「21世紀旗手 八 ふぞろいの人間たち」at 渋谷DESEO


最初で最後の単独公演。
開場30分前にDESEO到着。既に知人がいる。
一人だったら緊張してたと思われる開場までの時間も知り合いがいることにより平常心でいられた。
時間通りの開場。
物販へ直行し、CDと骨達を購入。
フロアには今までのカクセイキが展示されていた。
過去は知らない。特別知りたいとも思わない。今知っていることに感謝。
入場に時間がかかり30分近くおして開演となる。。。

スクリーンがあがる。
ヒトデ氏が後ろに構えている。髪の毛がクルんクルんだ。
たしか、「ザムザ」から始まったと思う。
そして、「イツミ」に入りモッシュになった気がする。
モッシュに本能のまま突進してくる勘違いな輩は相変わらずどこのライヴにもいるもんだ。
中盤にきてのMC。全曲やっても1時間もたないと言っていた。持ち曲9曲である。仕方あるまい。
ミスとかすると思うけど許してね、というヒトデ氏のMCに微笑まずにいられなかった。
みんなニンゲンカクセイキのファンだよね!CD買ってね!じゃないと次回配る予定のDVDが本当に作れないんだよというヒトデ氏のMC。
こんなことを言う人だったんだ。。。
最初で最後のメンバー紹介もあった。
だって1時間もたないから(笑)
ヒトデ氏の人間味溢れるヒトコマを。
ヤナギ氏のハニカミな表情を。
カメヤマ氏のあのにこやかな笑顔を。
モチヅキ氏がヒトデ氏よりも前に立ったのを。
オノ氏の顔が傷だらけなのを、目に焼き付けた。
いつも簡単だと言うニンゲンカクセイキ宣言。今日はちょっと難しいけどと言った。
そーなんだよ、ヒトデさん。いくら後について言うだけでも、センテンスが長くて難しいのだよ。
ようやく言えるようになった頃には、最後へのカウントダウンが始まっていたんだ。。。
「ニンゲンカクセイキ」に対する充実度は半端ではない。
全てがこの短い期間の中で、物凄いスピードで消化されていく。
最後がわかっていなければ、これだけの充実感は味わえないのだろうか・・・
本来であれば「ソウセキ」で終わるニンゲンカクセイキのライヴだけど、新曲を持ってきた。
タイトルは「ユキオ」。
最高の最後へ行く曲である。ニンゲンカクセイキを証明する曲である。
終わった。
メンバーがいつものように前一列に並び、「サリガー!」と挨拶をした。
アンコールへ。
9曲+1曲は全て演奏済みである。
「何をやろうかメンバーと相談した。さー、みんなで考えよー!」 そう、私の大好きな「イツミ」。
本編のソレとは違うように感じた。勢いがあった。熱かった。温かかった。
会場の熱さにもう1曲「アキラ」をやった。
どうにでもなれと思った。
メンバーの顔は輝いていた。
特にヒトデ氏。大げさではなくキラキラしていた。いい顔だ。とっても。
この2時間弱の間にひとまわりもふたまわりも男前になった彼らを見れば、何も言うことはない。

本当に終わった。
もっとやって欲しいとかはない。笑顔でいられたライヴ。よかった。。。
会場を出るとすでに物販にカメヤマ氏がいる。
ニンゲンカクセイキが終わってもニンゲンカクセイキを感じていられるCDを是非この機会に!って言っている。
早業とこの言葉に思わず感嘆の声。
バーフロアはギュウ詰めである。挨拶もせずに帰宅の途についた。

07.3.18