埼玉県秩父郡小鹿野町ヨウバケ



このヨウバケは秩父の小鹿野町を流れる赤平川沿いにあります。このあたりでは大きな崖のことを「はけ」といい、夕方には崖に日がさし、「太陽のさすはけ」、「ゆうがたのはけ」と呼ばれ、いつしか「ようばけ」と言われるようになったんだそうです。

このあたりでは新生代新第三紀中新世（約１５００万年前）のカニやサメの歯、貝類、ウニなどが産出します。特にパレオパラドキシアが見つかったことで有名です。

ヨウバケの崖は天然記念物に指定されているので露頭から直に採集することはできません。私の採集したものも転石から見つけたものです。


ヨウバケ産の化石
（青囲みの画像は拡大で見れます）


片足しか残っていなかったもの
見つけた中で一番よかったカニ
殻だけのもの


二枚貝