中年ジャンプ/うわの空・藤志郎一座

観劇日 2002.11.2 14:00 自由席 中段中央 東京・池袋シアターグリーン 

この劇団名から前々から気になっていたところで機会があれば・・・
と思っていたのですが今回機会を得て観劇
お笑い系の劇団だということはわかっていたのですが・・・



あらすじ

鉄道が廃線される日に駅に集まる地元住民たち
その中に故郷へ久しぶりに帰ってくる人々
そして奇妙な穴を掘る人がいて
町おこしをして人が来るようになれば鉄道が廃線になることもないだろうということで,ツチノコを探し始めるのだが…




話のあらすじは上記のとおりなのですが,基本はキャラクターが話を作るという珍しい形式
たとえば主役といえるのが皆無なのですが,強いて言えば,駅長(ダブルキャストで今回は光永勝典さん),駅長の娘飛鳥(高橋奈緒美さん),飛鳥の娘空(尾針恵さん)と,空の父親である大介(村木藤志郎さん)に中心があると思います
話の内容がキャラクターを元にして積み上げていくと形で,ほとんどあてがきで書かれていると思われます
少し設定の甘さや役者の力量不足を感じますが,それを上回る楽しさを感じさせるチームワークの良さ
これがこの劇団のよいところではないかと思います
演出的にはあまり脚本というものを重視していないためか自由にさせていることが逆に裏目(本筋からずれている感じ)になっていることがあるのだけれどキャラクターを際出させる点では成功
久しぶりにブラックな感じが無い笑いというのを観ました
これから少し長い目で観て行きたいです(2002.11.8記)

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