明日からプサン旅行です 2003/06/27(金)

明日から(実質)二泊の予定でプサン旅行に行ってきます。


早朝7時のセマウル号に乗って夜はチンジルパン。
翌日は一日フルに遊んで終電で翌朝帰り...







かなりハードな予感です。


今学期で交換留学が終わるを中心としたお思い出旅行。
途中、痛い事件も起きまして中止の危機もありましたがなんとか決行の運びとなりました。

行くからには楽しみますよ。

ええ、

存分に。もちろん健全な方向性で




本来コンドミニアムで一泊して夜通し宴会の予定だったのですが、やはり夏休みの週末。全て満室のもよう。


チンジルパンの場合、個室が無いので仲間内だけでドンちゃん騒ぎとは行きませんが、風呂・サウナの開放感がたまりません。
メンツ的にも楽しくなりそうです。
(この際初めて見る女性陣のスッピン顔に躊躇しないことがポイント)


さぁ、
心の準備はできました。いざ出発!







残された懸案事項

最悪雨だけは避けたい(切願)






もちろん私は妻ある身。間違っても間違いは犯しませんのでご安心を。

********************************** 追記 **************************************












明日の出発が早朝のため出発直前にUPするつもりで昼のうちに書いていたのですが、夕方テレビのニュースを見るととんでもない事態勃発。




鉄道全面スト(泣)


鉄道労組がゼネスト突入へ(朝鮮日報Webニュースより)


 鉄道庁労組は週末の28日からストに突入することを決定した。これを受け、昨年2月の4日間に渡る鉄道ストに続く2度目の運送難が予想されている。

 鉄道労組は27日、国会・立法司法委員会が建設交通委員会から引き継いだ鉄道産業発展基本法と韓国鉄道施設公団法を議決し、今月30日に予定された本会議に上程することにしたことから、予告通り28日午前4時からゼネストに突入すると明らかにした。
 
 鉄道構造改革関連法案は合わせて3つで、このうち核心的な「韓国鉄道公社法」は建設交通委員会が労組の反発などを懸念し、19日に審議を保留した状態だ。

 鉄道労組のチョン・ファンギュ委員長はこの日、組合員に「我々は鉄道に青春を捧げた。唯一の老後保障の手段である年金を守り、生活の拠り所である鉄道を守るため団結し、立ち上がろう」と呼びかけた。

 崔鍾?(チェ・ジョンチャン)建設交通部長官は「鉄道労組のストはこれ以上名分がなく、その手続きや目的も明確な不法行為でしかない」とし、「法と原則に従い、断固として対処する」とした。このため、現政権発足以来初めて、ストの現場で物理的衝突が発生する可能性もあると予想されている。

 しかし本会議の上程が保留された「韓国鉄道公社法」の今後の修正方向をめぐって、深夜に労政間の交渉が行われる場合、ストが撤回される可能性も完全に排除できない状況だ。

 鉄道庁は非労組員の運転士(548人)と乗務経歴を持つ職員(318人)、軍からの支援要員(200人)など、合わせて1089人の代替要員を動員し、非常事態に備えることにした。

 しかし、ストが始まってからの4日間、首都圏電鉄のラッシュアワー時の運行回数は普段の55%、セマウル号は6%、ムグンファ号は23%だけが運行が可能だとした。

 特に首都圏電鉄のうち、京仁(キョンイン)電鉄は普段の35%、盆唐(プンダン)線は42%だけが運行される予定であるため、激しい混雑が予想され、乗客は不便を強いられる見通しだ。

 昨年2月の鉄道労組スト当時は、ストに参加しない組合員が業務を遂行したことから、初日、電鉄68%、一般列車33%、貨物16%など、平均53%の運行率を見せた。

李忠一(イ・チュンイル)記者


なんでよりによって
明日の朝一からなんだよ(悲)

韓国留学生活最後の記念旅行をぶち壊す権利がどこにあるってんでしょう。

韓国の労働組合、本気でストするから困ります。
この前なんかプサンであったストのせいで韓国で構える新居のために日本から20万円かけて郵送した荷物が全て足止めを食らって大変なめに遭った夫婦を知っています。(ばか高い送料考えたら現地調達でもよかったのではないかという思いもひとしきり)










本気で迷惑です。


っていうか、ただでさえ経営大変で雇用にも影響してくる時期にストでさらに
自分の勤務寿命を短くさせる神経がわかりません。

ああ、本当に明日釜山に行けるんだろうか。

行けないんならいっそのこと...

昼くらいまで寝坊したいっす。




密かにコンドミニアム予約できなくて不幸中の幸いだなんて思ってたりして...

とりあえず明日朝ソウル駅に行くだけ行ってだめならバスを探すかソウルのサウナで妥協するか考える方向性の模様。

次の更新は戻ってくる30日の予定ですが早まる可能性も大(爆)

その後の経緯 2003/06/30(月)
無事...というか、なんとか下宿にたどり着き、予定どおり30日のカキコです(死)

どんな旅になったかは写真ができ次第レポートでも紹介するつもりですが、これまでに溜めたほかのレポート共々7月からの仕事状況からいつUPできるか皆目見当がつかないため、とりあえず時系列的に端的なご紹介をしておきます。




激動のプサン旅行 投稿者:石橋たたく。 投稿日:2003/06/28(Sat) 08:38
日記のカキコで心配していたとおり
電車出ませんでした。(泣)
まあ、停車駅が多く利用者の多いムグンファの方がセマウルより生存率が高いのはわかるが、丁度われわれの乗る予定だった7:00発のセマウルだけがその時間キャンセルってのはなんなんでしょ。
それでバスに切り替えて高速バスターミナルに来てます。
バス待ちの間の時間つぶしでターミナルのPCからのカキコです。

この分だとこの先も何があるかわかったもんじゃありません。
レポートネタになりそうな匂いプンプンです。
帰ってきたらすぐに2週間の出張なのに...



――という出発当日のかわら版カキコのとおり
ストの餌食になりました(泣)



そもそも外大前駅は地下鉄一号線なのですが、実質
龍山-清涼里間の地下を走るラインが一号線であり、その他の地上を走るラインは国鉄の管轄なのでストの影響をモロに受けます。


逆に外大前駅へ行けばその日の運行状況も確認できるわけで朝6:00に窓口へ。
普段見ないおねーさんたちが慣れない手つきで受け付けしてます。
いつもの男性職員は一人もおらず、どこかのデモ会場でいまごろシュプレヒコールでも上げている様子。


とりあえず朝一番のセマウル号なので運行しているとの回答。
ただし
ソウル行きの一号線電車がいつ来るかが不明のためタクシーを使用。


二台に分乗しての移動だったのだが、私の乗ったタクシーの運ちゃん、以前日本人女性と付き合ったことがあるらしく妙にハイテンション。
当時の思い出話をしながら70Km制限のバイパス道路を100Km近く出して飛ばしまくります。
元カノと同じ日本人だからとタクシー代端数をサービスまでしてくれました。



――で、いざ予約したチケットを発券の段階になって
運休の知らせ。
外大前駅の慣れない手つきのおねーちゃん
慣れてなくても正しい仕事をしましょう(怒)
もちろん他の汽車は全て満席。










高速バスに変更決定。(泣)

高速バスターミナルまで移動です。
ストと無関係な地下鉄の普段と変わらぬスムーズさに複雑な思いを抱えながらバスのチケット購入。






ここからようやく
釜山旅行が始まります。

本来セマウル号に乗り4人がけボックスシートを2つ占拠してのワイワイはしゃぎながらの移動時間バス最後尾座席での仮眠に。





釜山のターミナル到着が午後3時過ぎ。
とりあえず帰りの汽車の運行状況の確認をするために釜山駅へ移動。
釜山駅の前の広場に
赤いベストを来た集団がいます。







国労ストの集会です。


こいつらです。

われわれの旅行を妨げようとした張本人たち。(怒)

特設ステージで代表者の掛け声に呼応して叫ぶ赤い集団。
その叫び声の中に「仕事しろー」という日本語が数回まぎれていたことに気づいた者はいなかった模様。

もちろん帰りの汽車の運行状況も不透明なまま。

即キャンセル決定。



とりあえず最初の目的地
南浦洞へ移動。

チャガルチ市場で海の幸三昧!
(どういうところかはプサンナビで南浦洞をエリア検索、チャガル市場を参照。)









生のイカそうめんは絶品です。

(イカの寄生虫は冷凍しないと死なないらしいと言うことはこの際無視)



目の前で
日本製の練りわさびが売られているにも関わらず、食堂で出てくるわさびが韓国製の蛍光色わさびであったことは今も疑問。




食後遊覧船クルージングを検討するが時間が合わず断念。

その足で
龍頭山公園へ、お決まりの釜山タワーからの景色を堪能。

とっぷり日が暮れたところで
国際市場方面へ足を伸ばし、ファッションストリートのカフェで休憩。
ここで明日の観光計画を再度検討。

朝からの変更続きの疲れのため宿泊予定のチンジルパンへ。
(チンジルパン愛好家の私としてはあまり満足できない設備だったがこの際それはよしとしよう)




翌29日は朝から快晴。

朝食を近所のソルロン湯のおいしい店で。
ここのアジュマにソルロン湯とコム湯の違いはソルロン湯に入っている麺があるかないかの違いだと教わる。(絶対嘘だ!)


食後は自殺の名所として名高い
テジョンデ(太宗台)へ。
(なぜ自殺の名所に行くのかと言うと、それにみあう絶景が期待されるから)
入り組んだバスの路線に翻弄されながらも
遊覧船クルージング予想外の登山を堪能。



全員日ごろの運動不足がたたり、ヘロヘロになりながら次の目的地へ。





午後は
海雲台ビーチへ繰り出す。
道中地下鉄の中で日本人だから韓国語わからないだろうというアジュマの横柄な発言にブチ切れる者1名出しながら現地で遅い昼食を取ることに。
追い討ちをかけるごとくやる気の無い店のアジュマのやる気の無い料理にすっかりテンションを落された我々ではあったが、海雲台のビーチがその重い気分を一気に晴らしてくれた!


海!
海!
海!





今日は6月29日。海開きの2日前。




泳げないはずありません!




幸い一泊二日の旅行。




濡れても着替えはあります!(昨日着てたの)




周囲にも普段着で海に飛び込む者多数あり。




あとは童心に戻るだけ!





みっか嬢へのカキコ 2003/06/30(Mon) 07:55

この旅行に参加した7人中
4人は確実に海に沈んだよ。

豪快に(嬉)



このときの写真も手に入り次第即UP。




海水まみれになった我々は再びチンジルパンでシャワーを浴びることに。

――で、ラストはチンジルパンの近くの店でトェジコギたらふく食べて11:57発ソウル行きの深夜バスで帰路につきました。




ソウルの高速バスターミナルに到着して始発の地下鉄で外大前駅まで帰る予定だったのだが、ここでもストの影響。
高速ターミナル駅-玉水-外大前というのが従来のコースなのだが、玉水-外大前ラインがこれまた1号線国鉄ラインなのな。

結局
鐘路3街まで行き、そこから134番バス乗り換え。
このとき私の所持金350ウォン。交通カード残金50ウォンだったためバス代を借りる羽目に。
不要な乗り換えにより、不要な借金をすることになってしまいました。


最初から最後までストに泣かされた釜山旅行。
まぁ、全体的にはハードだったが面白かったので善しとしよう。





今回の旅行をまとめると

■企画当初■ ■実際の様子■
 5:40 外大正門前集合
 7:00 ソウル発(セマウル号)
13:00 プサン到着

海雲台コンドミニアムに宿泊
ここを拠点に面白そうなところへ行きまくり
海産物に舌鼓

泳ぎたい人・スタイルに自信ある人は海水パンツ持参
夜は浜辺で花火

コンセプトは
修学旅行気分満喫

23:00 プサン発(セマウル号)
 5:00 ソウル到着

サウナで休憩。
解散。
 5:55 外大正門集合(一人寝坊で遅刻)
 9:15 ソウル発(高速バス
15:30 プサン到着

とりあえず
南浦台近辺にあるらしいチンジルパンに宿泊
それを前提に面白そうなところへ行きまくり
海産物に舌鼓

泳ぎたいかどうか関係なく無差別に海に放り込む。(シャツから透けて見える下着のことは気にしない)
夜は焼肉で締める

結果的には
体力に自信ある人のためのオリエンテーリング気分満喫

23:57 プサン発(
高速バス
 5:30 ソウル到着

とにかく
早く帰って寝たい
解散。







いかに

韓国で計画を立てることが無意味

であるかを実感。







부산여행(釜山旅行)が불상한여행(不祥な旅行)にならなくてよかったってってコトで(爆)