年末第九特集

 

Seid umschlungen, Millionen!と言うわけで日本で年末と言えば第九。

ウィーンでも大晦日と元旦にはウィーン交響楽団がコンツェルトハウスで毎年必ず演奏する習わしとなっています。

ウィーンの第九名所特集です。第九を歌う人、歌った人、ウィーンに行く人必見です。


-ライムグリューベン通りの家

-ホテルザッヒャー

-ウンガル通りの家

-シラーの銅像


 

 

ウィーン6区、ライムグリューベン通り22番(Laimgrubengasse22, 最寄り駅地下鉄U4 Kettenbruekengassee駅)ここはベートーヴェンが第九交響曲を書き始めたと言われる家で今でも当時の建物が残っています。現在ではレストランになっていてその名もLUDWIG まあいいか。私は食事をしたことがありませんがベートーヴェンファンの方はどうぞ。

  

お次はザッハトルテで有名なホテルザッヒャー(ウィーン1区Philharmonikerstrasse オペラ座向かい。なんで第九と関係があるかというとウィーンのリングシュトラーセが出来る以前にここにケルントナートーア劇場(Hofteater naehst dem Koentnertor)というのがあって、ここで第九の初演が行われました。カフェであまーいあまーいザッハトルテを食べながらベートーヴェンに思いを馳せましょう。因みにウェーバーの歌劇オイリアンテの初演もこの劇場です。

ウィーン三区、ウンガルガッセ(Ungargasse 5, 最寄り駅地下鉄U3/U4 Landstrasse)のベートーヴェンの家。ここでベートーヴェンは第九を完成。残念ながらほかの家と違って中にはいることは出来ません。近くに弁慶という日本料理やさんが有るのでそこから眺めますか?

 

最後は「歓喜に寄す」の作者シラーの銅像。オペラ座からリングシュトラーセを王宮の方に向かって歩いて行くと左手、造形美術アカデミー(Kunstakademie)前のシラー(Shilerpark)公園にあります。リングシュトラーセからもよく見え、またリングシュトラーセを挟んでライバル、ゲーテと向き合っています。ゲーテは椅子に座らせてもらって楽そうなのですが、立ったままのシラーは冬の寒空に少し辛そう。


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