・・内容だけならフルマークなのですが役者の問題があるため☆☆☆半