D感動!ブロードウェイミュージカル
 ブロードウェイの中心地タイムズスクウェアの辺りにて。

 地図的にはミッドタウンの7Ave.45th Stあたりで、この周辺に有名なミュージカルが集中している。

 ちなみにこの写真の向かって右手にMTV、その奥にWWF.N.Y.左手にはナスダックビル(?)やワーナー・スタジオストアがあるんだけど、どっちも切れてて見えないね…(^^;

ライオンキング 一番人気なのもうなずける
初ミュージカルだけにかなり胸を躍らせて会場入りした。
会場の作りがディズニーランドのパビリオンのように壁や柱に装飾が施され、日本じゃ消防法(?)に引っかかるんじゃないかと思うくらい勾配のキツイ客席だったため、ジャングルの崖の上からステージを見下ろすような感覚で、一番安い末席でありながら、まったく気にならなかった。
映画を見ていなかったのでストーリーが解らないんじゃないかと訊かれたが、ストーリー自体が単純明快であること、何より
邦題が「ジャングル大帝」だと思えば何の問題もなかったですね。

コゼットよりエポニーヌの方が人気? レ・ミゼラブル
実は小説も映画も観たことが無く、「レ・ミゼラブル」初体験をいきなりブロードウェイ・ミュージカルで飾ってしまった。
小説自体全五冊にわたる長編なだけに壮大な流れに仕上がっており、ライオンキングとはまったく違った作りにまず驚いた。邦題だと「ああ無情」。直訳すると「惨めな人たち」。当然話は暗く、舞台全体も闇を効果的に使った演出になる。
──作品によってここまで違う演出が可能なのかとミュージカルの奥深さに唸らされた。

美女と野獣 いきなりのイリュージョン攻撃に興奮!
ディズニー・ミュージカルということもあり子供連れが多く、英語もわかりやすい言葉が使われていた(らしい)。
ライオンキングが客席の構造を利用してステージセットを効果的に見せていたのに対し、やはり宮殿の豪華な装飾や、ディズニー映画特有の遠近効果を見せる二層式セット、そして魔法をかけられたときと魔法が解けたときに見せるイリュージョンを使った変身はまさにデビット・カッパー・フィールド状態。おもわず「Now!」って叫ぼうかと思ってしまった。
ビーストの不器用さや、ハートフルな仲間達。とにかく楽しめる作品。

上司が我々を差し置いて見に行ったんだよね オペラ座の怪人
私は観れなかったのでコメントしようが無いのだが、話によるとオペラ座が舞台なだけにセットも衣装も豪華で、何よりもミュージカルでありながら、オペラも楽しめるという二度おいしいものだったらしい。ディズニー作品のように単純明快ではないため、ストーリーを理解するためにはリアルタイムであらすじを紹介してくれるイヤホンサービスは必需品だったそうな。(私もレ・ミゼラブルでは利用しました。)


さすがブロードウェイの看板はド派手かつ奇抜である。巨大なレプリカが中を舞うと思えば電光掲示板の文字が曲線を描いて高速回転をし、曲面のビルの壁全面が液晶画面となって映像を映し出し、たまに画面の中の窓から人が顔を覗かせる……なんでもありやね。

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