(内容) M31アンドロメダ銀河 M31アンドロメダ銀河 M104ソンブレロ銀河 M101銀河 M83銀河 M51子持ち銀河 衝突する銀河 車輪銀河 銀河系の中心方向 天の川と流星群 深宇宙の銀河群 星座の中のM31 (ナレーション) 「我々の太陽系は、銀河系と呼ばれる星の大集団の中にあります。宇宙には同じような大集団がたくさんあり、それらは銀河と呼ばれています。」 |
(解説) 銀河系の中心は、いて座の方向にあります。夏の夜空で、天の川がひときわ太く濃い部分です。銀河面(ドラ焼きの合わせ目に当たる部分)にはチリや低温のガスなど光を吸収する物質も多いため、天の川は2すじに分かれて見えます。 銀河は恒星やチリ、ガスなどが重力で引き合ってまとまっているものですが、銀河どうしも重力で引き合い、「銀河団」と呼ばれる集団を作っています。我々は「局所銀河団」と呼ばれる集団にいます。 銀河と銀河の衝突も珍しいことではないようです。銀河は天体の集団とはいえ「隙間」が多いので互いにすり抜けて行くのですが、それぞれの天体の重力によって形が大きく乱れます。「車輪銀河」はそのような衝突の結果としてできたものと考えられています。我々の銀河系も、今から数十億年後にM31と衝突すると予測されています。 「深宇宙の銀河群」は、ハッブル宇宙望遠鏡が10日ほどかけて撮影したもので、この中には約100億光年彼方の銀河も写っているものと考えられています。このことは、宇宙にはたくさん銀河があることのほか、かなり早い時期(おそらく宇宙が始まって10億年ぐらい後)にはすでに銀河が存在したことを示しています。 「M××」は「メシエ番号」と呼ばれるものです。18世紀フランスの天文学者メシエがつけた整理番号ですが、彼の目的は彗星発見でした。彗星は銀河や散光星雲と同様にぼやけて見えるため、まぎらわしい天体をあらかじめリストアップしたのです。 |
(用語集へ) 銀河、銀河系、恒星、光年、銀河団、ハッブル宇宙望遠鏡、メシエ |