韓国に暮らしたい日本国籍の方へ

在韓日本人としてのアドバイス(1) 2004/4/28(水)

4月も半ばということもあってか
近頃韓国での就職に関する質問や相談が
多く寄せられてまいります。

冬ソナブームなどにより
韓国内でも日本をターゲットにした
ビジネス戦略を本格化させる企業も目立ってきまして
その窓口として在韓日本人への求人もそこそこあるようです。

ただし

こういった韓国企業側に

外国人を雇うときに
どのような手続きが必要になってくるのかを
把握している人が皆無に近い


ということで
様々な問題が生じております。






どういうことかというと、ずばり

ビザ問題

です。








私たち日本人からすれば
いつまでも語学堂に通ってばかりいられないが
ビザがなくなるのは困る。

ワーホリで一年間は滞在できるが
その後を考えるとやはり
長期的に働きながら暮らせるビザがほしい。


――となれば韓国企業に就職して

ビジネスビザ(E-7)


っきゃないってことになるのですが
そう簡単ではありません



そもそもウリナラ韓国

極端なまでの愛国心が裏目に出て
外国と言うものを自国の尺度で判断する人が大多数


実際に外国で暮らした経験のない人は
外国に対する関心が本当に薄いのが実情です

企業側の対応を見る限り



ですから、日本人を雇うのも韓国人を雇う感覚で
簡単に採用するのですが、
就職が決まっていざビザの話を切り出してみたら

「自分で何とかしてくれ」

と言われることがしょっちゅうです。





つまり、ビザが欲しいがゆえに就職を希望して採用が決まり
そのつもりで準備していたら突然

「ビザが出せないから、やっぱ無理」
という
いまさらジロー状態で泣きを見ることがないよう
これから就活される方ぜひは
会社側にビザ発給の意思があるかを
事前に抑えておく
ことをお勧めいたします。






そもそもこのビジネスビザ

企業がその業務上不可欠な
特殊技術を有する人材であるため
国に対して滞在許可を申請する

といったもので
企業ごとに定員枠も限定されているとか。


おかげで定員以上の人員を雇用するために
会社の資金の一部を使って職員を一旦日本に送り
投資家ビザ(D-8)
を取らせて呼ぶ企業も多いとのことです。


ついでに言ってしまえば
韓国語が話せる日本人なので
日本語の翻訳ができます
程度でもらえるような代物ではありません。

っていうか

これ自体ひとつのスキルではあっても
企業に対して売り込める程のものではないのでご注意。

ex.
日本語のできる
Webマスター
日本語のできる
営業経験者etc...


※韓国語能力試験6級を持っていたからといって
大して就職に有利にならないと言われる所以はこのためです。

 ですから間違っても語学堂6級まで卒業したことを
売りにしようだなんて思わないように。
(3級レベルで働く私からの助言)



つい先日就職が内定した私の知人も
ビザの発給を約束してくれる会社と契約するために
語学堂を卒業してからのこの数ヶ月間
30日に一度日本に一時帰国して通いつめる生活
をしておりましたが
採用の決め手はやはり日本で磨いたスキルがあってのこと。






語学と言う点では

日本語講師(E-2)

という手段もありますが
この場合
その職務に限定されていますし
近頃採用も狭き門だとか。






私の場合はカミさんが韓国人なので

居住ビザ(F-2-1)

を取得し、その後契約した会社の雇用証明書をもって

労働許可(E-7-1)


に切り替えて働いております
(これなら単純業務だけですが、単身赴任も可能です)

※これも2002年のワールドカップ以前は
外国人男性に居住ビザ(F-2-1)の許可が下りなかったので
最近になって可能になった方法








ということで、話をまとめてみますと

●韓国で定住する手段として

@語学堂や留学先の学校に通い続ける
(一生学生で通せるかは本人次第)

Aワーホリの再申請

(何度できるか未知数)

B30日おきに日本に一時帰国するノービザ生活

(働いたら違法です)

C一流の専門スキルを磨いて堂々とビジネスビザ

(正攻法だが容易ではない)

D資本金持ち込んで企業投資ビザ

(つまりいきなり社長ですね)

E日本語講師(E-2)になりきる

F韓国人と結婚してE-7-1

(結婚した時点で永久就職)

G韓国人に帰化する

(この時点でビザ必要無くなりますが、逆に
日本に行くときビザが必要
になる諸刃の剣)




くらいの方法ということになりますか。


…………


はて、何かひとつ忘れているような……



( ゜_ ゜)







(゜ _゜ )








(-_-)








(゜Д゚)Σ


あれだ!


ありました!

どれも取得困難という方に取っておきのビザ取得手段!。

日本人にはなじみの薄いカテゴリーに見えるかもしれませんが、

外国ではある意味結構メジャーな
入国・滞在手段












海外宣教ビザ(D-6)


釈迦の誕生日(旧暦4月8日)

イエス・キリストの誕生日であるクリスマス(12月25日)
を国民の休日にする
宗教が熱い韓国

企業が申請するビジネスビザより
宗教団体が申請する宗教ビザの方が

下りる可能性は大



まさに盲点。これを利用しないテはありません。


さぁ、あなたも今すぐ









メジャーな
宗教団体に入信して
宣教ビザをもらって韓国に!















注意:アレフ(元オウム真理教)からは宣教ビザ下りないようなのでお間違いのないようお気をつけください