各国のトイレ事情

いやぁ、なかなか疲れが抜けません。
今日も惰眠をむさぼってしまい
朝と昼の食事を抜いてしまった
なかなか太れない体質の石橋たたく。です。



2週間ぶりに帰ってきた下宿なのですが
夏休み期間なので誰もおらず閑散とした空気が漂っています。

消耗品は、なくなったら気づいた人が買ってくることになっていたのですが
自分の手の届く範囲が快適であれば他は気にならないAB型の私が
わざわざ買出しに行くわけもなく
無きゃ無いで使わなければいいと高をくくっておりました。

今朝のことです。

トイレに入ったとき、あるものが無いことに気が付きました。







トイレットペーパー


あるべくしてあるもの。
韓国においてはティッシュとしても重宝するトイレットペーパー。
水洗トイレに流すと詰まるので
ごみ箱に捨てなければならないトイレットペーパー。




ピンチです

広い下宿に私ひとり。
叫んでも紙を届けてくれる人はいません。


手の届く範囲に代用できる紙は無い。
無人とはいえ半裸で下宿をうろつき紙を確保する気にもなりません。


そんな時、ある知人の体験談が思い浮かびました。

先月映画のエキストラに出たとき
同様に呼び集められた日本人の中に
現在日本で放送中のNHKハングル講座に出演中の役者

がいました。
彼は以前に映画のロケでインドに行ったことがあり
そこでのトイレの後処理は紙ではなく


であったというのだ。






トイレの様式は国によってさまざまである。

中国の田舎ではトイレといえば道端に掘られた

敷居があっても腰の高さから上の部分だけで
しゃがむと丸見え。



タイの田舎のトイレは目の前に

が垂れ下がっており、これを紙の代わりに使用するという。
使った部分を切り捨てていく様は
ロールタイプのトイレットペーパーに通じるものを感じる。



中世パリではトイレといえば

だった。
裾が広がったスカートは壺に腰掛けて用を足すのを隠すためで
その匂い消しとして香水が開発されたとか。



そう言えばインドは左手で食べ物を扱うのはダブーだったような気がしてきた。
毎日尻を拭いている左手での握手だなんて最高の挑戦状だ。





――とりあえず話を戻そう。

現在の私の状況は、



用を足した後で紙が無いことに気づいた。
近くに紐などの紙の代用になるものは見当たらない。
しかしシャワー用の水道は手の届く距離にある。





そこで先ほど登場した

の体験談がクローズアップされる。





彼曰く、

手を使って水で尻を洗うことに
新境地を見出した
らしい。




しかし紙という媒体無しに直接
己の手を使うのはどうか...←他人の手でもイヤだが

そんな私に
はとても説得力のある主張をしてくれた。








紙って要するに
薄く延ばしている
だけじゃん。






私はこの言葉に目からウロコ状態の衝撃を覚えた。







紙でふき取る
イコール
薄く延ばす


この至極当然の公式に今まで気づかなかったなんて盲点である。





日本にいた頃
を患っていた上司が

ウォシュレットに感動して涙した
証が鮮明に蘇る。








ふき取るのでなく
洗い流すのだ。


これほど清潔かつお尻にやさしい手段が他にあろうか。



私は勇気を出して新境地に足を踏み出す....いや、

手を汚す
ことにあえて挑戦してみた。

ようはシャワーと同じじゃん!

そう言い聞かせながらの初体験。


直後

に一つ聞き忘れていたことに気づいた。










手についた匂い、
どのくらいで消えた?
(泣)




――あ、ネタだから。ね....