■韓国の携帯電話事情 2006/7/28(金)

携帯電話といえば
韓国での必需品




ドラマでも小道具として頻繁に登場
(PPL間接広告ってやつですね)



携帯電話加入者、年内4000万人突破へ



韓国で携帯電話を持たない者は
親不孝者
と呼ばれるというくらいの必需品。






その理由は

話したいときに
連絡できないから






韓国に来て驚いたのは
何の用もないのに一日に一回は親に電話するという
韓国の親子関係


親、特に母離れできない韓国男児を
ママボーイ
と称するわけだが

これは親子関係の絆の強さが
日本人の理解の範囲を越えいることも要因の一つ
もちろん奥さんより母親を優先させる姿は
日本人には理解できないよなぁ






ということで4年前
語学留学に来た私もすぐ
義兄に龍山電子街に連れて行かれ

義兄名義で契約



当時は韓国人(住民登録番号)でないと
携帯電話の契約ができず

私の周りの留学生はみんな
知り合いの韓国人の名義で購入してました

今は外国人登録証でも契約できるようですが
サービス面で割高だとか。



当時私の買ったのは
白黒画面の型落ちPCS(日本で言うところのPHS)

本体価格7万ウォン
普通に買うと14万ウォンはしたとか

その6年前には日本で
同等の機能のPHSを
1000円で手に入れていた私としてはかなりの割高感


当時の韓国の携帯電話は
日本のものよりかなり遅れておりかつ高価
同じ時期に義兄が使っていた
カラー画面のものが

本体価格27万ウォン
最新機種の相場は50万ウォン


もちろん当時から日本で主流だった
カメラ機能とか一切無し


契約金だけでも馬鹿にならないのに
そんな本体に金かけるほど余裕もない
そんな1〜2年で帰国する留学生は
安く手に入る中古市場を漁ったり
知人のお下がりを安く譲ってもらうのが常でしたね。




それが今では
世界市場を席巻する

多機能携帯電話
生産国ですよ。


まぁ近頃は低価格化についていけなくて
海外で苦戦
しているようですが。
てゆーか部品の大半は日本からの輸入か
ロイヤリティ対象






当時と比べると機能面
価格面共に大きく変わりました。


高価だった本体価格も今では
お安く機種変更が可能になっております。





別に低価格製品に切り替えたわけではなく
多機能高級製品を破格根で売りさばく


いわゆる



加入後の通話料で元を取る
10年前の日本式戦略
なわけですけどね




しかし韓国の
安い通話料金体系では
元を取るのはちと大変。


ではどうやって本体料金をペイするのか?




携帯端末として
テレビ動画などの受信サービスが
主力となってきており

地下鉄だろうがどこだろうが
好きなときに好きな動画を見る
をコンセプトに展開しているわけで

携帯各メーカーの主な収入源は
通話料ではなく

モバイルインターネットサービスによる
データ通信料とのこと。




これは各種サービスにかかる料金とは別に
データのやり取り時に必要なデータ送信に
別途課金するというもので

携帯電話での音楽配信サービスを例にとると

一曲ダウンロードするのに900ウォンでも
一曲分のデータを送信するのにかかる通信料が別個に
2000〜3000ウォン課金されるというもの。




ところがどのメーカーのCMを見ても
サービスの低価格を全面に打ち出しながら
通信料が別途にかかることは
すごく目立たないように添え書きしている程度にしています。

データの容量がkバイト表示されこそすれ
そのデータ転送にかかる通信料金が
画面に表示されることはないため

サービスを利用しした人の大半は
別途課金されていることを
知らないでいるとか






これによりたいして通話していないのに関わらず
月に100万ウォン以上請求される事態が多発

通話時間制限をかけてある子供の携帯で
400万ウォンの請求が届いてたまげたなんて
親御さんがインタビュー受けてましたね。
(MBCの報道番組)




どんなに多機能便利でも
データ送信にかかる別料金が高けりゃ
利用する気になりません。




カミさんに充電器の故障を機会に
新しく買い換えたらどうかと言われましたが

通話とカメラ・メール機能がついていれば
あとは別に使わないのでどうでもいい私。

カミさんとしては
新製品にやたら飛びつき
おもちゃをあてがわれた子供みたいに
はしゃいでいた方がいいのでしょうかね?



まぁ、多機能でなくても
これ
なら欲しいかも












うん。すごく惹かれるw






結局このオチが書きたくて長々と語ったのな。

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