■秋夕映画【ラジオスター】 2006/10/11(水)


休み明けですし更新頑張ってみました。
つーか、もったいぶるようなネタでもないので(爆)


ということで
私がこれまで韓国の映画館で観た



【家紋の栄光】

仕事先でたまたま誘われて観た



【吹けよ春風】

エキストラ出演の試写会で観た

に続く栄えある
三本目の韓国映画


















【ラジオスター】


韓流スターとかキム・ジョンウンとか一切関係なし
すっげー期待を裏切ったチョイスw







マルちゃんパク・チュンフン
演じる
過去の栄光にすがる落ち目の歌手と


アン・ソンギ
演じる
彼を影で支え続けてきたマネージャー

の物語。



もうね、
ベタな題材に
ベタなキャスティング

あまり期待しないで観たんですが


面白い!
(σ・∀・)σ







パク・チュンフンアン・ソンギもいい味出してるし
ストーリーもシンプルでうまくまとまって
掘り出し物ですよ。コレ。





話の流れは


1988年に最優秀芸能大賞の栄冠に輝き
頂点に上り詰めたロック歌手パク・チュンフン


今は落ちぶれてドサ周りをし
客や経営者とのトラブルが絶えない日々



そんな彼をもう一度スターの座に返り咲かせるために
東奔西走する
マネージャーのアン・ソンギ


彼の努力もむなしく
立て続くトラブルに
しびれを切らした放送局長の命令で
地方のラジオ放送局でDJという閑職に回されることに



そこはラジオ局とは名ばかりの
支局長と技師の二人しかいない
閉鎖寸前の中継局


同時に送り込まれたプロデューサー
放送事故での左遷組と先行き最悪



開局祝いのコメントを後輩歌手にさせようとするも
コレが裏目に出て公共の電波で大喧嘩




ますますやる気をなくしたパク・チュンフン


配達に来た一般市民にマイクを預け
勝手に喋らせるなどやりたい放題


それが逆に


市民密着型の人気ラジオ番組として
定着するきっかけとなり


パク・チュンフンを師と仰ぐバンドマン
おせっかいも手伝って


ローカルラジオ番組でありながら
ネット放送を通し口コミで全国に広まり大ブレイク




開局100日記念を公開放送で迎え

全国ネット進出が決定

大手企画会社から

パク・チュンフン再契約
の話まで舞い込むのだが







それはアン・ソンギに
重大な選択を迫る
ものであった。。。







とまぁ

ある意味
ベタなストーリー展開を



20年間家庭を犠牲にして
パク・チュンフンを見捨てず支えてきた
アン・ソンギの視点で描かれており


これまたさすがアン・ソンギと言うしかない
ナイスキャラを演じきってます



あえて奇を衒わずベタな展開のまま丁寧に仕上げられており
最後まで飽きることなく楽しく観ることができました。




この映画の監督
【王の男】のイ・ジュニク監督だったんですね。


こういう

役者のもつ魅力を
引き出せる監督は貴重

だと思います。



ちなみに



ヌナからのタレこみ情報によると

'라디오 스타'만의 제작비 절감 비법

추석 연휴 극장가를 따뜻하게 덥히고 있는 '라디오 스타'(감독 이준익, 제작 영화사아침)에는 이름 모를 배우들이 많이 등장한다. 그렇다고 연극 배우들도 아니다. 이들은 누굴까.
제작진이 '영월에서 찍은 첫번째 영화'라고 스스로 자부하는 '라디오 스타'에는 일단 현지 주민이 심심치 않게 등장한다. 극중 주요 무대인 다방에서 카운터를 지키고 있는 마담은 실제 현지 다방 마담이다. 그 외에도 시장 장면, 라디오 공개방송 장면 등에서 주민들이 즉석에서 단역으로 출연했다.

中略

영화사 아침의 정승혜 대표는 "
기본적으로 감독님이 불필요한 장면을 전혀 안 찍는 데다, 운 좋게도 배우 아닌 '단역 배우'들이 모두 연기를 잘해줘서 예산을 오히려 아낄 수 있었다"며 웃었다.

<'ラジオスター'だけの製作コスト節減秘法>-【連合ニュース】

 秋夕連休映画館通りを暖かく暖めている 'ラジオスター'(監督イ・ジュニク, 製作映画社朝)には名前分からない俳優たちがたくさん登場する。それも演劇俳優でもない。これらは誰であろうか。

 製作陣が '寧越で撮った初の映画'と自負する 'ラジオスター'には現地住民が幾人か登場する。 劇中の主要舞台である喫茶店でカウンターを守っているマダムは実際現地喫茶店マダムだ。 その外にも市場、ラジオ公開放送場面などで住民たちが即席で端役に出演した。

 また製作陣も主要配役で登場した. 金物屋主人は照明監督で, 花店主人はアートディレクターだ. またツェゴン(パク・チュンフン)に不真面目に電話をかける実業青年とツェゴンが公演したライブカフェーのウエーターなどは演出部職員で, 劇中結婚にゴールインする銀行オフィスレディーは製作社の会計課長だ。

 ここにイ・ジュニク監督も出演した. この監督の出演は計画されたカメオ出演ではなかった。彼はメガネを外した姿で中華料理店のコック長で出演。 用意した演技者のようにもっともらしく演技をした。これはその日コック長に出演する予定の俳優の都合で急遽することになった演技だった。

 このようにして撮影を進行して見ると 31億ウォンの予算は 28億ウォンまで減った。ともすると予算が増えるのが映画版の現実なのに 'ラジオスター'は予算を節約しながらも完成度の高い作品に仕上がったのは 'ラジオスター'の運であり、能力だ。

 映画社朝のチョン・スンヒェ代表は
"基本的に監督様が不必要な場面を全然撮らないうえ, 運良くも俳優ではない '端役俳優'らが皆好演してくれて予算をむしろ浮かせることができた"と笑った。

という製作裏話。



最近の韓国映画にありがちな
無駄なアクションシーンとかCGとか使わない
不必要な場面を全然撮らない
監督のセンス

それに

俳優ではない '端役俳優'らが皆好演
という現地エキストラと撮影スタッフによるコストダウン





うん。




私の時のエキストラ出演料は
5万ウォン(約6,000円)でしたしね


安上がり。






いわゆる韓流とは全く縁のない映画ですが
私的には無難に楽しめる作品でした。


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