テールズ・ザット・ザ・ムーン・ノウス/ スペクタクル・ガーデン

観劇日 2003.2.15 18:00 自由席 銀座・銀座小劇場

前回この劇団を観た感想はあまりに書くまでに時間が経ってしまってみっともないものになったと判断し,お蔵入りにしてしまいました
おまけにこの公演はチケットを予約でとったはずだったのですがチケット代を振り込む時間が無く,泣く泣く流したのです・・・
正月明けから体調が悪く観劇予定は直前まで無視(苦笑)
日記にも書いたのですが当日の出発直前まで行けるのか・・・と




あらすじ

グリム兄弟の兄ヤコブ(岡田朋也さん)と弟ヴェルヘルム(ますもとたくやさん)は二人で創作していた
その中でヤコブは作家になり有名になる野望を持つハンス(大佐藤崇さん)とその恋人をイエッタ(青山ちひろさん)として物語は語られる
ところがハンスがグリム兄弟を上回る作家ではないかと思い始めたことから・・・




歴史上の人物がこんな感じでいじっている作品は今年に入り2作品目
今度は基本的なところを知っているだけで充分楽しめる作品ではありますが,本筋から外れたところで思わず笑ってしまうところがあります
ストーリ的には童話を中に織り込みながら,映画的要素が多いですね
前はゲームという要素が多かったのである程度統一感を出す努力が感じられますが,ちょっとストーリの展開が旗揚げに比べると遅いかなあ
演出的にはもうちょっと詰めるべき点が見受けられます
特に役者に笑いを要求しすぎてどこまでやって良いというのは作らなかったのかな
見苦しいギャグの繰り返しは勘弁していただきたいです
役者さんには今回青山さん&ジェニー役の福山亜弥さんに興味があって体調が悪かったのですが是非!ということになりました
青山さんはキャラメルのときに時々見せるコミカルな動きがここでは特に強調されていて,これがますもとさんの狙いかなあというのがよくわかりました
できれば賢治島探検記の風の又三郎のような領域でやってほしかったです
福山さんは小悪魔という感じがしてこの作品の中では異色かもしれない
これは期待していた範囲で久しぶりに観たのでちょっとドキドキ
阿川領一さんも良い役回りで観ていて安心しました
音楽も使い方がうまくて(^^)
最後にますもとさんへですが,まだまだ伸びる要素は感じますので頑張ってください
次もいけるように努力します!(2003.2.15記)

お勧め度・・・贅沢なキャストとも言えるのですがそれを演出が制御できていなかったので☆☆半

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