北 京
(BEIJING)


9/11 今日はオプションで天安門〜故宮博物院〜万里の長城を予約しておいた。
7時20分ロビー集合。朝のバイキングをのんびりしすぎて5分ぐらい遅刻してしまった。
昨日の1組を途中で拾い私たちの4人で出発。まずは天安門へ。
よく見る毛沢東主席の写真の場所よりかなり手前で車を降りる。中国歴史博物館を右手、左奥には日本でいう国会議事堂である人民大会堂、真ん中はひたすらにだだっ広い広場がある。現在は建国55年に当る行事のために工事が始まっている。5年ごとに行事があり、その都度建物の修復がされるとのこと。
歩いていくうちにアノ光景が目にしっかりと入ってくる。毛沢東主席の顔は写真かと思っていたら、油絵で毎年1回書き換えられるとのこと。しかも毎年微妙に違うらしい。これは驚いた!この絵、縦が8m弱あるって言ってた。
そして絵の右側と左側の文字が違うことも初めて知った。警備の警官がピシっとした姿でたっている。3時間おきに交代するそうだ。全てにただただ驚くばかりなり。
車にちょっとだけ乗って天安門の奥にある故宮博物院へ行く。ここは中国へ行ったら是非見たい場所だった。世界遺産にも登録されている。ラストエンペラーの舞台と言ったらわかり易いだろうか。
門から一番奥までが1キロ弱。全てが左右対称に作られていて、修復も真ん中で分けて左を修復して終わったら右を修復という形が取られている。
部屋数が9999部屋と言われている。これは9が一番多い数字でとにかくたくさん部屋があるからそう言われていたからで、実際は8000後半らしい。
中国の建物は色合いが良い。それにここは白い石で階段やら通路やらがあり、コントラストがとても綺麗。
門や建物の名前は漢民文字(普通の漢字)と満州文字(草書のような字)とで書かれている。現在満州文字を書ける人はほとんどいないとのこと。
皇帝の座る椅子は、どの部屋もかならず黄色と決められている。
映画「ラストエンペラー」は実際にこの建物と建物の中でも撮影されたけど、後の撮影でボヤがあり、それ以降、建物の中は一切入ることが出来なくなってしまった。
ガイドのリュウさんに説明を受けながら歩くと色々わかって良い。ここは個人で来たら理解不足でもったいない気がする。
愛新覺羅・溥儀は1924年に紫禁城(故宮)を追われる。溥儀の甥と言われる愛新覺羅・壽石という書の達人がこの故宮博物院で書を見せてくれる。
好きな文字を書いてくれるとのことだが、一文字○万円という世界。。
実演もしてもらったが、日本みたく姿勢がどうのとかはなさそう。立って左手をテーブルについて書いてた;;(後で調べたところ、甥の壽石を名乗る人物は数名いるらしい。なんだか怪しい匂ひが・・・)
あまりに見るところがたくさんあるので、今日はメインの場所のみ。
車に乗ってお昼へ向かう。ツアーなので途中、七宝焼き、石の作っている場所を見学、販売を見て昼食。点心で量が多くて食べるより残す方が多いくらい。



その後万里の長城へ向かう。
車に揺られること1時間ちょっと。少し手前からそれらしき建造物が見えたが、それが万里の長城と繋がっているのかは不明。 「八達嶺長城」というのが正式な名前。
入り口のところで右は女坂1.2q、左は男坂2.4qと別れていて、大半の人は女坂を目指す。
登りにかかると、最初はいいけど途中から急になり足首と甲がくっつきそうなぐらい。
階段になっていたりもするが、どうも右下がりになっていて上りにくい。
途中で休憩したら登れなくなりそうだったので一気に上まで登る。15分ぐらいで登れたがゼーゼーハーハー。。
お土産と登頂記念の写真はあるが観光客用。ちょっとせり出した場所があるが、高所恐怖症の身としてはかなり恐い。
呼吸がなおったところで今度は下り。登るよりも恐い。手すりにつかまらないと今にも転びそう。。遠くを見ようものなら足がガクガクしてしまう。
下りも一気に下って、写真を撮ったりお土産を買ったり。
車に乗り込み、夕食へ向かう。
車の中で今日この後オプション行かないかと聞かれた。中国雑技団、京劇、足ツボマッサージ。。
リュウさんのお奨めは雑技団。これは面白いと進めるが、私たち2人は一致して京劇が見たかった。リュウさんはあれは面白くないと言い張ったが私たちも諦めなかった(笑)
あとの2人はすでに足ツボマッサージを予約していたらしいが、他にもと言われ断ると、携帯をただで貸したとか諸々言ってきて車内は険悪ムード・・・
途中、シルクのお店に寄った。らヤヴァかった(笑)
最初に蚕とか見せられて、その後、掛け布団の販売とかあったんだけど魅せられちゃった私。薄くて軽くてよれなくて。まぁ嘘でも許せる380元、お支払〜い(笑)。中国で布団買っちゃったよ(爆)
他にもスカーフ、下着、雑貨、小物もザックザックと売っている。
友達はいったい何人友達いるの?ってぐらいにここでも購入。聞くと適当に買っていって配りあるくのだそう。うむ。。。
時間ギリギリになって、キャミを見つけてしまい、あわてて上下セットを購入。着るかなぁ。。。
夕食をとるレストランの隣にスーパーがあってリュウさんが連れて行ってくれた。
前にもスーパーは寄っているけど、色々教えてもらって、調味料やらスープを実家にと購入。やっすいお土産だ;;
夕食は北京ダック。友達は初らしい。味はやっぱり薄味。どこで何を食べてもかなり味が薄い。油も全然ひつこくないし。ここでも食べきれずに残しまくり。もったいないお化けが出るぞー。
車に乗って同乗の人たちをマッサージの場所へ。その後、京劇を見るために梨園劇場へ。
エントランスのところに京劇の化粧&衣装をした人と写真がとれるとのことで一人10元を払って一緒に撮ってもらう。これ、結構嬉しい(^^)
劇場内に入ると前半分はテーブル席で既に食事をしている。後ろ半分は普通のシートになっていて空いている席に座る。
西洋人が多いこと多いこと。舞台の左右には英語で字幕スーパーが出るようになっている。
舞台が始まる。「四面楚歌」とあともう一つの2部構成。
字幕と演技とでだいたい内容はわかった。しかしあの京劇独特の声、ジャッキーチェンが女の声を出したときにソックリで、劇中で2人して笑ってた。場内もザワついているから目立ちはしないけど。
1時間ちょっとで終了。リュウさんは進めなかったけど私たちは満足していた。
車で帰るときに、リュウさんに個人的質問(笑)
日本には来たことがないって言っていたけど、ほんと日本語が上手。
聞くと、日系の大手企業に色々勤めていたとのこと。自分で商売をしたこともあったらしい。
ガイドはあまり好きな仕事ではないとも・・・(笑)
現在の中国での就職の条件は、まずコンピューターが出来ること。それから英語が喋れることらしい。たとえ日本語が出来たところで就職は難しいらしい。なんだか日本より大変。。
明日のことをちょっと聞いてみた。頤和園と明の十三凌へ行きたかったんだけど、明の十三凌は車をチャーターしないと行けないとのこと。1日400元。早く行ってくれれば今日寄ったのにと言われてしまった;;オシイ。
でも今日は他の人もいたので、行くとなるとお金もかかっちゃうしで今回は諦めです;;
ホテルへ到着。荷物を置いてお酒の買出し。
ウロウロして北京駅に隣接するスーパー発見。お酒調達。
「青島ビール」と「北京」というビール。どのビールもかなり美味しい!けど1番は青島ビールだな。
今日は歩いて歩いて歩いて歩いて・・・・・・お疲れのため、12時ぐらいでご就寝。おやすみなさい。

3日目へつづく