ラ・ヴィータ(再演)/ 遊◎機械/全自動シアター

観劇日 2001.10.21 14:00 P列23番 世田谷パブリックシアター

最初の観る予定の席とは異なる席で観劇
チケット取るときにもう少し考えないと・・・



あらすじ

主人公(白井晃さん)の葬式に家族や関係者が集まる
そこでこれまでのいきさつを物語りの機軸として流れていくのだが・・・


今回パンフを買うことができなかったため,どなたがどの役というわけにはいかないのですが,わかっている範囲では,主人公の白井さんの母親役が高泉淳子さんで,妻役が山下容利枝さん,娘がたぶん瀧山雪絵さんなので,愛人が秋山菜津子さんまではわかったのですが,その他の役者さんに関して全く知らないため今回は書くのに四苦八苦です(苦笑)
さて主人公は社会との関係をうまくとれずに生活してため,自分の存在を否定的に捉えている
特に芸術家であるにもかかわらず,自分が納得しないというだけで作品を壊していく・・・
この点に関して物語の中で徐々にほぐれていくのであるが,あまりに否定的でなかなかほぐれない・・・
原因が母親に対するトラウマというのが大きいと思うのですが,あまりに現実感がありすぎて少し引いてしまった・・・
物語としてはその部分がないと成り立たないので,この点がネット上の感想で否定的になっていた理由なのかな・・・とも思える点でした
演出の面では,ライトをうまく使って人を浮き出させたり,楽しさがない物語には違いないのですが,その中でも笑いを含めたり,繰り返しがあるようでそうでもなかったりと,とても楽しめました
今回も家族について突き詰めて考えられたお芝居で,このような物語であれば毎回お邪魔したいです(2001.10.21記)