■2003年秋学期編

心やさしき韓国人B




各鉄道会社ごとに運賃が別の日本と違い、
どの路線でも運賃が一本化されている利点ゆえか
韓国ではセンサー式の交通カードが日本よりいち早く導入されていた。
ソウル市内の地下鉄とバス全線で使用可能である。


いつもどおりバスに乗ろうとしたのだが

カードの残高が運賃に足りなかった

この日たまたま1000ウォン札を切らし
小銭も持ち合わせが無かったので

5000ウォンでお釣りをもらえるか
訊いてみたのだが

4000ウォン以上を小銭でもらう気かと

運賃は700ウォン程度なのでバスには
1000ウォン札に対する小銭の釣銭しか用意していない。


ちょっと食い下がる

学生料金でカードを使えとのこと

小銭で差額を払おうとすると...

いやぁ、この融通性に乾杯!

■日本では1万円札でも可能な自動両替機が常設されているのだが、韓国のバスでは運転手が手動で小銭を出す機械しか設置されていないため、紙幣でのお釣りには対処してくれない。他の乗客に両替を頼む人を見かけたことがあったから、1000ウォン以下のお金を用意するのは乗客の責任というのが前提のようだ。
■ちなみに... 》
そう言えば一昔前まではおつりもセルフサービスで、籠の中から必要な分の釣銭を客が自分で採って行くのが普通だったっけ...。

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