Gaudryceras tenuiliratum (ゴードリセラス テヌイリラータム) | |
北海道中川郡中川町 産 | |
これは、北海道でももっともポピュラーなアンモナイトで、ゴードリセラステヌイリラータム(Gaudryceras tenuiliratum)と言います(テトラゴニテス科)。北海道に行けば、必ずお目にかかるアンモで、仮に北海道のアンモを全部採集したとして、個体数の多い順に並べてみたら、間違いなくこの種が最初に来るでしょう。それくらい、数の多い、おなじみのアンモです。また、ゴードリセラス自体も個体数のきわめて多いもので、いくつかの種に分かれます。北海道では、ほぼ全ての時代(白亜紀)に産出します。また、ゴードリとは研究者の名前です。多くは、成長しても20cmくらいですが、G.インターメディウム(G.intermedium,たまにintermediaとかかれていますが、mediaはmediumの複数形です)という種は大きいものでは5〜60cmくらいの化石が産出しています。これは「インター」と俗称され、アンモファンのあこがれの種で、白亜紀でもサントニアン期から産出しますが、個体数が少なく、なかなか採集できないものです。 |
中心部が薄いので透かしてみると 透き通って見えます。 こういう楽しみ方もあります。 (もう1画像見てみる。) |