■『ガラスの華』最終回レビューA 2005/2/6(日)


「ガラスの華」





先日、どんなラストだったのか全く理解できずに終了しましたこのドラマですが、

ともさんから放送の様子をメールで教えていただきました。
ありがとうございました
が、
やっぱりよく分かりません


で、本日再放送を見ることが出来ましたので
今回は



完全ネタばれレビュー
と逝きましょう。






このラスト17・18話を語る上で抑えておくべき設定があります。


キテは大財閥の会長の妾の子
父親から疎まれつづけ施設で育ち
人一倍家族に対する愛着が強い。


財閥の後継ぎである長男の死により突如父に呼ばれ後継者のポストに。


この長男の死の真相が16話あたりで明らかに。

実は長男の死は父親に顧みられないキテを不憫に思ったキテ母が一計を案じた結果で
それを知った亡き長男の婚約者がキテ母への復讐としてキテが実行犯かのように父に報告
キテの幸せがキテ母の人生の全て=キテの没落が最大の復讐


激怒したキテ父キテを罵倒するところから
17話が始まりました。





もうね、ここからは
イドンゴンの養父がキムハヌルの実の父親
だったこととか、
日本の企業の勢力争い
とか


黒田福美さんや金子君の出番

なんてもう一切関係ありません



キテが主人公です。

キテ役キムソンス

行方不明になったキテを探すことに奔走するイドンゴン
ショックで食事も喉をとおらないキムハヌル



キテ父に対して
家族が共にあることを心底願うキテが腹違いの兄を殺すわけがない
イドンゴン
キテを探さないんですか
と詰め寄りそのまま立ち去ります。



その後キテ父、
亡き長男の婚約者から

キテは無関係
という告白に激怒するも
あなたがキテを少しでも信じていたらこんなことにはならなかったのでは?
とトドメを刺されます。

う〜ん。キテ父ここに来て四面楚歌
っていうか、事業だけでなく

女性関係まで手広くやっていた
ツケですね





で、イドンゴン君興信所に依頼してキテを探させている間に見ていたDVDが

中山美穂主演の「ラブレター」

韓国では「お元気ですか〜」で非常に有名

で、キムハヌルに携帯メールで








「오겐키데스카」
(お元気ですか?)



制作サイドが日本を意識しての演出でしょうけど








もっとストーリーを
意識してください

一ヶ月がかりでようやく見つけ出せたキテはもう半死人の状態
キテ父に会えとか病院行けとか二人に詰め寄られるキテの最後の反撃が

代わりに二人は結婚しろ


で最終回へ



第18話(最終回)



イドンゴンキムハヌル
結婚するかしないかで揉めてます

自分を捨てた父をシアボジ(夫の父)として接することや、
黒田福美さんを自分の母から父を奪った人として再会することへの恐れなど
キムハヌルの精神的障害が大きすぎるためなのですが、

いかんせん

主役はキテ

なのでこの辺を深く掘り下げる時間がありません


イドンゴン君、無理して結婚式してもキテを説得することは出来ないから
自分と一生結婚できないと思ったら明日一人でソウルへ帰れ
キムハヌルに全ての決断をゆだねます。
ちょっとズルイ


で、イドンゴン君との結婚を決意するキムハヌル

それを受けてキテ、二人を祝福。
その昔キムハヌルにプロポーズするつもりで買っておいた指輪を一人海に投げ捨てます
(もったいない!)

そこに現れた亡き兄の婚約者
キテが血を吐くところを目撃。
ソウルに戻り、キテ父キテの居場所を教えて会いに行くよう説得し始めます。








っていうか、亡き兄の事故死の真相を暴いたり、
興信所に依頼して見つけ出すのに一ヶ月もかかったキテの居場所にしれっと現れたり
驚くべき情報収集能力です
興信所より亡き兄の婚約者に探させた方が早かったかもしれません。




で結婚式当日、式場へ向かおうとしていたキテが再び吐血。
式場に着ていくワイシャツにベットリ血がついてしまい

これじゃぁ式場へ行けない

とそのまま海へ身を投じます。




式場に来ないキテを心配してホテルに戻ったイドンゴンキムハヌル
そこにはキテに会いにきたキテ父キテ妹、それに砂浜でキテの上着を発見した警察官が...

浜辺でキテの名を叫ぶ二人。
もう結婚どころじゃありません。


その後もキテの消息がつかめぬまま、三人の思い出の河原にたたずむ二人。
石を積み上げているのは墓のつもりでつか?



キテ父キテ妹と別れの挨拶を済ますイドンゴン君
キムハヌルと二人で仁川空港へ。
てっきり二人そろって日本へ行くのかと思いきや、
イドンゴン君



出国ゲートへ消えていく
キムハヌルを見送ってます。






…ヘ(; ゜Д゚)?





ここでさっきの河原での回想シーンとなります。

そこはイドンゴンキムハヌルの落としたオカリナを拾おうとして溺れてしまった場所。
幼少期にここで行方不明になったイドンゴンが二人と再会したのが12年後の現在。
その間、イドンゴンが死なずに生きているかもしれないとどこかで思いつづけてきていたキムハヌル
キテも同様にどこかで生きているかもしれないと信じようというイドンゴン君。
そして何を血迷ったのか


12年後にまた会おう

なんて言いだしてます。

おいおい、12年後ってあーた。








二人とも結婚適齢期
越えてしまいますが(爆)

(イドンゴン義父もキムハヌル捨てて日本で黒田福美さんと結婚して再出発したのも
そのくらいの歳だからいいのか?)



っていうか、このラストどう考えても







破綻しているとしか
思えないんですが





こんなドラマ「ガラスの華」
日本公開です。

本編の重要な部分にほとんど絡めなかった
ユミン(笛木優子)・黒田福美さん・金子君
の活躍をじかにご覧ください(ヤケ)


結局キムハヌルはどこへ旅立ったのか誰か教えてください。


日記過去ログ