登場、生意気ガキ大将ダン
今までとは所変わって、三年の教室。
フェイが転校してきた事はまったく知らずに騒いでいる。
その中心にいるのが・・・・ダンだ!
誰だそれ?と思う人は「ゼノについて」の「サブキャラ説明」でも見てくださいな。
「おい、ミドリ。お前今年のクリスマスどうするんだ?」
「・・・・」
「いっしょにどっか行かないか?」
「ちぇ、また今年も親と過ごすのか。もうオイラ達は小学校3年だぞ。もうオトナだぜ。せっかくいいでーとこーすを考えてたのにな。仕方がない」
「・・・・」
ミドリはダンに気があるのか無いのか、話さないし、表情にも出さないからわかりゃしないけど・・・
次のダンの取った行動は・・・・・いきなり机の上に乗った。
「みんな聞けぇ!・・・・久しぶりに巡回でもするかぁ!」
巡回・・・ダンを筆頭に学校中を回って、悪いところを見つけ・・・排除する!
・・・・・・・らしいが、今まで悪いところなんて無かったが。
今回はクリスマス前という事もあってダンは一つの計画を立てていた。
その名も『クリスマスにいちゃついているカップルを撃退する計画』!
この時期になるとよく発生する集団である。(ちなみにバレンタインにも)
やれば自分の方が惨めになる事を彼等は知らない・・・
「あ、あのさダン・・・今年、俺出られそうに無いんだ」
ダンの部下(?)の一人のデンが恐る恐るダンに言う。
「何でだ?・・・まさかデン、お前・・・」
「ああ、そうなんだ、実は。俺にも彼女が・・・出来たんだ」
恥かしそうにデンの告発!
この告発に怒ったのはダンだけではなかった。
男子生徒の目がデン、一点に集中する。その目は明からに祝福の目ではなかった。
それぞれの瞳の奥にはメラメラと炎が勢いよく燃えている。
「・・・みんな、まずはこの裏切り者からだ!」
その場がめでたく(?)のろけ人間の墓場となったのは言うまでもない・・・
「デンの奴、まさか彼女がいたとは・・・」
ダン達の心はもはや一つであった。
『彼女持ち 有無を言わさず ぶちのめす』を合言葉に各学年に赴いた・・・
まずは一年・・・
「ねえ、今日私の家、誰もいないの。うち・・・こない?」
なんで小学一年を置いて親がいないのかは秘密だ。
しかも小学生の会話じゃない・・・
「そうだね、いいよ。今日はホワイトクリスマスだ・・・」
ほのぼの(?)としたこの光景。まさかこれから何か起こると思わなかっただろう。
この学校で雪を降らすのは至難の技だと思うが・・・
「いたぞ、早速一つ目のカップル発見。これから行動に移す」
ダン達一行は一年のカップルに近づいた。
「おい、そこの一年カップル。誰の断わりを得て付き合ってるんだ?そんな輩は・・・おしおきだべ〜!!」
まるで『どくろべえ』のようにお仕置きを食らわすダン一行。
そういう事を繰り返していくうちに、当然学校中に広まる。
そしてこの事に一番敏感に感じ取ったのはフェイだった。
「ねえ、聞いた?また発生したらしいわよ、あの集団。毎年飽きもせずよくやるわよね」
もう慣れたのか全く動じていない。
「ちょっと聞いていいかな?その集団ってなんなの?」
六年の女生徒が話してる中に入っていくフェイ。
「あ、フェイくん。あの集団?毎年この日になると必ず出てくるのよ、カップル潰し。自分達が一人で寂しいのを棚に上げて、カップルのいる男子生徒をたこ殴りしてるみたいなの」
「・・・・・・」
ダッ!
フェイは急いでその場から走り去る。
「あ、フェイくん?どこ行くの・・・・?」
その声はフェイの耳には届いてなかった・・・
四年の教室・・・
ダン達の集団はキリがないということで二つのグループに分かれたらしい。
「・・・で、どうかな、OKしてくれるかな?」
「・・・はい、わかりました。」
またここにも一つのカップルが出来あがったようだ。
一人は奇麗な銀髪で青い服を着ている。聖職者に見える。
告白された女のこの方は見事なまでの縦ロール。
「発見!観念しろ!誰に断わって付き合う!おしおきだ!」
と、ここまでは今までと全く変わってないのだが、ここからが違っていた。
パンパンパン!銃声・・・
そしてその場の重力の大きな変化・・・
使われた銃はエーテルガン、重力変化はある機械からのグラビトン砲。
「何が悪いんですか?あなた達には関係ないでしょう」
「それでも何か文句があるなら相手になります」
五年生のビリーと四年の風紀委員のマリアであった。
「君達か、例の集団ってのは」
「風紀委員として見過ごすわけにはいきません。覚悟してください」
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
・・・・・・・・・こうして二つのグループのうち一つが消滅。
そんな事もつゆ知らず、五年に向かった集団本隊。
こっちはなんの問題も無く実行されていた。
お仕置きをするとき抵抗されて、返り討ちになった者もいるらしく、わずかに人数が減っている。
「そこの集団、ちょっと待てよ!」
いつも通りにカップル撃退をしている時、ある人物が現れた。
誰ともいわずフェイだ。
「誰だ、お前は・・・ふ〜ん、お前があの転校生か。どうだ?オイラ達のグループに入らないか?悪い条件じゃないと思うけど・・・」
「・・・悪い」
「?・・・なんだって?」
「お前達のしてる事は悪いことだって言ってんだ!」
「なんだと?オイラ達のしてる事は悪い事だって?」
いや、どう考えたって悪い事だと思うが・・・
「なぜ・・・なぜ人の幸福を素直に祝福してあげないんだ!お前達にも愛すべき人がいるだろ!?」
うぐぅ・・・自分で書いてて馬鹿みたいだ。
「なにわけわかんないこといってんだ!外に出ろ、勝負だ!」
小学校運動場・・・
ヒュ〜・・・
気分によって気候が変わるこの学校。こういう状態なので当然いい天気ではない。
「いいか、ルールは簡単だ。参ったというか、気絶した方の負けだ。いいな!」
やる気満万のダン。それに引き換えフェイの方は・・・
「なぜだ、なぜ俺達が戦わなければならないんだ!仲良くしようじゃないか。話し合えばきっと分かり合えるはずだ。それをなぜしない!」
「お前に答える義理は無い・・・いくぞ!」
「やめ・・・」
「そこまでだ!」
辺りに大きな声がした。
声の主・・・それはゼノ小の副生徒会長のドミニアだった。
「何をしている、お前達。時間を考えろ。今何時だと思ってるんだ。早く家に帰るんだ」
そういう問題じゃないような気がするんだけど、ドミニアさん・・・
「それでもオイラはこいつと決着をつけなきゃいけないんだ!どうしても・・・」
こぶしをフェイに向けて、ダンは語る。
ダンの手を静かに押さえる別の手があった。
ミドリの手だ・・・
「もういい、もういいの、ダン・・・あなたはよくやったわ。だから、もう・・・」
・・・ダンは泣き崩れていた。そしてフェイの頬にも涙が流れていた。
この後、何事もなかったように時は過ぎていった。
こうして<今年の>騒動は幕を閉じた。
ところでマリア達にお仕置きされていた第二グループは次の日に体育館の倉庫で見つかったそうな・・・
彼等の話によると殴られたりしなかったが、それに近い恐怖を感じたそうな・・・
クリスマスは一般的に冬休みなのだが、気にしないように。
ちなみに今回は何を書いたのか全くわからなかった。(爆)
書いてる自分が馬鹿みたいに感じたし・・・
なんか目的を持って書くのは苦手らしい。
季節ネタは書かないことにします。書いても面白くないし。
次回は・・・思いついた事書くから題名無し・・・