笑っていい、と思う。2003。/シベリア少女鉄道
観劇日   2003.4.13 19:00 座敷席  東京・王子小劇場 ほぼ満員
  当日券で観ようとに来た方の中では大きくない会場のためお帰りなられた方も多少出ていました
  結構人気があるのね
  えんげきのページで☆が多かったことや,E1グランプリに出ていた劇団でもあり,今回パルテノン多摩での小劇場フェスティバルにも出ているのでとっても興味がありました
  当日は今日観た劇団☆世界一団が観れなかったらという条件付で観にいったのですが・・・  
  
  
  あらすじ
  
  守田(染谷景子さん)は美術が得意で大学へ行く約束をしている唯一許せる友達がいたが,転校して現在の高校へ移る
  担任が石根(藤原幹雄さん)であるクラスに入ったが,クラスメイトになった恵美(水澤瑞恵さん)に何度話しかけられても頑として守田は友達のようなものにもならず自己を貫いていた
  バスケット部員である雅博(加藤雅人さん)についてのみ,守田は自分との共通性を見つけ仲がよくなる程度までは心を開くのであるが・・・
  
  
  前半と後半が同じお芝居なのと思えるほど違うものに観えました・・・
  と今回も書いたのですが(アローン・アゲインでも),こちらについては全く暗いというか重いテーマを扱っています
  しかし,後半は笑いが渦巻いていてホントに驚きの連続なのです
  ホントに同じ流れでここまでくるのかと・・・
  変に曲がっていないだけにここまで伏線を張られるとホントにびっくりします
  それにしても性同一障害という題材でこのような形を取れる作・演出・出演の土屋亮一さんには驚きです
  初演が3時間(今回が2時間強)だったのも納得の内容でこんなネタでここまでうまく笑いを取れるのが凄い
  それもストーリで笑わせているのが・・・
  ただ気になったのがうまい役者さんとそうじゃない方が分かれていて,台詞が聞き取りにくかったのがちょっと問題
  今回のキャパが98+αなので私は前にいたので聞き取れましたが,発声とかちょっと訓練していただきたいです
  また暗転がこんなに多いお芝居も珍しいのですがその辺はもうちょっと整理してもいいかも
  それにしても
  パロディなのにストーリに沿っている
  それが凄さかもしれない
  (2003.4.13記)
お勧め度・・・内容だけならフルマークなのですが役者の問題があるため☆☆☆☆